米粉のGI値は高い?低い?|小麦粉との比較と血糖値を上げにくい食べ方まとめ

米粉

「米粉はグルテンフリーだから体にいいはず……でもGI値は高いの?」と気になっていませんか。結論から言うと、米粉のGI値は小麦粉と大きくは変わらないものの、調理法や食べ合わせ次第で血糖値への影響をゆるやかにすることは十分可能です。

グルテンフリー生活を始めると、小麦粉の代わりに米粉を使う場面が増えますよね。そのときに「せっかく小麦をやめたのに、血糖値が上がりやすかったら意味がないのでは?」と不安になる方も少なくありません。この記事では、米粉のGI値を正しく理解しながら、グルテンフリーと血糖値コントロールを両立するための具体的な方法をお伝えします。

この記事でわかること:

  • 米粉・小麦粉・白米のGI値の正確な比較
  • 米粉のGI値を下げる調理テクニックと食材の組み合わせ
  • 製品タイプ別(パン・麺・スイーツ)の選び方とおすすめ商品
  • 外食やコンビニでの実践的な活用法

※本記事は食品選びの参考情報としてまとめています。個別の食事療法や血糖値管理については、かかりつけ医や管理栄養士にご相談ください。

目次

米粉のGI値はどのくらい?|小麦粉・白米と並べて比較してわかること

米粉

そもそもGI値とは?グルテンフリー生活で知っておきたい基本

GI値(グリセミック・インデックス)とは、食品を食べたあとにどれくらいのスピードで血糖値が上がるかを示す指標です。ブドウ糖を100として、70以上が高GI、56〜69が中GI、55以下が低GIと分類されます。GI値が低い食品ほど血糖値の上昇がゆるやかで、食後の眠気や空腹感が出にくいと言われています。

グルテンフリー生活では「小麦を避ける」ことに意識が集中しがちですが、代わりに使う米粉のGI値を把握しておくと、食品選びの精度がぐんと上がります。ラベルの原材料欄で「米粉」と書いてあっても、加工方法や配合によってGI値は変わるため、基本の数値を知っておくことが大切です。

米粉のGI値は85〜95|「高GI食品」に分類される現実

米粉そのもののGI値は、精製度や品種によって異なりますが、おおむね85〜95の範囲に入ります。これは「高GI食品」にあたり、食べ方を工夫しないと血糖値が急上昇しやすい食材です。うるち米の米粉はGI値85前後、もち米由来の白玉粉やもち粉はさらに高く90〜95になります。

「米粉は低GI」と紹介しているサイトもありますが、これは米粉単体の数値ではなく、食物繊維やたんぱく質を加えた「製品」のGI値であることが多いです。パッケージだけで判断せず、原材料欄で米粉以外に何が入っているかを確認しましょう。たとえば「みたけ食品」の米粉は国産うるち米100%で、余計な添加物がないため品質は安心ですが、GI値を下げたいなら食べ合わせの工夫が必要です。

小麦粉・白米・米粉を並べたGI値比較|数字で見ると差は小さい

食品 GI値(目安) GI分類 グルテン
米粉(うるち米) 85前後 高GI なし
薄力粉(小麦粉) 60前後 中GI あり
強力粉(小麦粉) 55前後 中GI あり
白米(炊飯) 88 高GI なし
玄米粉 55前後 低GI なし
食パン(小麦) 95 高GI あり
米粉パン 88〜100 高GI なし

※グルテンフリー大図鑑調べ。GI値は測定条件・製品により変動します。

表を見ると、意外にも小麦粉(薄力粉・強力粉)のGI値は60前後で中GI。一方、米粉は85前後と高GIです。「グルテンフリー=低GI」ではないことがわかります。ただし、小麦の食パンはGI値95と跳ね上がるため、「パンとして比較すれば」米粉パンと大差ありません。大切なのは、粉の状態と加工後の状態を分けて考えることです。

📌 この章のポイント

米粉のGI値は85前後で高GI食品に該当します。「米粉=低GI」は誤解であることが多く、GI値を下げたい場合は玄米粉への置き換えや食べ合わせの工夫が鍵になります。グルテンフリーかどうかとGI値は別の話なので、両方を意識して食品を選びましょう。

米粉のGI値が「高い」と言われる理由と「低い」と言われる理由

米粉のGI値が高くなる要因|でんぷんの構造がカギを握る

米粉のGI値が高い最大の理由は、米に含まれるでんぷんの構造にあります。米のでんぷんには「アミロース」と「アミロペクチン」の2種類があり、アミロペクチンの比率が高いほど消化・吸収が速く、GI値も上がります。もち米はアミロペクチンがほぼ100%なのでGI値90〜95、うるち米はアミロースを20%前後含むためGI値85前後に落ち着きます。

さらに、米粉は粒子が細かく製粉されているため、炊いたご飯よりも消化が速い傾向があります。製菓用の微粒子米粉は口溶けが良い反面、血糖値への影響も出やすいのです。「波里」の米粉のように製菓用と料理用で粒度が異なる商品は、パッケージの用途表記で確認できます。料理用のやや粗い粒子のほうが、血糖値の面ではゆるやかです。

「米粉は低GI」説はどこから来た?|混同されやすい3つのポイント

ネット上で「米粉は低GI」と言われる背景には、3つの混同があります。1つ目は、玄米粉(GI値55前後)と白米の米粉(GI値85前後)をまとめて「米粉」と呼んでいるケース。2つ目は、食物繊維やたんぱく質を配合した「低GIミックス粉」のデータを米粉単体と混同しているケース。3つ目は、GL値(グリセミック・ロード=GI値×糖質量÷100)との混同です。

GL値で見ると、1食あたりの米粉使用量が少ない料理(天ぷら衣、とろみづけなど)は血糖値への影響が小さくなります。たとえば天ぷら1食分に使う米粉は約15gで、GL値は10程度。これは「低GL」に該当します。ラベル確認では、原材料の最初に「米粉」が来ている商品ほど米粉の配合率が高いので、GI値への影響も大きくなります。

実は意外と知られていない「冷やすとGI値が下がる」メカニズム

米粉を使った食品も、冷やすとGI値が下がることをご存じでしょうか。これは「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」が関係しています。加熱したでんぷんを冷やすと、一部が再結晶化してレジスタントスターチに変わり、消化・吸収が遅くなるのです。

白米を冷やしたおにぎりのGI値が炊きたてご飯より低くなることは研究で確認されていますが、同じ原理が米粉製品にも当てはまります。米粉パンをトーストせずにそのまま食べる、米粉の冷製パスタにする、といった工夫で、同じ食品でもGI値への影響を抑えられます。「タイナイ」の米粉パンは冷凍保存が推奨されているので、自然解凍でそのまま食べるのも手です。

⚠️ 確認しておきたいこと

「米粉=低GI」と書かれた情報を見たら、それが米粉単体の話なのか、配合製品の話なのかを確認しましょう。原材料欄に「米粉、食物繊維、大豆たんぱく」などと書いてある場合、GI値が下がっているのは米粉のおかげではなく、配合成分のおかげです。

米粉のGI値を下げる食べ方|調理法と組み合わせで血糖値の上がり方は変わる

食物繊維をプラスして米粉のGI値をコントロールする方法

米粉料理に食物繊維が豊富な食材を組み合わせると、食事全体のGI値を下げることができます。食物繊維は糖質の吸収を遅らせる働きがあるため、米粉のでんぷんによる血糖値の急上昇を抑えてくれます。

具体的には、米粉パンにアボカド(食物繊維1個あたり約7g)をのせる、米粉のお好み焼きにキャベツをたっぷり入れる、米粉パスタにきのこソースを合わせる、といった食べ方がおすすめです。「ニップン」の米粉パンケーキミックスで焼いたパンケーキも、バナナ(食物繊維1本あたり約1.1g)と一緒に食べれば、GI値の影響をゆるやかにできます。注意点として、ドライフルーツは食物繊維を含みますが糖質も高いため、入れすぎると逆効果になることがあります。

たんぱく質・脂質を先に食べる「食べ順」で米粉のGI値対策

食べる順番を変えるだけで、同じ米粉料理でも血糖値の上がり方が変わります。たんぱく質や脂質を先に食べると、胃の中で食べ物がゆっくり消化されるため、あとから食べた糖質の吸収もゆるやかになるのです。

米粉パンを食べるときは、まず卵やチーズなどのたんぱく質を食べてからパンを食べる。米粉の天ぷらなら、サラダや味噌汁を先に済ませてから天ぷらに手をつける。こうした食べ順の工夫は、特別な食材を買い足す必要がなく、今日からすぐに実践できます。「グルテンフリーだから」と米粉パンだけで食事を済ませると、血糖値が急上昇しやすいので、必ずおかずと一緒にバランスよく食べましょう。

玄米粉・アーモンド粉への置き換えで米粉のGI値問題を根本解決

GI値をしっかり下げたい場合は、白米の米粉を玄米粉やアーモンド粉に一部置き換える方法が効果的です。玄米粉はGI値55前後で低GI食品にあたり、米粉と同じグルテンフリーでありながら食物繊維やミネラルも豊富です。アーモンド粉はGI値25前後とさらに低く、糖質制限中の方にも人気があります。

おすすめは、米粉の半量を玄米粉に置き換える方法です。「オーサワジャパン」の有機玄米粉は、パンケーキやクッキーに使いやすい粒度で、グルテンフリー表記もあります。アーモンド粉では「富澤商店」のアーモンドプードルが手に入りやすく、米粉と半量ずつ混ぜるとGI値を大幅に下げながらコクのある味わいに仕上がります。ただし、アーモンドはナッツアレルギーの方には使えないため、アレルギー表示欄を必ず確認してください。

💡 おすすめの代替品

オーサワジャパン 有機玄米粉:GI値55前後、グルテンフリー。パンケーキやお菓子に使いやすい
富澤商店 アーモンドプードル:GI値25前後、コクが出る。米粉と半量ずつのブレンドがおすすめ
波里 お米の粉(料理用):米粉のまま使いたい方に。粗めの粒子で比較的GI値の影響がゆるやか

「米粉=ヘルシー」と信じてドカ食い|GI値を見落とした失敗パターン

グルテンフリーの米粉スイーツを「ヘルシーだから」とたくさん食べてしまい、食後に強い眠気やだるさを感じた——これはGI値を意識していなかったときに起こりやすい失敗です。米粉のGI値は85前後と高GIなので、量を食べれば血糖値は急上昇します。

対策はシンプルで、1食あたりの米粉製品の量を意識することです。米粉パンなら1枚(約60g)、米粉スイーツなら小ぶりのもの1個を目安に、おかずやサラダと合わせてバランスをとりましょう。「グルテンフリー=いくら食べてもOK」ではないことを覚えておくだけで、血糖値の乱高下を防げます。

米粉パン・米粉麺・米粉スイーツ|製品タイプ別のGI値と賢い選び方

米粉

米粉パンのGI値は88〜100|選ぶときに見るべきラベルのポイント

米粉パンのGI値は88〜100と幅がありますが、この差は米粉以外の配合成分によるものです。米粉100%のパンはGI値が高くなりやすく、大豆粉や食物繊維(サイリウムハスクなど)が配合されたものはGI値が抑えられます。

選ぶときは、原材料欄の2番目以降に「大豆粉」「食物繊維」「こんにゃく粉」などが入っている商品を探しましょう。「タイナイ」の米粉食パンは米粉主体で味のバランスが良く、グルテンフリーの定番です。血糖値が気になる方は「日本ハム」の「みんなの食卓」シリーズなど、たんぱく質も一緒にとれるおかずパンタイプもおすすめです。同一ラインで小麦を扱っている工場の製品もあるため、重度のアレルギーがある場合はコンタミネーション表示も確認してください。

米粉麺(フォー・ビーフン)のGI値と食べ方のコツ

米粉麺のGI値は、製品によって58〜80と幅があります。ビーフンはGI値58前後で中GI、フォーは65前後です。小麦のうどん(GI値85)やそうめん(GI値80)と比べると、米粉麺のほうがGI値は低い傾向にあります。

これは麺の製法に関係しています。ビーフンは一度蒸してから乾燥させるため、レジスタントスターチが生成されやすく、GI値が下がります。「ケンミン」のビーフンは国内シェアトップで、原材料は米のみ。グルテンフリーで安心して使えます。フォーは「アオザイ」ブランドのものがスーパーでも手に入りやすいです。注意点として、焼きビーフンにする場合は油と野菜を一緒に炒めることでGI値対策になりますが、味付けにオイスターソースを使うと小麦が含まれていることがあるため、グルテンフリーの調味料を選びましょう。

米粉スイーツのGI値|砂糖の種類で大きく変わる

米粉スイーツのGI値は、米粉だけでなく一緒に使う砂糖の種類に大きく左右されます。上白糖のGI値は109、きび砂糖は93、ココナッツシュガーは35です。同じ米粉クッキーでも、ココナッツシュガーを使えばGI値をかなり抑えられます。

市販の米粉スイーツを選ぶときは、甘味料の種類をラベルで確認しましょう。「辻口博啓」監修の「コメル」シリーズは米粉スイーツの専門ブランドで、素材にこだわったラインナップが揃っています。手作りする場合は、「パルスイート」などの低GI甘味料に置き換えることもできますが、焼き上がりの食感が変わることがあるため、最初は砂糖の半量だけ置き換えて試すのがおすすめです。隠れグルテンとして、ベーキングパウダーに小麦由来のでんぷんが含まれることがあるので、「ラムフォード」のアルミニウムフリー・グルテンフリーのベーキングパウダーを選ぶと安心です。

🔍 要チェック(製品により異なる)

  • ベーキングパウダー:小麦由来でんぷん使用のものがある。「ラムフォード」はGFで安心
  • オイスターソース:小麦を含む製品が多い。「ユウキ食品」の化学調味料無添加タイプはGF
  • バニラエッセンス:まれにアルコール抽出で小麦由来成分を含む。原材料欄を要確認

グルテンフリーで米粉のGI値も意識したい人におすすめの商品5選

低GIを実現した米粉ミックス粉|「熊本製粉」と「みたけ食品」を比較

GI値を下げる成分があらかじめ配合されたミックス粉は、計量の手間なく低GI×グルテンフリーを実現できる便利なアイテムです。「熊本製粉」のグルテンフリーパン用ミックス粉は、米粉にでん粉と増粘剤を配合し、ホームベーカリーで手軽に米粉パンが焼けます。1斤あたり約400円で、スーパーでも入手しやすいのがメリットです。

一方、「みたけ食品」の米粉パウダーは米粉100%のシンプルな製品で、自分でアレンジがしやすい点が魅力です。GI値を下げたいなら、みたけの米粉にサイリウムハスク(オオバコ)を小さじ1加えると食物繊維がプラスされて効果的です。どちらも原材料欄に小麦の記載はなく、グルテンフリー対応ですが、コンタミネーション表示は製品ロットにより異なるため、重度のアレルギーがある方はメーカーに直接問い合わせるのが確実です。

通販で買える低GI米粉パン3選|成分表示の読み方も解説

通販で購入できる米粉パンの中から、GI値を意識した商品を3つ紹介します。まず「タイナイ」の米粉食パンは、新潟県産米粉100%使用で、冷凍配送のため添加物が少なく済んでいます。価格は1斤約500円。GI値を下げるには、解凍後にトーストせずにそのまま食べるか、具材たっぷりのサンドイッチにするのがおすすめです。

2つ目は「コメノパンヤ」の玄米粉パン。玄米粉を使っているためGI値は白米の米粉パンより低めで、ビタミンB群や食物繊維も摂取できます。3つ目は「田んぼのパン工房 虹の穂」の米粉パン。こちらはアレルギー対応に特化した工房で、小麦・卵・乳不使用のラインナップがあります。成分表示を読むときは、「原材料名」の先頭に何が書いてあるかをチェック。先頭が「米粉」なら米粉が主原料、「でん粉」や「砂糖」が先に来ていたら、米粉の割合は少ないということです。

スーパーで手に入るグルテンフリー×低GI食品|米粉以外の選択肢も

米粉のGI値が気になるなら、スーパーで買えるグルテンフリー×低GI食品も選択肢に入れましょう。そば粉(GI値50前後)は低GI×グルテンフリーの代表格ですが、市販のそばは小麦粉とブレンドされていることがほとんどなので、「十割そば」を選ぶのが鉄則です。「滝沢更科」の十割そばは乾麺でストックしやすく便利です。

もう一つのおすすめはオートミール(GI値55前後)。最近はグルテンフリー認証を取得した製品も増えており、「ボブズレッドミル」のグルテンフリーオートミールは専用ラインで製造されているためコンタミの心配がありません。米粉パンの代わりに朝食をオートミールに置き換えるだけで、GI値を大幅に下げることができます。ただし、オートミールはオーツ麦が原料で、セリアック病の方の中にはオーツ麦にも反応する方がいるため、主治医に確認してから取り入れてください。

🏷️ ラベルで確認すべき表示

【GI値が気になるときのラベルチェック3ステップ】
・原材料名の先頭:米粉の配合率を判断(先頭=最も多い原料)
・食物繊維・たんぱく質の配合:これらが入っていればGI値が下がる可能性あり
・砂糖の種類:上白糖→きび砂糖→ココナッツシュガーの順でGI値が低い

米粉のGI値が気になるときの外食・コンビニ活用術

外食でグルテンフリー×低GIを両立する注文のコツ

外食でグルテンフリーと低GIを両立するのは簡単ではありませんが、いくつかのコツを知っておくと選択肢が広がります。まず、和食店ではお刺身定食や焼き魚定食を選び、ご飯を少なめにオーダーする方法が基本です。ご飯は米粉と同じく高GI食品ですが、おかずと一緒に食べることでGI値の影響を抑えられます。

ベトナム料理店のフォーは、米粉麺でグルテンフリー×中GI。スープに野菜やハーブがたっぷり入っているため、食物繊維も一緒に摂れます。タイ料理店のパッタイもビーフンを使っていればグルテンフリーですが、ソースに小麦由来の調味料が含まれることがあるため、注文時に「小麦アレルギーがあります」と伝えるのが安全です。注意すべき失敗例として、「米粉使用」と書かれたメニューでもつなぎに小麦粉が使われているケースがあります。特にお好み焼き店やたこ焼き店では「米粉ブレンド」であることが多いので、確認を忘れないようにしましょう。

コンビニで買える米粉のGI値を抑えたグルテンフリー食品

コンビニで手軽に買えるグルテンフリー食品のうち、GI値を意識したおすすめを紹介します。セブンイレブンの「金のおにぎり」シリーズは、具材にたんぱく質が豊富な鮭やたらこが使われており、おにぎり単体で食べるよりGI値の影響がゆるやかになります。冷たいおにぎりはレジスタントスターチが増えているため、温めずにそのまま食べるのがポイントです。

ローソンでは「ブランパン」シリーズが低GI食品として人気ですが、こちらは小麦ふすまを使用しているためグルテンフリーではありません。グルテンフリー×低GIをコンビニで実現するなら、冷たいおにぎり+サラダチキン+サラダの組み合わせが現実的です。ファミリーマートの「グリルチキン」はたんぱく質が豊富で、おにぎりの前に食べておくと血糖値の急上昇を防げます。

お弁当・旅行先での米粉のGI値対策|持ち歩きに便利なアイテム

お弁当に米粉製品を入れるときは、冷めた状態で食べることが多いため、実はGI値対策としては有利です。レジスタントスターチの効果で、温かい状態より血糖値への影響がゆるやかになります。米粉のお好み焼きや米粉のチヂミを冷ましてお弁当に入れるのは、味も食感もちょうどよい方法です。

旅行先では、携帯しやすいグルテンフリー×低GIのおやつを持参すると安心です。「アリサン」のグルテンフリーグラノーラバーや、個包装のナッツ類(くるみ・アーモンド)はGI値15〜25で、鞄に入れておけば小腹が空いたときに役立ちます。米粉せんべいは手軽ですがGI値は89前後と高いため、ナッツと交互に食べてバランスをとるとよいでしょう。旅行用にジップ付き袋で小分けにしておくと、子どもにもさっと渡せて便利です。

📌 この章のポイント

外食ではフォーやお刺身定食が◎。コンビニでは冷たいおにぎり+サラダチキン+サラダの組み合わせが現実的。お弁当や旅行には低GIナッツを常備しておくと、米粉製品のGI値を気にしすぎなくて済みます。

米粉のGI値にまつわるよくある誤解と正しい知識

「グルテンフリー=低GI」は誤解|米粉のGI値で理解するその理由

「グルテンフリー食品は体にやさしい=血糖値にもやさしい」と考えてしまいがちですが、グルテンの有無とGI値は別の指標です。グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質のことで、GI値は糖質の吸収速度を示す数値。米粉はグルテンを含まないためグルテンフリーですが、GI値は85前後と高いのです。

この誤解が広まった背景には、グルテンフリー食品を販売するメーカーのマーケティングも影響しています。パッケージに「グルテンフリー」「ヘルシー」と書かれていると、全面的に健康的だと感じてしまうのは自然な心理です。大切なのは、「グルテンフリーかどうか」と「GI値が低いかどうか」を分けて判断すること。ラベルの「栄養成分表示」で炭水化物量や食物繊維量を確認する習慣をつけましょう。

「米粉は小麦粉より太らない」説の真偽|カロリーとGI値の関係

米粉と薄力粉のカロリーは100gあたりほぼ同じ(米粉約362kcal、薄力粉約367kcal)です。「米粉のほうが太らない」という説は、米粉が油を吸いにくい性質から来ています。天ぷらやから揚げの衣に米粉を使うと、小麦粉より油の吸収率が約20%低くなり、結果的にカロリーが下がるのです。

ただし、GI値の観点では米粉のほうが高いため、血糖値が上がりやすく、インスリンの分泌が促されやすいという側面があります。インスリンは脂肪の蓄積を促すホルモンでもあるため、GI値を無視して「米粉だから安心」と食べすぎると、カロリーは低くてもGI値の影響で太りやすくなる可能性があります。ダイエット目的で米粉を使う場合は、カロリーだけでなくGI値にも目を向けることが大切です。

子どもの食事に米粉を使うときのGI値の考え方

子どもの食事にグルテンフリーの米粉を使いたいけれど、GI値が気になる——そんな方もいらっしゃるでしょう。子どもは大人と比べて活動量が多く、エネルギーを素早く消費するため、高GI食品が必ずしもNGというわけではありません。むしろ、成長期に必要なエネルギーを効率よく補給できるという見方もあります。

ただし、食後に極端に眠くなる、集中力が続かないといった様子がある場合は、GI値を意識してみる価値があります。米粉パンにピーナッツバター(小麦不使用のもの)を塗る、米粉のおやきに野菜をたっぷり入れるなど、たんぱく質や食物繊維をプラスする工夫で、血糖値の急上昇を和らげることができます。「スマッカーズ」の天然ピーナッツバターは原材料がピーナッツのみで、グルテンフリー。子どもにも食べやすい味です。

✅ 正しい理解

  • グルテンフリーとGI値は別の指標
  • 米粉のGI値は85前後で高GI
  • 食べ合わせや調理法でGI値対策は可能
  • 玄米粉はGI値55前後で低GI
❌ よくある誤解

  • グルテンフリー=低GI
  • 米粉は小麦粉より太らない
  • 米粉ならいくら食べても血糖値は上がらない
  • 子どもに高GI食品は絶対NG

まとめ|米粉のGI値を正しく知れば、グルテンフリー生活はもっと安心できる

米粉のGI値は85前後で、高GI食品に分類されます。「グルテンフリー=低GI」ではないという事実は、知っておくだけで食品選びの精度が大きく変わるポイントです。とはいえ、米粉がグルテンフリーで安心して使える食材であることに変わりはなく、GI値は食べ方や組み合わせの工夫で十分にコントロールできます。大切なのは「米粉をやめる」ことではなく、「米粉の特性を理解して上手に付き合う」ことです。

この記事のポイントをおさらいしましょう:

  • 米粉のGI値は85前後。小麦粉(薄力粉60・強力粉55)より高く、白米(88)と同程度
  • 「米粉=低GI」説は、玄米粉や配合製品との混同から生まれた誤解が多い
  • 食物繊維やたんぱく質と組み合わせる、食べ順を工夫する、冷やして食べるなどの方法でGI値対策は可能
  • 米粉パン(GI値88〜100)、ビーフン(GI値58)、フォー(GI値65)と、製品タイプでGI値は大きく異なる
  • 玄米粉(GI値55)やアーモンド粉(GI値25)への部分置き換えも効果的
  • 外食ではフォーや和食定食を選び、コンビニでは冷おにぎり+たんぱく質の組み合わせが現実的
  • グルテンフリーかどうかとGI値は別指標。両方をラベルで確認する習慣が食品選びの質を上げる

まずは、いつも買っている米粉製品のパッケージ裏を見てみてください。原材料欄に食物繊維やたんぱく質が配合されていれば、すでにGI値対策ができている製品かもしれません。そうでなければ、次の買い物で玄米粉やサイリウムハスクを1つカゴに追加してみる——それだけで、グルテンフリー生活の「血糖値」という小さな不安が、ぐっと軽くなるはずです。

完璧を目指さなくて大丈夫。
「グルテンフリー」と「GI値」、2つの軸を知っているだけで、
毎日の食品選びはずっとラクになります。

【免責事項】
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
※原材料や製造ラインの状況は商品ごとに異なり、変更される場合もあります。
※アレルギーの程度には個人差がありますので、必ずご自身で最新の成分表示を確認するか、主治医にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社てまひま
・飲食店経営
・グルテンフリー事業

コメント

コメントする

目次