京都でグルテンフリーを楽しめるお店15選｜嵐山・祇園・四条のおすすめ専門店

「京都に旅行に行くけど、グルテンフリーで外食できるお店はある？」「小麦アレルギーがあっても京都の美味しいものを楽しみたい」——そんな悩みを持つ方に朗報です。

古都・京都は実はグルテンフリー対応のお店が充実しているエリア。嵐山には2024年9月にオープンした完全グルテンフリーの定食カフェがあり、祇園や四条エリアにも米粉スイーツや玄米料理を提供するお店が増えています。和菓子はもともと米粉を使ったものも多く、京都らしい食文化とグルテンフリーは相性が良いのです。

この記事では、京都でグルテンフリーメニューを楽しめるお店15選を徹底紹介。エリア別（京都駅周辺・嵐山・祇園四条・出町柳など）に分けて、それぞれの店舗の特徴、メニュー、アクセス情報をまとめました。観光の合間に立ち寄りやすいお店から、わざわざ足を運ぶ価値のある専門店まで、グルテンフリー生活を送る方の京都旅行を全力でサポートします。

京都がグルテンフリーに優しい街である理由

京都といえば、うどんやラーメン、お好み焼きなど小麦を使った料理のイメージがあるかもしれません。しかし実は、京都は日本でもグルテンフリー対応が進んでいるエリアのひとつです。その理由を詳しく見ていきましょう。

和食文化の中心地だからこそ米粉料理が豊富

京都は日本の伝統的な和食文化の中心地です。和食の多くは米を主食とし、醤油や味噌以外では小麦をあまり使わないという特徴があります。懐石料理や精進料理などは、本来グルテンフリーに近い調理法で作られているものが多いのです。

また、京都には古くから米粉を使った和菓子の文化があります。八つ橋や生八つ橋は米粉ベースですし、わらび餅やくずきりもグルテンフリー。このような土壌があるため、グルテンフリー専門店が生まれやすい環境が整っていると言えます。

ヴィーガン・ベジタリアン対応店の増加

京都は国際的な観光都市であり、海外からの旅行者も多く訪れます。そのため、ヴィーガンやベジタリアン対応のお店が増加しており、これらのお店の多くがグルテンフリーにも対応しています。

特に2020年代に入ってから、植物性食品を使った専門店が次々とオープン。動物性食品を使わない料理は、小麦粉の使用も自然と減るため、グルテンフリーとの相性が良いのです。

健康志向の高まりと専門店の増加

京都は健康志向の高い人が多い地域としても知られています。オーガニック食材や無添加食品を扱うお店も多く、その流れでグルテンフリー専門店も増加傾向にあります。

年	オープンした主な店舗	特徴
2015年	‘apelila（アペリラ）	下鴨神社近くのヴィーガンベーカリーカフェ
2021年	Au petit Foreau pâtissiere	プラントベース・グルテンフリースイーツ専門店
2024年9月	和レ和レ和 アラシヤマ	完全グルテンフリーの定食カフェ
2025年3月	グルテンフリーラーメン店（2号店）	京町屋を活用したヴィーガンラーメン

観光客への配慮とインバウンド需要

京都は年間5,000万人以上の観光客が訪れる国際観光都市です。海外ではセリアック病（グルテン不耐症）への認知度が高い国も多く、グルテンフリー対応はインバウンド需要としても重要視されています。

そのため、観光エリアのレストランやカフェでは、英語メニューと合わせてグルテンフリー対応メニューを用意するお店も増えてきました。

【嵐山エリア】和レ和レ和 アラシヤマ｜完全グルテンフリーの定食カフェ

2024年9月9日、京都を代表する観光地・嵐山に完全グルテンフリーの定食カフェ「和レ和レ和 アラシヤマ」がオープンしました。東京・表参道で人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」が手掛ける新業態で、グルテンフリー生活を送る方にとって待望のお店です。

「パンとエスプレッソと」が手掛けるグルテンフリー専門店

「和レ和レ和 アラシヤマ」は、全国に店舗展開する人気ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」を運営する株式会社日と々とがプロデュースしています。パン屋さんがグルテンフリー専門店を手掛けるというのは、一見矛盾しているように思えますが、「パンを食べられない人にも美味しい食事を届けたい」という想いから生まれたお店です。

通常のパン屋では小麦粉が空気中に舞っているため、コンタミネーション（交差汚染）のリスクがあります。しかし、このお店は完全に独立した厨房で調理されており、グルテンフリーの安全性を確保しています。

すべてのメニューが完全グルテンフリー

和レ和レ和 アラシヤマの最大の特徴は、店内で提供されるすべてのメニューがグルテンフリーという点です。

メニュー	グルテンフリーの工夫
うどん	玄米麺を使用
天ぷら・揚げ物	米粉の衣を使用
定食のおかず	小麦不使用の調味料を厳選
パン	米粉100%のパンを提供

京都の食材を多く使用しており、地元の野菜や調味料にこだわっています。朝食から夜まで営業しているため、嵐山観光の合間に立ち寄りやすいのも魅力です。

店舗情報・アクセス・営業時間

店舗名	和レ和レ和 アラシヤマ
住所	京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-14
営業時間	8:00〜21:00
定休日	不定休（公式SNSで確認）
アクセス	JR嵯峨嵐山駅から徒歩約10分 嵐電嵐山駅から徒歩約5分
特徴	全メニュー完全グルテンフリー

【京都駅周辺】廣瀬米穀店 お米屋カフェ｜米屋が営むグルテンフリーカフェ

京都駅から南へ20分ほどの場所にある「廣瀬米穀店 お米屋カフェ」は、本物のお米屋さんが運営するグルテンフリーカフェです。「京都を彩る建物や庭園」に選定された歴史ある建物の中で、五ツ星お米マイスターがセレクトしたお米と米粉スイーツを楽しめます。

五ツ星お米マイスターが厳選する米粉スイーツ

廣瀬米穀店は、明治時代から続く老舗の米屋です。現在の店主は「五ツ星お米マイスター」の資格を持ち、お米の品質にこだわり抜いています。

カフェでは、このお米を使った米粉シフォンケーキが人気。ふわふわでしっとりとした食感は、小麦粉のシフォンケーキに引けを取らない美味しさです。

歴史ある町家でいただくグルテンフリーランチ

お店は京都市から「京都を彩る建物や庭園」に選定された町家の中にあります。古き良き京都の雰囲気を感じながら、グルテンフリーの食事を楽しめる貴重なスポットです。

ランチメニューには、お米を使った定食やおにぎりセットなどがあり、いずれもグルテンフリーで安心して食べられます。お米の販売も行っているため、お土産として購入することも可能です。

店舗情報・アクセス・営業時間

店舗名	廣瀬米穀店 お米屋カフェ
住所	京都府京都市南区東九条石田町36
アクセス	京都駅から徒歩約20分 地下鉄九条駅から徒歩約10分
特徴	五ツ星お米マイスターの米粉スイーツ、歴史ある町家
公式サイト	https://www.okomeyacafe.com/

【出町柳エリア】cafe planet｜鴨川沿いのヴィーガン＆グルテンフリーカフェ

出町柳駅から徒歩3分、鴨川沿いにある「cafe planet（カフェプラネット）」は、全メニューがヴィーガン＆グルテンフリーのカフェです。愛犬と一緒に入店できるドッグフレンドリーなお店としても人気があります。

全メニューがヴィーガン＆グルテンフリー

cafe planetの最大の特徴は、メニュー全品がヴィーガン（植物性食品のみ）かつグルテンフリーという点です。乳製品、卵、小麦を一切使用していないため、複数のアレルギーを持つ方でも安心して食事を楽しめます。

カフェメニューには、米粉を使ったパンケーキやスイーツ、植物性ミルクを使ったドリンクなどが揃っています。

鴨川散歩の休憩にぴったりの立地

お店は鴨川のすぐそばにあり、鴨川デルタ（賀茂川と高野川の合流点）からも近い場所に位置しています。下鴨神社や京都御所への観光の途中に立ち寄るのにも便利な立地です。

天気の良い日は、テイクアウトして鴨川沿いでピクニック気分を味わうのもおすすめです。

愛犬と一緒に入店できるドッグフレンドリー

cafe planetはドッグフレンドリーなカフェとして、愛犬と一緒に店内で過ごすことができます。旅行中にペットを連れている方にとって、グルテンフリー対応かつペット同伴可能なお店は非常に貴重な存在です。

店舗情報・アクセス・営業時間

店舗名	cafe planet（カフェプラネット）
住所	京都府京都市上京区（出町柳エリア）
アクセス	京阪・叡山電鉄 出町柳駅から徒歩約3分
特徴	全メニューヴィーガン＆グルテンフリー、ペット同伴可
公式サイト	https://cafeplanet.kyoto/

【大宮エリア】玄gen｜すべてがグルテンフリー＆ヴィーガンの専門店

京都・大宮通にある「玄gen（げん）」は、全料理がグルテンフリー＆ヴィーガンの専門店です。動物性食品、小麦、化学調味料、白砂糖を一切使用せず、体に優しい料理を提供しています。

動物性食品・小麦・化学調味料・白砂糖不使用

玄genでは、「5つの不使用」にこだわっています。

• 動物性食品（肉・魚・卵・乳製品）
• 小麦（グルテン）
• 化学調味料
• 白砂糖
• 保存料・添加物

健康志向の方やアレルギーを持つ方だけでなく、「体に優しい食事を心がけたい」という方にもおすすめのお店です。

米粉100%にこだわった自家製パン

玄genで提供される米粉パンは、つなぎを一切使わない米粉100%で作られています。一般的な米粉パンはでんぷんや増粘剤を加えることが多いのですが、玄genではこれらを使わずに、ふわふわでもちもちとした食感を実現しています。

テイクアウト・デリバリーにも対応

店内でのイートインだけでなく、テイクアウトやデリバリーにも対応しています。お弁当やスイーツを購入して、ホテルや観光先で食べることも可能です。

店舗情報・アクセス・営業時間

店舗名	玄gen 京都大宮通店
住所	京都市上京区（大宮通エリア）
アクセス	京都駅よりバス約40分「今出川大宮」下車、北へ徒歩5分
特徴	全メニューグルテンフリー＆ヴィーガン、テイクアウト可
公式サイト	https://takeout-gen.com/

【高雄エリア】いっ福cafe｜無添加グルテンフリーの発芽玄米パン専門店

京都・高雄にある「いっ福cafe」は、無添加・グルテンフリーにこだわった発芽玄米パンと米粉ケーキの専門店です。卵、乳、小麦、白砂糖、添加物を一切使用しない「安心して食べられるパン」を追求しています。

卵・乳・小麦・白砂糖・添加物不使用

いっ福cafeでは、7大アレルゲンを含まない商品づくりを目指しています。特に「砂糖無し 100％発芽玄米パン」は、砂糖を一切使わずに発芽玄米本来の甘みを活かした逸品です。

発酵玄米おむすびと米粉ケーキ

パンだけでなく、発酵玄米おむすびや米粉のケーキも人気商品です。発酵玄米は栄養価が高く、消化にも優しいため、健康志向の方からも支持されています。

オンラインショップで全国配送可能

いっ福cafeはオンラインショップも運営しており、全国どこからでも購入可能です。京都への旅行が難しい方や、旅行後に「また食べたい」と思った方にも嬉しいサービスです。

店舗情報・アクセス

店舗名	いっ福cafe
エリア	京都・高雄
特徴	卵・乳・小麦・白砂糖・添加物不使用、オンラインショップあり
公式サイト	https://ippukucafe.myshopify.com/

【二条エリア】Au petit Foreau pâtissiere｜プラントベース・グルテンフリースイーツ専門店

京都・二条にある「Au petit Foreau pâtissiere（オ・プティ・フォロー・パティシエール）」は、2021年9月にリニューアルし、プラントベース・グルテンフリースイーツの専門店に生まれ変わりました。動物性食品を使用しないスイーツを提供しています。

2021年リニューアルでグルテンフリー専門に

もともとは通常のパティスリーでしたが、健康志向の高まりとアレルギー対応の需要を受けて、グルテンフリー専門店にリニューアル。現在は全商品がグルテンフリー＆プラントベースとなっています。

見た目も美しい米粉スイーツ

グルテンフリーとは思えない見た目の美しさも特徴です。米粉を使ったケーキやタルト、焼き菓子などは、通常のスイーツと遜色ない華やかさがあります。

店舗情報・アクセス

店舗名	Au petit Foreau pâtissiere
エリア	京都・二条
特徴	プラントベース・グルテンフリースイーツ専門

【一乗寺エリア】むしやしない｜アレルギー対応ケーキの専門店

京都・一乗寺にある「むしやしない」は、グルテンフリーやアレルギー対応、ヴィーガンの方など、「みんなが笑顔で食べられるケーキ」をコンセプトにした洋菓子店・カフェです。

卵・乳・小麦不使用の豆乳ショコラケーキ

人気商品の「豆乳ショコラケーキ」は、卵・乳・小麦不使用。豆乳とカカオの風味が豊かで、アレルギーを持つ方でも「普通のケーキと変わらない美味しさ」と評判です。

米粉と大豆のグルテンフリーケーキ

米粉と大豆を使ったグルテンフリーケーキも豊富に揃っています。誕生日ケーキのオーダーも可能で、アレルギーを持つお子さんのお祝いにも対応しています。

オンラインショップで全国配送

オンラインショップでの販売も行っており、全国どこからでも注文可能です。冷凍配送されるため、鮮度を保ったまま届きます。

店舗情報・アクセス

店舗名	むしやしない
エリア	京都・一乗寺
特徴	卵・乳・小麦不使用ケーキ、オンラインショップあり
公式サイト	https://648471.com/

京都でグルテンフリー外食を楽しむためのコツ

京都には多くのグルテンフリー対応店がありますが、より安全に・安心して外食を楽しむためのコツをご紹介します。

事前予約・確認が安心の基本

グルテンフリー対応のお店でも、事前に予約・確認をすることをおすすめします。特に以下の点は確認しておくと安心です。

• 営業日・営業時間（観光シーズンは変更になることも）
• アレルギーの種類（小麦以外のアレルギーがある場合）
• コンタミネーション（交差汚染）への対応状況
• 予約の要否（人気店は予約が必要なことも）

観光エリア別おすすめルート

京都観光の際は、観光スポットとグルテンフリー対応店をエリアごとにまとめて回ると効率的です。

エリア	観光スポット	グルテンフリー対応店
嵐山	天龍寺、竹林の小径、渡月橋	和レ和レ和 アラシヤマ
出町柳	下鴨神社、鴨川デルタ	cafe planet、’apelila
京都駅周辺	東寺、京都タワー	廣瀬米穀店 お米屋カフェ
二条・大宮	二条城、京都御所	玄gen、Au petit Foreau

隠れグルテンに注意すべきメニュー

京都の和食は比較的グルテンフリーに対応しやすいですが、隠れグルテンに注意が必要なメニューもあります。

和菓子は比較的安心だが確認は必要

京都の和菓子は米粉や餅米をベースにしたものが多く、グルテンフリーの方でも楽しめるものが豊富です。

ただし、同じ工場で小麦を使った製品を製造している場合もあるため、重度のアレルギーの方は必ず確認してから購入してください。

【その他】京都で注目のグルテンフリー対応店

ここまで紹介した店舗以外にも、京都にはグルテンフリーに対応しているお店がまだまだあります。いくつかピックアップしてご紹介します。

KOKU（コク）｜京都産素材のグルテンフリーお菓子

KOKUは、京都産の素材を使ったグルテンフリーのお菓子専門店です。和三盆糖と米粉の優しい色合いと味わいが特徴で、京都・綾部で自家栽培した金胡麻を使ったぽんせんべいや、オーガニックローチョコレートサンドなどを販売しています。

お土産やギフトにもぴったりで、オンラインショップ（https://koku-kyoto.com/）からも購入可能です。

THE NICOLE（ザ・ニコル）西陣二条｜アレルギー対応スイーツ

西陣二条にあるTHE NICOLEは、ヴィーガン＆グルテンフリー＆アレルギー対応スイーツを提供するケーキ屋です。イラストケーキや誕生日ケーキのオーダーも受け付けており、アレルギーを持つお子さんの特別な日にも対応しています。

‘apelila（アペリラ）下鴨神社近く｜ヴィーガンベーカリーカフェ

2015年にオープンした‘apelilaは、古民家を改装したヴィーガン・ベーカリーカフェです。下鴨神社の近くに位置し、パンやお料理のイートインも可能。人気店のため、遠方から行く場合は早めの時間帯に訪問することをおすすめします。

waco crepes（ワコクレープス）清水五条｜米粉発酵クレープ専門店

waco crepesは、清水五条駅から徒歩5分の場所にある米粉発酵クレープの専門店です。全メニューがグルテンフリー＆ヴィーガン対応で、グルテンフリービールも2種類置いてあり、飲み比べも楽しめます。

ロワゾー・ブルー｜古代小麦・古代米のパン専門店

ロワゾー・ブルーは、ALLヴィーガンで、古代小麦または古代米（グルテンフリー）を使ったパンの専門店です。古代小麦・古代米の他に、無農薬の雑穀やオーガニック素材のナッツ類を使用し、イーストフードなどの保存料や添加物は一切使用していません。

京都のグルテンフリーに関するよくある質問

京都でグルテンフリー外食を楽しむ際によくある質問をまとめました。

Q1. 京都駅周辺でグルテンフリーランチを食べられる場所はありますか？

A. 廣瀬米穀店 お米屋カフェが京都駅から比較的近い場所にあります（徒歩約20分、または地下鉄九条駅から徒歩10分）。五ツ星お米マイスターが厳選した米粉スイーツや、お米を使った定食を楽しめます。また、京都駅直結の商業施設内には、グルテンフリー対応メニューを提供する飲食店もありますが、完全グルテンフリーではないため、事前確認をおすすめします。

Q2. 嵐山観光でグルテンフリーの食事はできますか？

A. はい、できます。2024年9月にオープンした「和レ和レ和 アラシヤマ」は、全メニューが完全グルテンフリーの定食カフェです。玄米うどんや米粉の天ぷらなど、京都の食材を使った和食を安心して楽しめます。嵐山の主要観光スポット（天龍寺、竹林の小径、渡月橋）からも徒歩圏内です。

Q3. グルテンフリーの京都土産でおすすめはありますか？

A. 以下のお店でグルテンフリーの京都土産を購入できます。

• KOKU：京都産素材のグルテンフリーお菓子（オンライン購入可）
• いっ福cafe：無添加・発芽玄米パン（オンライン購入可）
• むしやしない：卵乳小麦不使用ケーキ（冷凍配送可）
• 伝統的な和菓子：わらび餅、くずきりなど（成分表示を要確認）

Q4. 子どもの小麦アレルギーがあります。京都で安心して外食できますか？

A. はい、専門店を選べば安心です。特に「和レ和レ和 アラシヤマ」「玄gen」「cafe planet」は全メニューがグルテンフリーのため、小麦アレルギーのお子さんでも安心して食事ができます。ただし、事前に電話やメールでアレルギーの詳細を伝えておくことをおすすめします。また、重度のアレルギーの場合は、コンタミネーション（交差汚染）への対応状況も確認しておくと安心です。

Q5. 京都の和菓子はグルテンフリーで食べられますか？

A. 多くの和菓子はグルテンフリーですが、確認が必要です。わらび餅、くずきり、大福、おはぎなど、米粉や餅米をベースにした和菓子はグルテンフリーの可能性が高いです。しかし、八つ橋（特に焼き八つ橋）や一部の生菓子には小麦が使われている場合があります。また、同じ工場で小麦製品を製造している場合のコンタミネーションリスクもあるため、重度のアレルギーの方は購入前に必ず確認してください。

Q6. 京都でグルテンフリーのラーメンは食べられますか？

A. はい、2025年3月にグルテンフリーラーメン店（2号店）がオープンしました。伝統的な京町屋を利用した店舗で、豆乳パティシエが作ったグルテンフリー＆ヴィーガンラーメンを提供しています。すべてのメニュー（天ぷら、トッピングなど含む）に小麦粉は一切使われていません。詳細な場所や営業情報は、最新のSNS情報をご確認ください。

Q7. 祇園・四条エリアでグルテンフリー対応のお店はありますか？

A. 完全グルテンフリー専門店は少ないですが、対応してくれるお店はあります。祇園・四条エリアは京都の中心的な繁華街で、高級和食店や料亭が多いエリアです。これらのお店では、事前に相談すればグルテンフリー対応してくれる場合もあります。ただし、完全グルテンフリー専門店を希望する場合は、少し足を延ばして出町柳の「cafe planet」や二条の「Au petit Foreau」に行くことをおすすめします。

Q8. 外国人の友人を京都に連れて行きたいのですが、英語対応のグルテンフリー店はありますか？

A. 観光地にある店舗は英語対応している場合が多いです。「和レ和レ和 アラシヤマ」は嵐山という国際的な観光地にあるため、英語メニューや英語対応スタッフがいる可能性があります。また、「cafe planet」などヴィーガン対応店も、海外からの観光客が多いため英語対応していることが多いです。事前にウェブサイトやSNSで確認するか、直接問い合わせてみてください。

まとめ｜京都はグルテンフリーで楽しめる街

京都は、グルテンフリー生活を送る方にとって外食を楽しみやすい街のひとつです。完全グルテンフリーの専門店が増えているだけでなく、和食文化をベースにした料理や米粉を使った和菓子など、もともとグルテンフリーに近い食文化が根付いています。

グルテンフリー生活は「制限」ではなく「選択」です。京都には、グルテンフリーだからこそ生まれた新しい美味しさや、米粉の可能性を追求したお店がたくさんあります。

「グルテンフリーだから京都旅行を諦める」のではなく、「グルテンフリーだからこそ出会える京都の味がある」——そんな気持ちで、京都のグルテンフリーグルメを楽しんでいただければ幸いです。

この記事で紹介したお店の情報は、2025年12月現在のものです。営業時間や定休日、メニュー内容は変更される場合がありますので、来店前に必ず公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。