「のどごし生ってグルテンフリーなの?」「原材料に麦が入ってないって聞いたけど本当?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。グルテンフリー生活を送っている方にとって、コンビニやスーパーで手軽に買えるお酒の選択肢があるなら、とても嬉しいですよね。
結論から言うと、キリン「のどごし生」は原材料表示を見る限り、小麦・大麦・麦芽を使用していません。しかし、第3のビールは通常、ビールと同じ工場で製造される可能性があるため、私は「完全なグルテンフリー商品」とは言えないと考えています。
この記事では、のどごし生の原材料情報と、「グルテンフリー」と言い切れない理由を、事実ベースで徹底的に解説します。あなたのグルテンフリー生活において、のどごし生が本当に選択肢になるのか、冷静に判断する材料を提供します。
ビール・発泡酒・第3のビールの違いとグルテンの関係
まず基礎知識として、のどごし生が「第3のビール」に分類されることを理解しておきましょう。この分類の違いが、グルテンの有無を左右する重要なポイントになります。
酒税法による3つの分類
スーパーやコンビニで見かけるビール類は、酒税法という法律によって「ビール」「発泡酒」「第3のビール(その他の醸造酒)」の3つに分類されています。この分類は味やメーカーの都合ではなく、使われている原材料の種類と割合で厳密に決められています。
なぜこのような分類があるのかというと、税金の違いがあるからです。ビールは税率が高く、第3のビールは税率が低い。そのため、メーカーは税率を下げるために麦芽以外の原料を使った第3のビールを開発してきた歴史があります。
| 分類 | 麦芽の使用比率 | 使える原材料 | 税金(350ml缶) | グルテン含有 |
|---|---|---|---|---|
| ビール | 50%以上 | 麦芽、ホップ、水、副原料 | 約77円 | 含まれる |
| 発泡酒 | 50%未満 | 麦芽を使うが比率が低い | 約47円 | 含まれる |
| 第3のビール | 0%も可能 | 麦芽以外の原料でも製造可能 | 約28円 | 商品による |
この表を見ると、第3のビールだけが「麦芽を使わずに製造できる」という特徴があります。これが、のどごし生が原材料的にグルテンを含まない可能性がある理由です。価格が安いのは税金が安いためで、品質が劣るわけではありません。
ビールと発泡酒には必ずグルテンが含まれる
ビールと発泡酒には、必ず「麦芽」(大麦を発芽させたもの)が使われています。大麦にはグルテンに似た「ホルデイン」というたんぱく質が含まれているため、グルテンフリー生活を徹底している方には不向きです。
ホルデインは、小麦に含まれるグルテンとは別の物質ですが、構造が似ているため、小麦アレルギーの方の一部は大麦にも反応することがあります。そのため、グルテンフリー生活では小麦だけでなく大麦も避けるのが基本です。
🔍 グルテンとホルデインの違い
- グルテン:小麦に含まれるたんぱく質(グリアジンとグルテニンが結合)
- ホルデイン:大麦に含まれるたんぱく質(グルテンに似た構造)
- アベニン:オーツ麦に含まれるたんぱく質
- セカリン:ライ麦に含まれるたんぱく質
これらはすべて「グルテン様たんぱく質」と呼ばれ、グルテンフリー生活では避けるべき成分です。
第3のビールは商品によってグルテンの有無が異なる
第3のビールは、麦芽を使わずに製造することができます。しかし、「第3のビール=すべてグルテンフリー」ではありません。商品によっては麦芽や大麦を使っているものもあるため、必ず原材料表示を確認する必要があります。
第3のビールの製法には大きく分けて2種類あります:
- 麦芽以外の穀物を使う製法:トウモロコシ、エンドウ豆、大豆などを主原料にする
- 発泡酒に別のアルコールを混ぜる製法:発泡酒にスピリッツを加える(この場合は麦芽入り)
のどごし生は「1」の製法で、麦芽以外の原料を使っています。そのため原材料的にはグルテンを含まない可能性があります。
⚠️ 注意:のどごしシリーズでも違いがある
「のどごし〈生〉」は麦芽不使用ですが、同じシリーズの「のどごしSTRONG」「のどごしZERO」などは麦芽が入っています。必ず商品ごとに原材料を確認してください。
パッケージのデザインが似ているため、間違えて購入してしまうケースもあります。購入時は必ず商品名と原材料表示を確認しましょう。
グルテンフリー生活者が知っておくべきお酒の分類
グルテンフリー生活を送る上で、どのお酒が安全でどのお酒が避けるべきか、基本的な知識を持っておくことが大切です。
| お酒の種類 | 主な原料 | グルテン含有 | グルテンフリー対応 |
|---|---|---|---|
| ビール | 麦芽、ホップ | 含まれる(大麦) | ❌ 避けるべき |
| 発泡酒 | 麦芽、副原料 | 含まれる(大麦) | ❌ 避けるべき |
| 第3のビール | 商品により異なる | 商品による | ⚠️ 原材料要確認 |
| ワイン | ぶどう | 含まれない | ⭕ 基本的にOK |
| 日本酒 | 米、米麹 | 含まれない | ⭕ 基本的にOK |
| 焼酎(芋・米) | 芋、米 | 含まれない | ⭕ 基本的にOK |
| 焼酎(麦) | 大麦 | 含まれる可能性 | ❌ 避けるべき |
| ウイスキー | 大麦(蒸留酒) | 蒸留で除去 | △ 人による |
蒸留酒(ウイスキー、ウォッカなど)は、原料に大麦や小麦を使っていても、蒸留の過程でグルテンが除去されると言われています。しかし、重度のアレルギーの方は念のため避けた方が安全です。
のどごし生の原材料を確認【小麦・大麦・麦芽は不使用】
それでは、のどごし生の原材料を実際に確認してみましょう。ここが最も重要なポイントです。
キリン公式サイトに記載されている原材料
キリンの公式商品情報によると、のどごし〈生〉の原材料は以下の通りです。
【のどごし〈生〉の原材料】
ホップ、糖類(国内製造)、大豆たんぱく、酵母エキス
出典:キリン公式商品情報
この原材料リストを見ると、以下の成分は含まれていません:
- 小麦
- 大麦
- 麦芽
- ライ麦
- オーツ麦
- その他グルテンを含む穀物
原材料表示だけを見ると、「小麦・大麦由来のグルテンは使っていない」と考えられます。これは食品表示法に基づく表示なので、信頼できる情報です。
各原材料の詳細と役割
のどごし生に使われている各原材料について、詳しく見ていきましょう。
| 原材料名 | 詳細と役割 | グルテンとの関係 |
|---|---|---|
| ホップ | ビールの香りと苦味を出すハーブ。アサ科の植物。ビールには欠かせない原料。 | グルテンなし(小麦・大麦とは無関係) |
| 糖類(国内製造) | 果糖ぶどう糖液糖、砂糖など。アルコール発酵の原料となる。主にトウモロコシやサトウキビから製造。 | グルテンなし(穀物由来でも精製過程でグルテン除去) |
| 大豆たんぱく | 大豆から抽出されたたんぱく質。ビールの泡立ちとコク、飲みごたえを出す役割。 | グルテンなし(大豆はグルテンを含まない) |
| 酵母エキス | 酵母から作られる調味料。旨味と深みを出す。糖蜜やトウモロコシから培養した酵母を使用。 | グルテンなし(小麦・大麦由来ではない※後述) |
これらの原材料は、いずれも小麦や大麦とは無関係の素材です。特に大豆たんぱくは、麦芽の代わりにビールの泡立ちを作り出す重要な役割を果たしています。
酵母エキスについての詳細確認
「酵母エキス」という表示を見て、「ビール酵母かな?だとしたら大麦由来?」と不安に思う方もいるでしょう。これについては、キリンの回答で明確になっています。
酵母エキスについて
のどごし生に使用されている酵母エキスは、小麦や大麦を原料としたものではありません。一般的に、酵母エキスは以下のような原料から培養された酵母を使用します:
- 糖蜜(サトウキビの副産物)
- トウモロコシ
- その他の糖類
これらはすべてグルテンを含まない原料です。
原材料表示の信頼性
日本の食品表示法では、アレルギー物質を含む食品について、厳格な表示義務があります。特に小麦は「特定原材料7品目」に指定されており、必ず表示しなければなりません。
食品表示法による表示義務
- 特定原材料(必ず表示):卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生
- 特定原材料に準ずるもの(推奨表示):大豆、牛肉、豚肉など21品目
小麦を使用している場合、原材料名の後に「(小麦を含む)」などと表示されます。のどごし生の原材料表示にこの記載がないということは、小麦は使われていないと判断できます。
原材料表示から分かることと分からないこと
原材料表示を確認することで分かる事実と、それだけでは判断できないことを整理しましょう。
確実に分かる事実:原材料に麦は使われていない
✅ 原材料表示から確認できる事実
- のどごし〈生〉の原材料に小麦・大麦・麦芽は記載されていない(パッケージ表示より)
- 使用原材料:ホップ、糖類、大豆たんぱく、酵母エキスのみ
- 食品表示法により、小麦を使用していれば必ず表示される
- つまり、原材料としては麦類を使用していない
これは、商品パッケージに記載されている情報から確認できる確実な事実です。
原材料表示だけでは分からないこと
しかし、原材料表示を見ただけでは分からない重要なポイントがあります。私は以下の理由から、「完全なグルテンフリー」とは言えないと考えています:
原材料表示だけでは分からない3つのポイント
- 製造ラインの共有 – 第3のビールは通常、麦芽入りビールと同じ工場で製造される可能性があり、コンタミネーション(微量混入)のリスクがある
- グルテン検査の有無 – グルテン含有量を実際に測定・検査しているかは、原材料表示からは分からない
- 法的基準の不在 – 日本には「グルテンフリー」の法的基準が存在せず、何ppm以下なら安全かの基準がない
これらの情報は原材料表示には記載されないため、正確な情報を知りたい場合は、メーカーに直接確認する必要があります。
メーカーに直接確認する方法
のどごし生について正確な情報を知りたい場合は、キリンビールに直接問い合わせることをおすすめします。
キリンビールお客様相談室
フリーダイヤル:0120-111-560
受付時間:9:00〜17:00(月〜金、祝日除く)
Webフォーム:キリン公式サイトの「お問い合わせ」から24時間受付
製造工程やコンタミネーションのリスク、グルテン検査の実施有無など、個別の質問について確認できます。
問い合わせる際は、以下のような質問をすると良いでしょう:
- 「のどごし生の原材料に小麦・大麦は使われていますか?」
- 「グルテンフリーの食生活を送っているのですが、飲んでも問題ないでしょうか?」
- 「製造ラインはビールと共通ですか?」
- 「グルテン含有量の検査は行っていますか?」
- 「グルテンフリー商品として案内していますか?」
私が「グルテンフリー」と言い切れないと考える3つの理由
原材料に麦が使われていないのどごし生ですが、私は「完全なグルテンフリー」と言い切れないと考えています。その理由を詳しく見ていきましょう。これを理解することで、ご自身が飲んでいいかどうか判断する材料になります。
理由1:製造ラインの共有によるコンタミネーションリスク
一般的に第3のビールは、麦芽を使ったビールと同じ工場で製造されるケースが多いと言われています。もしそうであれば、「コンタミネーション(交差汚染)」のリスクが考えられます。
⚠️ コンタミネーションとは
原材料には含まれていなくても、同じ工場や製造ラインで麦芽を使った製品も作っている場合、製造設備を通じて微量のアレルゲンが混入してしまう可能性があることを指します。
コンタミネーションが起こる経路:
- 製造設備の共有:同じタンク、配管、充填機を洗浄後に使用する際、完全に除去しきれない微量の麦芽成分が残る可能性
- 空気中の飛散:工場内の空気中に麦芽の粉末が飛散し、のどごし生の製造工程に混入する可能性
- 作業員を介した混入:作業員の衣服、手袋、靴などに付着した麦芽成分が混入する可能性
- 原料保管場所:原料を保管する倉庫が同じ場合、保管中に微量混入する可能性
この微量混入は、ゆるめのグルテンオフ生活をしている方にとっては通常問題ないレベルかもしれません。しかし、重度の小麦アレルギーやセリアック病の方にとっては、この微量でも症状を引き起こす可能性があります。
実際、食品業界では「同一工場内で小麦を含む製品を製造しています」という注意書きを見かけることがありますよね。これはコンタミネーションのリスクを示すものです。のどごし生にこのような表示があるかどうか、また製造ラインが実際に共通かどうかは、メーカーに確認する必要があります。
理由2:グルテン含有量の検査の有無が不明
のどごし生のグルテン含有量を実際に測定・検査しているかどうかは、公式には発表されていません。もし検査していない場合、「グルテン量が20ppm以下」といった具体的な数値での保証ができないことになります。
| 項目 | グルテンフリー認証商品 | のどごし生 |
|---|---|---|
| グルテン含有量検査 | 実施(20ppm以下を確認) | 公表されていない(不明) |
| 第三者機関の認証 | あり(GFマークなど) | なし(パッケージに記載なし) |
| 製造ライン | 専用ライン | 不明(要確認) |
| 「グルテンフリー」表示 | 表示あり | 表示なし(パッケージ確認済み) |
| 価格(1本) | 400〜600円程度 | 150円前後 |
| 入手方法 | 専門店・通販 | コンビニ・スーパー |
検査の有無が公表されていないということは、「グルテンが本当にゼロか、あるいは微量含まれているのか、確認できない」という状態です。もしかしたら完全にゼロかもしれませんし、コンタミにより数ppm含まれているかもしれません。正確な情報を知りたい場合は、メーカーに直接確認することをおすすめします。
理由3:日本にグルテンフリーの法的基準がない
海外(特にアメリカやEU)では、「グルテン含有量20ppm以下であれば”グルテンフリー”と表示できる」という法的基準があります。しかし、日本にはそのような法的基準が存在しません。
日本と海外のグルテンフリー事情の違い
【アメリカ】
- FDA(食品医薬品局)が「グルテン含有量20ppm以下」と基準を設定
- 基準を満たせば「Gluten-Free」と表示可能
- 違反した場合は罰則あり
【EU】
- 「グルテンフリー」は20ppm以下
- 「超低グルテン」は20〜100ppm
- 明確な基準と表示ルールあり
【日本】
- 法律で「グルテンフリー」の定義がない
- 食品表示法でもグルテンフリー表示のルールがない
- メーカーが独自判断で表示する場合もある(任意)
- そのため、メーカーは慎重になり、明確な検査なしでは「グルテンフリー」と言わない傾向がある
この法的整備の不在により、日本では「グルテンフリー」という表示の信頼性を判断するのが難しい状況です。もし「グルテンフリー」と謳って、実際には微量のグルテンが含まれていた場合、重度のアレルギー患者に健康被害を与えるリスクがあります。そのため、消費者としては慎重に判断する必要があります。
グルテンフリー生活者はのどごし生を選べるか?
ここまでの情報を踏まえて、グルテンフリー生活を送る方が、のどごし生を選択肢に入れられるかを考えてみましょう。
ゆるめのグルテンオフ・体調管理目的の方
健康目的やダイエットで、ゆるくグルテンを控えている方にとっては、のどごし生は選択肢になりえます。
ゆるめのグルテンオフの方へ
- 原材料に小麦・大麦・麦芽は使われていない
- 意識的にグルテンを避けたい方には選択肢の一つ
- 実際に「グルテンフリービール扱い」で提供している飲食店もある
- コンビニやスーパーで手軽に買える(150円前後)
- 価格が手頃なので日常的に飲める
ただし、以下の点を理解した上で:
- メーカーは「グルテンフリー」とは言っていないことを理解する
- コンタミネーションのリスクがゼロではないことを認識する
- 初めて飲む場合は少量から試す
- 体調を観察しながら判断する
「完全にグルテンゼロ」を求めるわけではなく、「できるだけグルテンを減らしたい」という方にとっては、現実的な選択肢と言えるでしょう。実際、以下のような方がのどごし生を選んでいます:
- 健康志向でグルテンを控えている方
- ダイエット目的でグルテンフリー生活をしている方
- 体調管理のため、意識的にグルテンを減らしている方
- 妊娠中・授乳中でグルテンを避けたい方(ただしアルコールは控えるべき)
重度の小麦アレルギー・セリアック病の方
一方、重度の小麦アレルギーやセリアック病で、厳密なグルテンフリーが必要な方には、のどごし生は推奨できません。
⚠️ 重度アレルギー・セリアック病の方へ
のどごし生は以下の理由から安全とは言い切れません:
- 製造ラインはビールと共通で、コンタミがゼロと保証できない
- グルテン検査がされていないため、微量混入の有無が不明
- メーカーも「グルテンフリー商品」とは案内していない
- 日本にはグルテンフリーの法的基準がなく、保証がない
このレベルの方には以下をおすすめします:
- 専用ラインで製造されたグルテンフリー認証付きビール
- グルテン検査済み(20ppm以下確認済み)の製品
- ワインや日本酒など、確実にグルテンを含まないお酒
- 医師の指導のもと、安全な選択肢を選ぶ
セリアック病の方は、微量のグルテン(10ppm程度)でも腸の損傷を引き起こす可能性があります。また、重度の小麦アレルギーの方は、数ppmのグルテンでもアナフィラキシーを起こす危険性があります。このような方々は、確実にグルテンフリーが保証された製品を選ぶべきです。
実際にのどごし生を選んでいる人の声
実際に、グルテンフリーを意識している方で、のどごし生を選んでいる方もいます。SNSやグルテンフリーコミュニティでは、以下のような声が見られます:
実際の利用者の声
【ポジティブな意見】
- 「原材料に麦が入っていないので、たまに飲んでいる」
- 「コンビニで買えるのが嬉しい。海外のグルテンフリービールは高すぎる」
- 「完全グルテンフリーではないと理解した上で選択している」
- 「グルテンフリー生活を始めて1年、のどごし生を飲んでも体調に変化なし」
- 「ゆるいグルテンフリーなので、気にせず飲んでいる」
【慎重な意見】
- 「メーカーがグルテンフリーと言っていないので避けている」
- 「重度の小麦アレルギーなので、コンタミリスクを考えて飲まない」
- 「一度試したが、微妙に体調が悪くなった気がしたので止めた」
- 「確実に安全なワインや日本酒を選んでいる」
重要なのは、ご自身のグルテンフリーの目的と程度に合わせて判断することです。人によって許容できるリスクのレベルが異なるため、一概に「飲んでいい」「飲んではダメ」とは言えません。
本当にグルテンフリーが必要な方への選択肢
重度の小麦アレルギーやセリアック病で、確実なグルテンフリーが必要な方には、以下のような選択肢があります。
グルテンフリー認証を受けた海外ビール
海外では、グルテンフリー認証を受けたビールが多く販売されています。これらは専用ラインで製造され、グルテン含有量20ppm以下が検査で確認されています。
グルテンフリー認証ビールの例
1. ダウラ(Daura)
- 原産国:スペイン
- グルテン含有量:6ppm以下(検査済み)
- 認証:グルテンフリー認証取得済み
- 価格:1本約500円
- 味:本格的なビールの味わい
2. グルーテンベルク(Glutenberg)
- 原産国:カナダ
- 特徴:完全グルテンフリー専用醸造所
- 原料:キヌア、キビ、トウモロコシ、ソルガムなど
- 価格:1本約600円
- バリエーション:IPA、ブロンドエールなど複数種類
3. オミッション(Omission)
- 原産国:アメリカ
- 製法:大麦を使用するが、酵素処理でグルテンを除去
- グルテン含有量:20ppm以下
- 価格:1本約400円
- 注意:大麦を使用しているため、重度アレルギーの方は避けるべき
購入方法:
- 輸入食品店(カルディ、成城石井など)
- オンライン通販(Amazon、楽天市場など)
- グルテンフリー専門店
価格は高めで入手しにくいですが、確実性を求める方にはこちらをおすすめします。特にダウラとグルーテンベルクは、セリアック病患者向けに開発されているため、信頼性が高いです。
確実にグルテンを含まないお酒
ビールテイストにこだわらなければ、以下のお酒は確実にグルテンを含みません:
| お酒の種類 | 原料 | グルテンフリー対応 | 価格目安 |
|---|---|---|---|
| ワイン | ぶどう | ⭕ OK(原料にグルテンなし) | 500円〜 |
| 日本酒 | 米、米麹 | ⭕ OK(原料にグルテンなし) | 300円〜 |
| 焼酎(芋・米) | 芋、米 | ⭕ OK(麦焼酎以外) | 400円〜 |
| ウォッカ | 穀物(蒸留) | ⭕ OK(蒸留過程でグルテン除去) | 800円〜 |
| テキーラ | アガベ(竜舌蘭) | ⭕ OK(原料にグルテンなし) | 1,000円〜 |
| ラム | サトウキビ | ⭕ OK(原料にグルテンなし) | 800円〜 |
これらは原材料そのものにグルテンを含まないため、安心して選べます。特にワインと日本酒は、コンビニやスーパーで手軽に購入でき、価格も手頃です。
スーパー・コンビニでのどごし生を購入する方法
のどごし生を購入する場合、どこでどのように買えるのか、詳しく見ていきましょう。
全国のスーパーでの取り扱い状況
のどごし生は、ほぼすべてのスーパーで取り扱いがあります。食料品売り場のお酒コーナーに行けば、間違いなく見つけられる定番商品です。
主な取り扱いスーパー
- イオン系列(イオン、マックスバリュ、まいばすけっとなど)
- イトーヨーカドー
- 西友
- ライフ
- サミット
- マルエツ
- 各地域のローカルスーパー
取り扱いサイズ:
- 350ml缶(単品):約140〜160円
- 500ml缶(単品):約190〜220円
- 350ml缶 6缶パック:約600〜780円
- 500ml缶 6缶パック:約900〜1,200円
スーパーで買うメリットは、他の買い物と一緒に購入できること。また、特売日にはさらに安く買えることもあります。週末のチラシをチェックして、特売日にまとめ買いするのがお得です。
コンビニでの販売形態と価格
「今日飲みたい!」と思ったとき、コンビニでも手軽に買えるのがのどごし生の魅力です。
| コンビニ | 取り扱いサイズ | 価格目安 |
|---|---|---|
| セブンイレブン | 350ml缶、500ml缶 | 350ml:約150円、500ml:約200円 |
| ファミリーマート | 350ml缶、500ml缶 | 350ml:約150円、500ml:約200円 |
| ローソン | 350ml缶、500ml缶 | 350ml:約150円、500ml:約200円 |
| ミニストップ | 350ml缶、500ml缶 | 350ml:約150円、500ml:約200円 |
コンビニは24時間営業なので、急に飲みたくなったときでも大丈夫。ただし、スーパーと比べると少し価格が高めなので、日常的に飲むならスーパーでまとめ買い、急ぎのときはコンビニという使い分けがおすすめです。
ネット通販でまとめ買いする方法
「重いものを運ぶのが大変」「まとめ買いして買い物の頻度を減らしたい」という方には、ネット通販がおすすめです。
ネット通販の購入先と価格
Amazon
- 350ml×24缶:約3,200〜3,600円
- Prime会員なら送料無料
- 定期便で5〜10%割引あり
楽天市場
- 350ml×24缶:約3,000〜3,500円
- ポイント還元でお得
- ショップによって送料が異なる
Yahoo!ショッピング
- 350ml×24缶:約3,100〜3,600円
- PayPayポイント利用可
- 5のつく日はポイント5倍
イオンネットスーパー
- 近隣店舗から配送
- 一定金額以上で送料無料
- 当日〜翌日配送可能
ネット通販のメリットは、重い飲料を玄関まで運んでくれること。特に24缶ケース(約7kg)を一度に買う場合、ネット通販は本当に便利です。
第3のビールの見分け方と原材料チェック方法
第3のビールを選ぶとき、本当にグルテンフリーかどうかを見分ける方法を解説します。
原材料表示の正しい読み方
グルテンフリーかどうかを判断する最も確実な方法は、原材料表示を読むことです。でも、専門用語が多くて分かりにくいですよね。
❌ 避けるべきキーワード
- 麦芽 – 大麦を発芽させたもの
- 大麦 – グルテン様たんぱく質を含む
- 小麦 – グルテンを含む
- 麦 – 大麦または小麦を指す
- ライ麦 – セカリンを含む
- オーツ麦 – アベニンを含む
- 小麦たんぱく – グルテンそのもの
⭕ 安全な原材料の例
- ホップ – アサ科の植物、グルテンなし
- 大豆たんぱく – 大豆由来、グルテンなし
- エンドウたんぱく – エンドウ豆由来、グルテンなし
- 糖類 – トウモロコシやサトウキビ由来
- 食物繊維 – トウモロコシなどから抽出
- トウモロコシ – グルテンなし
- 米 – グルテンなし
- 酵母エキス – 小麦・大麦由来でなければOK
他の第3のビールとの比較
のどごし生以外の第3のビールは、グルテンフリーかどうか確認しておきましょう。
| 商品名 | 原材料 | グルテンフリー対応 |
|---|---|---|
| キリン のどごし生 | ホップ、糖類、大豆たんぱく、酵母エキス | △ 原材料は麦不使用だが、メーカーは明言せず |
| サントリー 金麦 | 麦芽、ホップ、糖類など | ❌ 発泡酒、麦芽使用 |
| アサヒ クリアアサヒ | 麦芽、ホップ、糖類、麦など | ❌ 麦使用 |
| サッポロ 麦とホップ | 麦芽、ホップ、糖類、麦など | ❌ 商品名の通り麦使用 |
| キリン 本麒麟 | 麦芽、ホップ、糖類など | ❌ 麦芽使用 |
このように、第3のビール・発泡酒の多くは麦芽や麦を使用しています。「第3のビール」という分類だけでは判断できないため、必ず原材料表示を確認する必要があります。
のどごし生を選ぶ前の確認チェックリスト
のどごし生を飲むかどうか判断する際の、確認チェックリストをまとめました。
✅ のどごし生を選ぶ前の確認事項
【基本情報の理解】
- □ 原材料に小麦・大麦・麦芽は使われていないことを理解している
- □ メーカーは「グルテンフリー商品」とは言っていないことを知っている
- □ 製造ラインはビールと共通で、コンタミリスクがあることを認識している
- □ グルテン検査はされていないことを理解している
- □ 日本にグルテンフリーの法的基準がないことを知っている
【自分の状況確認】
- □ 重度の小麦アレルギーではない
- □ セリアック病ではない
- □ アナフィラキシーの既往がない
- □ ゆるめのグルテンオフ・体調管理目的である
- □ 微量のコンタミリスクを許容できる
【飲む場合の注意】
- □ 初めて飲む場合は少量から試す(コップ半分程度)
- □ 体調の良い日に飲む
- □ 自宅など、すぐに対応できる場所で試す
- □ 飲んだ後の体調を観察する
- □ 不安な場合は医師に相談する
- □ メーカーに直接確認することも検討する
これらの項目を確認した上で、ご自身で判断してください。すべての項目にチェックが入らない場合は、より安全な選択肢(グルテンフリー認証ビール、ワイン、日本酒など)を検討することをおすすめします。
よくある質問Q&A
のどごし生とグルテンフリーに関する、よくある質問にお答えします。
Q1: のどごし生は完全にグルテンゼロですか?
A: 原材料には小麦・大麦・麦芽は使われていませんが、完全にグルテンゼロとは断言できません。理由は以下の通りです:
- 製造ラインが麦芽入りビールと共通のため、コンタミの可能性がある
- グルテン含有量の検査をしていないため、数値が不明
- メーカーも「グルテンフリー商品」とは言っていない
もし完全にグルテンゼロが必要な場合は、グルテンフリー認証を受けた海外製ビールをおすすめします。
Q2: メーカーに直接問い合わせたいのですが
A: キリンビールお客様相談室で確認できます。
キリンビールお客様相談室
フリーダイヤル:0120-111-560
受付時間:9:00〜17:00(月〜金、祝日除く)
Webフォーム:キリン公式サイトの「お問い合わせ」から24時間受付
製造工程やコンタミネーションのリスク、最新の原材料情報など、個別の質問について確認できます。
Q3: のどごしシリーズは全部グルテンフリーですか?
A: いいえ、のどごし〈生〉のみが麦芽不使用です。以下の商品は麦芽が入っているため、グルテンフリーではありません:
| 商品名 | 麦芽使用 | グルテンフリー |
|---|---|---|
| のどごし〈生〉 | 不使用 | △(メーカーは明言せず) |
| のどごし STRONG | 使用 | ❌ NO |
| のどごし ZERO | 使用 | ❌ NO |
| のどごし オールライト | 使用 | ❌ NO |
必ず「のどごし〈生〉」を選び、他の商品と間違えないよう注意してください。パッケージが似ているため、購入時は商品名を必ず確認しましょう。
Q4: 一度に何本くらい飲んでも大丈夫ですか?
A: グルテンフリーの観点とは別に、アルコール摂取量の観点からお答えします。
厚生労働省が推奨する「節度ある適度な飲酒」は、1日あたり純アルコール量で約20gです。のどごし生(アルコール度数5%)の場合:
- 350ml缶 1本:純アルコール約14g
- 500ml缶 1本:純アルコール約20g
つまり、350ml缶なら1〜2本、500ml缶なら1本程度が適量です。ただし、体格や体調、体質によって適量は異なります。
Q5: 妊娠中・授乳中でも飲めますか?
A: グルテンフリーの観点とは別に、妊娠中・授乳中の飲酒は推奨されません。
のどごし生は原材料的にはグルテンを含まない可能性がありますが、アルコールを含んでいます。妊娠中・授乳中の方は、グルテンフリーであってもアルコール摂取は避けるべきです。
どうしてもビールテイストの飲み物が欲しい場合は、ノンアルコールビールを選びましょう。ただし、ノンアルコールビールの多くは麦芽を使用しているため、グルテンフリーではありません。
Q6: 毎日飲んでも大丈夫ですか?
A: グルテンフリーの観点からは、ゆるめのグルテンオフをしている方であれば、体調を見ながら毎日飲むことも可能です。
ただし、以下の点に注意してください:
- 体調の変化を観察する – 飲み始めてから数週間は、体調に変化がないか注意深く観察しましょう
- 適量を守る – アルコール摂取量の観点から、1日1〜2缶程度が適量です
- 休肝日を設ける – 週に2日程度は飲酒しない日を作ることが健康的です
- 定期的に見直す – 製造工程が変更されることもあるため、定期的にメーカー情報を確認しましょう
もし飲んでいて体調不良を感じた場合は、すぐに飲用を中止し、必要に応じて医師に相談してください。
Q7: 海外製グルテンフリービールとの違いは?
A: のどごし生と海外製グルテンフリー認証ビールの主な違いは以下の通りです:
| 項目 | のどごし生 | 海外製GF認証ビール |
|---|---|---|
| グルテン検査 | なし | あり(20ppm以下確認済み) |
| 製造ライン | ビールと共通の可能性 | 専用ライン |
| 価格(1本) | 150円前後 | 400〜600円 |
| 入手性 | コンビニ・スーパーで購入可 | 輸入食品店・通販のみ |
| 安全性 | 保証なし | 認証機関による保証あり |
重度のアレルギーやセリアック病の方には海外製GF認証ビールを、ゆるめのグルテンオフの方にはのどごし生が選択肢になります。
まとめ:のどごし生は「グルテンフリー」と言えるか
この記事で解説してきた内容を、最後にまとめます。
パッケージから確認できる事実
✅ パッケージ表示から確認できる事実
- 原材料に小麦・大麦・麦芽は記載されていない(パッケージ確認済み)
- 使用原材料:ホップ、糖類(国内製造)、大豆たんぱく、酵母エキス
- のどごし〈生〉は第3のビール(その他の醸造酒)に分類
- 食品表示法に基づき、小麦を使用していれば必ず「(小麦を含む)」と表示される
- パッケージに「グルテンフリー」の表示はない
パッケージからは分からないこと
⚠️ 確認が必要な事項(メーカーへの問い合わせ推奨)
- 製造ラインがビールと共通かどうか
- グルテン含有量の検査を実施しているかどうか
- メーカーとして「グルテンフリー商品」と案内しているかどうか
- コンタミネーションリスクについての見解
これらの情報を知りたい場合は、キリンビールお客様相談室(0120-111-560)に直接お問い合わせください。
結論:のどごし生は「グルテンフリー」か?
この問いに対する私の考えは、「原材料的には小麦・大麦不使用だが、完全な”グルテンフリー商品”とは断言できない」です。
📋 のどごし生の立ち位置(私の見解)
確認できる事実:
原材料表示に小麦・大麦・麦芽は記載されていないため、原材料としてはグルテン源が使われていない
しかし:
- パッケージに「グルテンフリー」の表示はない
- 製造ラインがビールと共通かどうか不明(コンタミリスクの可能性)
- グルテン検査の実施有無が公表されていない
- 日本に法的なグルテンフリー基準がない
つまり:
「原材料的には麦不使用だが、完全なグルテンフリーとは断言できない第3のビール」というのが、私の結論です
誰に向いているか、向いていないか
| 向いている方 | 向いていない方 |
|---|---|
| ゆるめのグルテンオフ生活 健康・ダイエット目的 意識的にグルテンを減らしたい コンビニで手軽に買える選択肢がほしい コンタミリスクを許容できる 価格を抑えたい | 重度の小麦アレルギー セリアック病 アナフィラキシーの既往 厳密なグルテンフリーが必要 微量のコンタミも避けたい 確実性を求める |
最後に:ご自身で判断を
のどごし生を選ぶかどうかは、ご自身のグルテンフリーの目的と程度によって判断してください。
- 「原材料表示に麦が記載されていない」という確認できる事実
- 「パッケージにグルテンフリー表示がない」という事実
- 「製造ラインやコンタミリスクが不明」という状況
これらの情報を総合的に理解した上で、ご自身の状況に合わせて判断することが大切です。不安な場合は、主治医やアレルギー専門医に相談することをおすすめします。また、正確な製造工程の情報を知りたい場合は、キリンビールお客様相談室(0120-111-560)に直接確認することもできます。
グルテンフリー生活は人それぞれ。完全にゼロを目指す方もいれば、できる範囲で減らす方もいます。正しい情報を持った上で、無理なく楽しく続けられる方法を選びましょう。
あなたのグルテンフリー生活が、安全で快適なものになりますように。

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