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米粉と小麦粉のカロリー比較|糖質・GI値・ダイエット効果を徹底解説

お米
目次

米粉と小麦粉のカロリーはどっちが高い?【結論:ほぼ同じ】

「米粉の方がヘルシーでしょ?」「グルテンフリーだからカロリーも低いはず」と思っている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、米粉と小麦粉のカロリーはほとんど変わりません。むしろ、数値だけ見ると米粉の方がやや高めです。

この記事では、米粉と小麦粉のカロリー・糖質・栄養成分を徹底比較し、ダイエットや健康面でどちらを選ぶべきかを詳しく解説します。「米粉に変えれば痩せる」という誤解を解きながら、米粉ならではのメリットもお伝えしていきます。

📌 この記事でわかること

  • 米粉と小麦粉の100gあたりのカロリー・糖質比較
  • パンにした場合のカロリーの違い
  • GI値と血糖値への影響の差
  • 米粉がダイエットに良いと言われる本当の理由

100gあたりのカロリーを比較してみよう

まずは、米粉と小麦粉の100gあたりのカロリーを見てみましょう。

粉の種類 カロリー(100gあたり)
米粉 356kcal
薄力粉 349kcal
中力粉 337kcal
強力粉 337kcal

ご覧の通り、米粉は356kcalで、実は小麦粉よりもやや高めのカロリーです。「米粉=低カロリー」というイメージを持っていた方には意外かもしれません。この差は、米粉の方が水分量が少なく、栄養成分が凝縮されていることが原因です。

糖質はどちらが高い?

ダイエットを気にする方にとって、カロリーと同じくらい気になるのが糖質ですよね。100gあたりの糖質を比較してみましょう。

粉の種類 糖質(100gあたり)
米粉 81.3g
薄力粉 73.3g
中力粉 72.3g
強力粉 69.0g

糖質についても、米粉の方が小麦粉より高いという結果になっています。米粉81.3gに対し、薄力粉は73.3g、強力粉は69.0gです。糖質制限ダイエットをしている方にとっては、米粉に置き換えるだけでは糖質カットにはならないことを覚えておきましょう。

「米粉=ヘルシー」は誤解?

カロリーも糖質も米粉の方が高いのに、なぜ「米粉はヘルシー」というイメージがあるのでしょうか。その理由はいくつかあります。

まず、グルテンフリーであること。小麦アレルギーの方やグルテン過敏症の方にとって、米粉は安心して食べられる食材です。また、グルテンフリー食が健康的だというイメージが広まり、米粉=ヘルシーという印象につながっている面があります。

次に、油の吸収率が低いこと。揚げ物に使った場合、米粉は小麦粉より油を吸いにくいため、結果的にカロリーを抑えられます。この点は後ほど詳しく解説します。

数字だけで判断しないことが大切

カロリーや糖質の数字だけを見ると「米粉は小麦粉よりカロリーが高いから避けるべき?」と思うかもしれません。しかし、食品の健康度は単純なカロリー比較だけでは測れません

米粉には、血糖値の上昇を穏やかにする性質や、必須アミノ酸のバランスが良いといったメリットがあります。また、調理法によっては米粉の方がカロリーを抑えられる場合もあります。この記事で詳しく見ていきましょう。

この記事を読む前に知っておいてほしいこと

カロリーや糖質の数値は、製品や測定方法によって若干異なる場合があります。本記事では日本食品標準成分表などの一般的なデータを基に解説していますが、実際に購入する際は商品パッケージの栄養成分表示を確認してください。

また、ダイエットや健康管理は個人の体質や生活習慣によって最適な方法が異なります。持病のある方や特定の食事療法が必要な方は、医師や管理栄養士にご相談ください。

米粉と小麦粉の栄養成分を徹底比較

米粉

カロリーと糖質だけでなく、その他の栄養成分も比較してみましょう。意外な違いが見えてきます。

たんぱく質・脂質・炭水化物の比較

三大栄養素である、たんぱく質・脂質・炭水化物を比較してみます。

項目 米粉 薄力粉
カロリー 356kcal 349kcal
たんぱく質 6.0g 8.3g
脂質 0.7g 1.5g
炭水化物 81.9g 75.8g

たんぱく質は小麦粉の方が多く、脂質は米粉の方が少ないことがわかります。炭水化物(糖質+食物繊維)は米粉の方が多めです。全体的に見ると、大きな差はないものの、それぞれに特徴があるということがわかります。

アミノ酸スコアは米粉が優秀

たんぱく質の量は小麦粉の方が多いですが、たんぱく質の「質」を示すアミノ酸スコアは米粉の方が優れています

📌 アミノ酸スコアとは

食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを数値化したもの。100に近いほど、体内で効率よく利用できる良質なたんぱく質と言えます。

米粉のアミノ酸スコア:65
小麦粉のアミノ酸スコア:38〜44

米粉は必須アミノ酸、特にリジンを多く含んでおり、アミノ酸バランスが良いのが特徴です。たんぱく質の量では小麦粉に負けますが、質では米粉が勝っていると言えるでしょう。

ビタミン・ミネラルの違い

ビタミンやミネラルについても違いがあります。

米粉に多い栄養素

  • ビタミンB1:糖質の代謝を助ける
  • ビタミンB6:たんぱく質の代謝に関与
  • マグネシウム:骨や歯の形成、筋肉の働きに必要
  • カリウム:むくみ予防に効果的

小麦粉に多い栄養素

  • ビタミンE:抗酸化作用がある
  • 亜鉛:免疫機能や味覚に関与

どちらが優れているというわけではなく、それぞれ異なる栄養素を持っています。バランスの良い食生活のためには、どちらか一方に偏らず、両方を上手に取り入れることが大切です。

食物繊維は意外と少ない

米粉も小麦粉も、食物繊維の含有量は多くありません。米粉100gあたりの食物繊維は約0.6g、薄力粉は約2.5gです。食物繊維を摂りたい場合は、野菜や豆類など他の食品で補う必要があります。

食物繊維を重視するなら、精製された白い粉よりも、玄米粉や全粒粉を選ぶという方法もあります。ただし、これらは風味や食感が異なるため、料理によって使い分けるのがおすすめです。

グルテンの有無が最大の違い

栄養成分以外で最も大きな違いは、グルテンの有無です。小麦粉にはグルテン(グリアジンとグルテニン)が含まれていますが、米粉には含まれていません。

グルテンはパンのふわふわ感や麺のコシを生み出す成分ですが、小麦アレルギーやセリアック病、グルテン過敏症の方にとっては避けるべき成分です。米粉はこれらの方にとって安心して食べられる代替食材となります。

米粉と小麦粉のGI値と血糖値への影響

ダイエットや健康管理で注目されているのがGI値(グリセミック・インデックス)です。米粉と小麦粉ではGI値にどのような違いがあるのでしょうか。

GI値とは何か?

GI値とは、食後の血糖値の上昇スピードを数値化したものです。GI値が高い食品を食べると血糖値が急激に上がり、低い食品を食べると緩やかに上がります。

📌 GI値の目安

高GI食品:70以上(血糖値が急上昇しやすい)
中GI食品:56〜69
低GI食品:55以下(血糖値が穏やかに上昇)

血糖値が急激に上がると、体は大量のインスリンを分泌して血糖値を下げようとします。このインスリンには脂肪の蓄積を促進する働きがあるため、高GI食品の摂りすぎは肥満につながりやすいとされています。

米粉と小麦粉のGI値比較

では、米粉と小麦粉のGI値を比較してみましょう。

食品 GI値
小麦粉パン 110
米粉パン 100
白米 84

小麦粉パンのGI値が110なのに対し、米粉パンは100とやや低めです。どちらも高GI食品に分類されますが、米粉の方が血糖値の上昇がわずかに穏やかだと言えます。

血糖値の急上昇がダイエットに悪い理由

血糖値が急激に上がると、体は大量のインスリンを分泌します。インスリンには以下のような作用があります。

  • 脂肪の合成を促進:余ったブドウ糖を脂肪として蓄積
  • 脂肪の分解を抑制:すでに蓄積された脂肪が燃焼しにくくなる
  • 空腹感を早める:血糖値が急降下すると、すぐにお腹が空く

つまり、高GI食品を食べ続けると、太りやすく痩せにくい体質になりやすいということです。ダイエット中の方は、GI値を意識した食品選びが効果的です。

米粉のレジスタントスターチに注目

米粉にはレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が含まれています。レジスタントスターチは消化されにくいでんぷんで、以下のような効果が期待されています。

  • 血糖値の上昇を穏やかにする
  • 腸内環境を整える(食物繊維に似た働き)
  • 腹持ちが良くなる

特に、米粉を使った料理を冷ましてから食べると、レジスタントスターチの量が増えると言われています。おにぎりや冷やしうどんなど、冷たい状態で食べる料理との相性が良いでしょう。

GI値だけで判断しない

ただし、GI値だけで食品の良し悪しを判断するのは早計です。GI値は食品単体で測定された値であり、実際の食事では他の食品と一緒に食べることが多いため、血糖値への影響は変わってきます。

例えば、パンと一緒にサラダやたんぱく質を食べると、血糖値の上昇が緩やかになります。また、油や食物繊維と一緒に摂取することでもGI値の影響を抑えられます。GI値は参考程度に考え、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

米粉パンと小麦粉パンのカロリー比較

米粉

粉の状態ではカロリーに大きな差がありませんでしたが、パンにした場合はどうでしょうか。市販のパンと手作りパンの両方で比較してみます。

食パン100gあたりのカロリー

一般的な食パンのカロリーを比較してみましょう。

パンの種類 カロリー(100gあたり) 糖質(100gあたり)
小麦粉食パン 248kcal 44.3g
米粉食パン 247kcal 50.4g

パンにした場合、カロリーはほぼ同じ(差は1kcal程度)です。ただし、糖質は米粉パンの方が約6g多くなっています。糖質制限をしている方は注意が必要です。

市販の米粉パンは要チェック

市販の米粉パンを購入する際は、原材料と栄養成分表示をしっかり確認しましょう。「米粉パン」と書かれていても、実は小麦粉がメインで米粉は少量だけ、というケースもあります。

⚠️ 市販の米粉パンで確認すべきポイント

  • 原材料の最初に「米粉」と書かれているか(多い順に記載されるため)
  • 「米粉100%」「グルテンフリー」の表記があるか
  • 小麦を使った製造ラインで作られていないか

また、市販の米粉パンには風味や食感を良くするために、卵・バター・砂糖が多く使われていることがあります。この場合、カロリーは高めになるので、栄養成分表示で確認しましょう。

手作りならカロリーコントロールしやすい

手作りの米粉パンなら、材料を自分で調整できるため、カロリーや糖質をコントロールしやすいというメリットがあります。

例えば、砂糖を減らしたり、オリーブオイルを使ったり、豆乳で作ったりすることで、よりヘルシーな米粉パンを作ることができます。ホームベーカリーの米粉パンモードを使えば、初心者でも比較的簡単に焼けます。

おすすめの米粉パン用粉としては、「タイナイのお米のパン用粉」や「波里のお米の粉パン用」などがあります。これらは膨らみやすいように加工されており、失敗しにくいです。

菓子パン・惣菜パンの場合

菓子パンや惣菜パンの場合、米粉か小麦粉かよりも、トッピングや具材の影響が大きいです。クリームパンやあんぱん、カレーパンなどは、どちらの粉を使っても高カロリーになりがちです。

ダイエット中にパンを食べたい場合は、シンプルな食パンやバゲットを選び、トッピングで工夫するのがおすすめです。アボカドやサラダチキン、野菜などをのせれば、満足感がありながらカロリーを抑えられます。

パン以外の米粉製品のカロリー

パン以外にも、米粉を使った製品はたくさんあります。いくつかの製品のカロリー目安を紹介します。

  • 米粉麺(100g):約360kcal(小麦麺とほぼ同等)
  • 米粉クッキー(1枚):約50〜70kcal(レシピによる)
  • 米粉パンケーキ(1枚):約150〜200kcal(トッピング別)

いずれも小麦粉製品と大きな差はありません。米粉に変えるだけで大幅にカロリーダウンできるわけではないことを覚えておきましょう。

揚げ物で差がつく!米粉の吸油率の低さ

カロリーも糖質もほぼ同じ米粉と小麦粉ですが、揚げ物に使う場合は明確な差が出ます。ここが米粉の大きなメリットポイントです。

吸油率とは何か

吸油率とは、揚げ物をしたときに衣が吸収する油の割合のことです。吸油率が高いほど油を多く吸い、カロリーが高くなります。

米粉と小麦粉の吸油率を比較すると、以下のようになります。

✅ 米粉の吸油率

約30%弱

❌ 小麦粉の吸油率

約50%弱

つまり、米粉は小麦粉の約6割程度しか油を吸わないということです。これは揚げ物好きな方には見逃せないポイントですね。

唐揚げのカロリー差はどのくらい?

では、実際に唐揚げを作った場合、どのくらいカロリーに差が出るのでしょうか。鶏もも肉100gを使った唐揚げで概算してみます。

衣に小麦粉を使った場合と米粉を使った場合で、油の吸収量に約20%の差があるとすると、唐揚げ1人前(約150g)で20〜30kcal程度の差が出る可能性があります。

1回の食事での差は小さく見えますが、揚げ物を頻繁に食べる方にとっては積み重ねで大きな差になります。また、カロリー以外にも「胃もたれしにくい」「冷めてもサクサク」というメリットもあります。

米粉の揚げ物がサクサクになる理由

米粉で作った揚げ物がサクサクに仕上がるのは、吸油率の低さに加えて、米粉の粒子の特性が関係しています。

小麦粉は水と混ざるとグルテンを形成し、粘りのある衣になります。この衣は揚げると油を吸いやすく、時間が経つとしんなりしやすいです。一方、米粉はグルテンを形成しないため、衣が軽くサクサクに仕上がり、冷めても比較的サクサク感が持続します。

天ぷらにも米粉がおすすめ

天ぷらも米粉との相性が良い料理です。米粉を使った天ぷら衣は、薄くカリッと揚がり、素材の味を引き立てます

💡 米粉天ぷら衣の基本配合

・米粉:100g
・冷水:150ml程度
・卵:1個(省略可)

小麦粉の天ぷらと違い、「混ぜすぎない」を気にしなくてOK。ダマにもなりにくいので初心者にもおすすめです。

野菜の天ぷらは特に米粉との相性が良く、素材の甘みが引き立ちます。かき揚げも米粉で作るとカリカリに仕上がります。

フライやコロッケも米粉で

フライの衣(小麦粉→卵→パン粉)の小麦粉部分を米粉に置き換えることもできます。仕上がりはほぼ同じですが、油の吸収が抑えられるためヘルシーになります。

コロッケやメンチカツなど、揚げ物料理を日常的に作る方は、衣の粉を米粉に変えてみてはいかがでしょうか。特に「揚げ物は好きだけどカロリーが気になる」という方にはおすすめの方法です。

米粉はダイエットに向いている?向いていない?

ここまでの情報を踏まえて、「結局、米粉はダイエットに向いているの?」という疑問に答えていきます。

「米粉に変えるだけ」では痩せない

はっきり言うと、小麦粉を米粉に置き換えるだけではダイエット効果は期待できません。カロリーも糖質も小麦粉とほぼ同等か、むしろやや高いからです。

「グルテンフリー=痩せる」というイメージがありますが、これは必ずしも正しくありません。グルテンフリー食品の中にも高カロリー・高糖質のものは多くあります。米粉に変えたから安心して食べ過ぎてしまうと、逆に体重が増える可能性もあります。

米粉がダイエットに役立つケース

ただし、以下のようなケースでは米粉がダイエットに役立つ可能性があります。

💡 米粉がダイエットに役立つ場面

揚げ物をよく食べる方:吸油率の低さでカロリーカット
グルテンで体調を崩しやすい方:消化が楽になり代謝が改善する可能性
血糖値が気になる方:GI値がやや低く、血糖値の急上昇を抑えられる
腹持ちを良くしたい方:レジスタントスターチの効果で満腹感が持続

食べ過ぎに注意

米粉を使った料理やお菓子は、もちもちして美味しいため、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。「米粉だからヘルシー」と思って量を増やしてしまうと、本末転倒です。

ダイエット中は、米粉かどうかに関わらず、適量を意識することが大切です。パンなら1食1〜2枚、お菓子なら適度な量を決めて食べるようにしましょう。

組み合わせる食品を工夫する

米粉料理を食べる際は、一緒に食べる食品を工夫することでダイエット効果を高められます。

  • たんぱく質と一緒に:鶏肉、魚、卵、豆腐などと組み合わせる
  • 野菜をたっぷり:食物繊維で血糖値の上昇を穏やかに
  • 良質な油を適量:オリーブオイルやアボカドで満足感アップ

米粉パンを食べるなら、サラダやスープ、たんぱく質のおかずと一緒に食べることで、栄養バランスが整い、血糖値の急上昇も抑えられます。

運動との組み合わせが効果的

どんな食品でも同じですが、ダイエット効果を高めるには運動との組み合わせが効果的です。米粉を使った料理で摂取カロリーを少し抑えつつ、適度な運動で消費カロリーを増やすことで、健康的に痩せることができます。

食事だけでダイエットしようとすると、筋肉が落ちて基礎代謝が下がり、リバウンドしやすくなります。米粉に限らず、バランスの良い食事と適度な運動の組み合わせを心がけましょう。

米粉を選ぶメリット・デメリット

カロリーや糖質以外の観点から、米粉を選ぶメリットとデメリットを整理してみましょう。

米粉を選ぶメリット

米粉には以下のようなメリットがあります。

✅ 米粉のメリット

  • グルテンフリー:小麦アレルギーやグルテン過敏症の方も安心
  • 吸油率が低い:揚げ物がヘルシーに仕上がる
  • アミノ酸バランスが良い:良質なたんぱく質を摂取できる
  • もちもち食感:独特の美味しさが楽しめる
  • ダマになりにくい:料理初心者でも扱いやすい
  • 国産率が高い:国内生産で安定供給、食料自給率向上に貢献

米粉を選ぶデメリット

一方で、以下のようなデメリットもあります。

❌ 米粉のデメリット

  • 価格がやや高い:小麦粉より高価な場合が多い
  • パン作りが難しい:グルテンがないため膨らみにくい
  • 糖質がやや高い:糖質制限中の方は注意が必要
  • 小麦粉と同じ食感にはならない:置き換えで失敗することも

コンタミネーション(混入)に注意

小麦アレルギーの方が米粉を選ぶ際は、コンタミネーション(製造過程での小麦の混入)に注意が必要です。

🏷️ 購入時のチェックポイント

【確認すべき表示】
・「グルテンフリー」「ノングルテン」の表記
・「小麦を含む製品と同じラインで製造」の注意書き
・アレルギー物質の表示欄

厳密なグルテンフリーが必要な方は、専用ラインで製造された米粉を選びましょう。

用途によって使い分けるのがベスト

米粉と小麦粉は、どちらが優れているというわけではなく、それぞれに得意分野があります。用途によって使い分けるのが賢い選択です。

  • 揚げ物の衣:米粉がおすすめ(サクサク、ヘルシー)
  • パン作り:小麦粉が扱いやすい(米粉100%は難易度高め)
  • 蒸しパン・パンケーキ:米粉でも成功しやすい
  • とろみ付け:米粉が便利(ダマになりにくい)

価格は縮まってきている

以前は米粉の方がかなり高価でしたが、近年の輸入小麦価格の高騰により、価格差は縮まってきています。スーパーによっては、米粉と薄力粉がほぼ同じ価格で並んでいることもあります。

また、業務スーパーやネット通販では大容量でお得な米粉も販売されています。日常的に米粉を使いたい方は、まとめ買いも検討してみてください。

米粉を活用したヘルシーレシピのコツ

せっかく米粉を使うなら、よりヘルシーに調理したいですよね。カロリーや糖質を抑えながら美味しく食べるコツを紹介します。

揚げ物は米粉+片栗粉のブレンドで

唐揚げやフライをよりカリカリに仕上げたい場合は、米粉と片栗粉を1:1でブレンドするのがおすすめです。

このブレンドは吸油率がさらに低くなり、よりヘルシーに仕上がります。また、冷めてもカリカリ感が持続するので、お弁当のおかずにも最適です。「日清フーズの米粉」や「みたけ食品の米粉パウダー」と片栗粉を混ぜて使ってみてください。

砂糖を減らしても美味しいお菓子

米粉を使ったお菓子は、砂糖を減らしても米粉の自然な甘みで美味しく仕上がります。通常のレシピより砂糖を2〜3割減らしても、満足感のある甘さになることが多いです。

さらにカロリーを抑えたい場合は、砂糖の代わりに甘味料(ラカントSなど)を使う方法もあります。ただし、甘味料によっては焼き上がりの色や食感が変わることがあるので、少量から試してみてください。

野菜を混ぜ込んでボリュームアップ

米粉のパンケーキやマフィンに野菜を混ぜ込むと、ボリュームが増してカロリー密度を下げられます。

💡 混ぜ込みにおすすめの野菜

にんじん:すりおろして混ぜると甘みが出る
かぼちゃ:マッシュして加えるとしっとり
ほうれん草:ペースト状にして緑色のパンケーキに
バナナ:砂糖の代わりの甘みとして活用

とろみ付けで満足感アップ

スープやシチューのとろみ付けに米粉を使うと、満足感がアップして食べ過ぎを防げます。とろみがあると食べるスピードがゆっくりになり、満腹中枢が刺激されやすくなるからです。

市販のルウを使わず、米粉でとろみを付ければ、添加物を減らしながらグルテンフリーのシチューやカレーが作れます。玉ねぎやにんじんをたっぷり入れて、野菜の甘みを活かしましょう。

米粉スイーツは食べる量を決めて

米粉のスイーツはもちもちして美味しいですが、「ヘルシーだから」と食べ過ぎないことが大切です。あらかじめ「今日は2個まで」などとルールを決めておくと、食べ過ぎを防げます。

また、お菓子を作るときは小分けにして冷凍保存しておくと、食べ過ぎ防止になります。解凍する手間があることで、「つい手が伸びる」を防げます。

米粉とカロリーに関するよくある質問

米粉とカロリーについて、読者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 米粉を使えば糖質制限になりますか?

A. 残念ながら、米粉を使うだけでは糖質制限にはなりません。米粉100gあたりの糖質は81.3gで、薄力粉の73.3gよりもむしろ高いです。糖質制限を目的とするなら、米粉や小麦粉自体の使用量を減らすか、おからパウダーや大豆粉など低糖質の粉を検討してください。

Q. 米粉パンは毎日食べても太りませんか?

A. 米粉パンも小麦粉パンも、食べ過ぎれば太ります。100gあたりのカロリーはほぼ同じ(米粉パン247kcal、小麦粉パン248kcal)なので、「米粉だから大丈夫」と安心して量を増やすのは禁物です。1食1〜2枚程度を目安に、野菜やたんぱく質と一緒にバランス良く食べましょう。

Q. 離乳食に米粉を使うメリットは?

A. 離乳食に米粉を使うメリットは、アレルギーリスクの低さと消化の良さです。小麦は特定原材料7品目に含まれるアレルゲンですが、米はアレルギーを起こしにくい食材です。また、米粉は消化されやすく、赤ちゃんの胃腸に負担をかけにくいとされています。ただし、初めて与える際は少量から始め、アレルギー反応がないか確認してください。

Q. 米粉と片栗粉、どちらがカロリーが低い?

A. 片栗粉の方がやや高カロリーです。片栗粉100gあたり約330kcal、米粉は356kcalなので、実は米粉の方が高いです。ただし、とろみ付けや揚げ物の衣として使う量は少量なので、実際の料理ではほとんど差がありません。用途に合わせて使い分けましょう。

Q. 米粉は血糖値を上げにくいって本当?

A. 小麦粉と比較すると、米粉の方がGI値がやや低いとされています。小麦粉パンのGI値が110に対し、米粉パンは100程度です。ただし、どちらも高GI食品に分類されるため、血糖値が気になる方は食べる量を控えめにし、野菜やたんぱく質と一緒に食べることで血糖値の急上昇を抑える工夫をしましょう。

まとめ

米粉と小麦粉のカロリー・糖質・栄養成分について詳しく見てきました。最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。

📌 この記事のまとめ

  • カロリー:米粉356kcal vs 薄力粉349kcal(ほぼ同じ、米粉がやや高め)
  • 糖質:米粉81.3g vs 薄力粉73.3g(米粉の方が高い)
  • GI値:米粉パン100 vs 小麦粉パン110(米粉の方がやや低い)
  • 吸油率:米粉30%弱 vs 小麦粉50%弱(揚げ物は米粉がヘルシー)
  • アミノ酸スコア:米粉65 vs 小麦粉38〜44(米粉が優秀)
  • グルテン:米粉はグルテンフリー
項目 米粉 小麦粉
カロリー(100g) 356kcal 337〜349kcal
ダイエット向き △(揚げ物なら○)
アレルギー対応 ×

結論として、「米粉に変えるだけで痩せる」わけではありません。ただし、揚げ物に使う場合は吸油率の低さからカロリーカットが期待できます。また、グルテンフリーを必要とする方にとっては、米粉は心強い選択肢です。

大切なのは、米粉か小麦粉かという二択ではなく、用途や目的に合わせて使い分けること。揚げ物には米粉、パン作りには小麦粉(または専用の米粉)というように、それぞれの特性を活かした使い方をしましょう。

完璧を目指さなくて大丈夫。
自分に合った粉を選んで、美味しく健康的な食生活を楽しみましょう。

【免責事項】
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
※栄養成分値は目安であり、製品によって異なる場合があります。
※ダイエットや食事療法は個人の体質によって効果が異なります。持病のある方は主治医にご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社てまひま
・飲食店経営
・グルテンフリー事業

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