フォカッチャはイタリア発祥の平焼きパンで、オリーブオイルをたっぷり使った香ばしい風味が特徴です。この人気のイタリアンブレッドを米粉で作ると、グルテンフリーでありながら外はカリッと中はもちもちという理想的な食感が実現できます。実は米粉パンの中でもフォカッチャは失敗しにくく、パン作り初心者でも1時間程度で完成させることができる嬉しいレシピなのです。
小麦粉で作る一般的なフォカッチャもふわふわとした食感が魅力ですが、米粉版はそれに加えてもちもち感が楽しめます。お米本来の優しい甘みがオリーブオイルの風味と絶妙にマッチし、小麦粉版とは一味違った美味しさを発見できるでしょう。小麦アレルギーの方やグルテンフリー生活を送っている方にとって、米粉フォカッチャは食卓の幅を広げてくれる心強い存在です。また、米粉は油の吸収率が低いため、オリーブオイルをたっぷり使うフォカッチャでもカロリーを抑えられるというメリットもあります。
米粉フォカッチャの基本レシピ

まずはシンプルな基本レシピをマスターしましょう。この基本形を覚えておけば、ハーブをトッピングしたり具材をのせたりと、様々なアレンジを楽しむことができます。材料と手順をしっかり守れば、初めてでもふんわりもちもちの美味しいフォカッチャが焼けるはずです。
材料(天板1枚分・約4〜6人前)
| 材料 | 分量 | ポイント |
|---|---|---|
| パン用米粉(ミズホチカラ推奨) | 200g | 製菓用は不可 |
| インスタントドライイースト | 3g | 小さじ1程度 |
| 砂糖 | 10g | きび砂糖でもOK |
| 塩 | 3g | 小さじ1/2程度 |
| ぬるま湯(約38℃) | 180ml | 人肌程度の温度 |
| オリーブオイル(生地用) | 大さじ1 | エクストラバージン推奨 |
| オリーブオイル(仕上げ用) | 大さじ2 | 表面にたっぷりと |
| 粗塩・ローズマリー | 適量 | トッピング用 |
作り方
ボウルにパン用米粉、砂糖、塩を入れて軽く混ぜ合わせます。別の小さな容器にぬるま湯を用意し、インスタントドライイーストを振り入れて軽く混ぜ、2〜3分置いてイーストを活性化させます。お湯の温度が熱すぎるとイーストが死んでしまうため、38℃前後を目安にしてください。指を入れてみて少し温かく感じる程度がちょうど良い温度です。
粉類の入ったボウルに活性化させたイースト液を加え、ゴムベラでしっかりと混ぜます。米粉の生地は分離しやすい特性があるため、200回程度を目安にしっかりと混ぜることが重要です。生地がなめらかになってきたらオリーブオイルを加え、さらに混ぜ合わせます。おたまですくったときに、サラサラと流れて一瞬跡が残りすぐに消える程度の柔らかさが理想的な状態です。
クッキングシートを敷いた天板に生地を流し入れ、厚さが均一になるよう広げます。乾燥を防ぐためにラップをふんわりとかけ、オーブンの発酵機能(35〜40℃)で30〜40分発酵させます。生地が1.5倍程度に膨らんだら発酵完了です。発酵が終わったら生地の表面にオリーブオイルをたっぷり塗り、指で数か所くぼみをつけます。粗塩とローズマリーを散らしたら、210℃に予熱したオーブンで15〜20分焼きます。表面がこんがりときつね色になったら完成です。
失敗しないための米粉選びのポイント
米粉フォカッチャを成功させる最も重要なポイントは、適切な米粉を選ぶことです。すべての米粉が同じ性質を持っているわけではなく、用途によって適した種類が異なります。間違った米粉を使うと、思うように膨らまなかったり、食感が悪くなったりする原因になりますので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
パン用米粉を必ず選ぶ
フォカッチャを含むパン作りには、必ず「パン用」と明記された米粉を使用してください。パン用米粉は製菓用や料理用とは異なる特性を持っており、アミロース含有量が高く設計されています。アミロースが多いことでパン生地に必要なコシが生まれ、グルテンがなくてもふんわりと膨らむ仕組みになっているのです。製菓用米粉を使ってしまうと、生地が重たくなり、期待どおりの食感が得られません。
ミズホチカラがおすすめ
パン用米粉の代表格として多くのレシピで推奨されているのが、熊本製粉の「ミズホチカラ」です。この米粉はパン専用に品種改良されたお米から作られており、ふくらみ・焼き上がり・食感のバランスが非常に優れています。でんぷん損傷度が低く抑えられているため、グルテンがなくても骨格を保ちやすく、初心者でも失敗しにくいという特徴があります。富澤商店や製菓材料店、オンラインショップで購入可能です。
共立食品「米の粉」も代用可能
ミズホチカラが手に入らない場合は、共立食品の「米の粉」でも同様の配合で作ることができます。スーパーで比較的入手しやすい商品なので、まずはこちらから始めてみるのも良いでしょう。ただし、米粉の種類によって吸水率が異なるため、生地の状態を見ながら水分量を調整することが大切です。生地が硬すぎる場合は水を少量追加し、逆に緩すぎる場合は次回作るときに水を減らすなど、経験を積みながら最適な配合を見つけていってください。
発酵なしで作れる時短レシピ
「今すぐフォカッチャを食べたい」というときに便利なのが、イースト不使用のベーキングパウダーレシピです。発酵時間を待つ必要がなく、材料を混ぜたらすぐに焼けるため、思い立ってから30分程度で焼きたてのフォカッチャを味わうことができます。イースト特有の風味はありませんが、もちもち食感は健在で、時間がないときの強い味方になってくれます。
ベーキングパウダーで作る材料
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| パン用米粉 | 150g |
| ベーキングパウダー | 5g |
| 絹豆腐 | 100g |
| 本みりん | 大さじ1 |
| 塩 | 小さじ1/4 |
| オリーブオイル | 大さじ2 |
作り方のポイント
絹豆腐を使うことで、もちもち感としっとり感がアップし、冷めても美味しいフォカッチャに仕上がります。本みりんを加えると生地に自然な甘みが加わり、焼き色も美しくなります。材料をすべてボウルに入れてよく混ぜ、オリーブオイルを塗ったバットに広げて200℃のオーブンで15〜20分焼けば完成です。ベーキングパウダーは時間が経つと膨らむ力が弱まるため、混ぜたらすぐに焼くことが成功のコツです。
フライパンで作る簡単レシピ
オーブンがなくてもフライパンがあれば米粉フォカッチャを作ることができます。フライパンで焼くと外側がカリッとして、オーブン焼きとはまた違った美味しさが楽しめます。少量だけ作りたいときや、オーブンを使いたくない夏場にもおすすめの方法です。
フライパンでの焼き方
基本レシピと同じ材料で生地を作り、フライパンに薄く油を敷いて生地を流し入れます。厚さは1〜1.5cm程度に広げ、蓋をして弱火から中弱火でじっくり焼きます。片面が焼き色がついたら裏返し、同様に焼きます。両面で合わせて15〜20分程度を目安にしてください。蓋をして焼くことで蒸し焼き状態になり、中までしっかり火が通ります。焼き上がりに表面にオリーブオイルを塗り、粗塩をふれば完成です。
アレンジフォカッチャのアイデア
基本の米粉フォカッチャをマスターしたら、様々なトッピングや具材を加えてアレンジを楽しんでみましょう。フォカッチャはシンプルなパンだからこそ、トッピング次第で見た目も味も大きく変わります。季節の食材やお好みの具材を使って、オリジナルのフォカッチャを作ってみてください。
ミニトマトとオリーブのフォカッチャ
焼く前の生地の表面にミニトマトを半分に切ったものとブラックオリーブを押し込むように配置します。焼いている間にトマトの水分が適度に蒸発し、オリーブの塩気がアクセントになった地中海風のフォカッチャが完成します。ドライトマトを使うとより濃厚な味わいになり、ワインのお供にもぴったりです。
チーズとハーブのフォカッチャ
焼き上がり5分前にピザ用チーズを散らし、チーズが溶けたら取り出します。仕上げにフレッシュなローズマリーやタイム、バジルなどのハーブを散らすと、香り高い一品になります。チーズはモッツァレラやゴルゴンゾーラなど、お好みの種類を使ってアレンジを楽しんでください。
フラワーフォカッチャ
SNSで話題になったフラワーフォカッチャは、野菜をお花のように飾り付けた華やかなスタイルです。パプリカやズッキーニ、オリーブ、ミニトマトなどを薄切りにして花や葉っぱに見立てて配置します。見た目が美しいためパーティーやおもてなしにぴったりで、写真映えも抜群です。米粉のもちもち生地と彩り野菜の組み合わせは、目にも舌にも嬉しい一品になります。
じゃがいものフォカッチャ
マッシュポテトを生地に練り込むと、よりしっとりとした食感のフォカッチャになります。じゃがいもを茹でて潰し、米粉生地に混ぜ込んでから通常通り発酵・焼成します。じゃがいもの自然な甘みと米粉のもちもち感が合わさり、食べ応えのある一品に仕上がります。
米粉フォカッチャが膨らまないときの対処法

レシピ通りに作ったはずなのにフォカッチャが思うように膨らまないという経験をした方もいるかもしれません。膨らみが悪い原因はいくつか考えられますので、一つずつチェックしてみましょう。原因を特定して次回に活かせば、きっと満足のいくフォカッチャが焼けるようになります。
イーストの活性が弱い
イーストが十分に活性化していないと、発酵がうまくいかず膨らみません。考えられる原因としては、お湯の温度が高すぎた(イーストが死んでしまった)、お湯の温度が低すぎた(イーストが活性化しなかった)、イーストの賞味期限が切れていた、などがあります。イーストを溶かすお湯は38℃前後を目安に、指を入れて少し温かく感じる程度に調整してください。また、開封後時間が経ったイーストは活性が落ちているため、新しいものを使うようにしましょう。
生地の混ぜ方が足りない
米粉の生地は分離しやすい特性があるため、しっかりと混ぜることが重要です。混ぜ方が足りないと、材料が均一に分散せず、膨らみにムラが出てしまいます。面倒でも200回程度を目安に、根気よく混ぜてください。生地が均一になめらかになるまで混ぜることで、発酵時に安定して膨らみます。
発酵時間や温度が適切でない
発酵環境も膨らみに大きく影響します。発酵温度が低すぎると発酵が進まず、高すぎると過発酵になって逆に縮んでしまうことがあります。オーブンの発酵機能がない場合は、40℃程度のぬるま湯を入れたボウルの上に生地を置くなど、適切な温度を保つ工夫をしてください。また、発酵時間は生地が1.5倍程度に膨らむまでを目安に、時間よりも生地の状態で判断することが大切です。
米粉フォカッチャの美味しい食べ方
焼きたての米粉フォカッチャは格別の美味しさですが、様々なシーンで活用できる万能パンでもあります。食事のお供としてはもちろん、サンドイッチやおつまみとしても楽しめる米粉フォカッチャの美味しい食べ方をご紹介します。
オリーブオイルとバルサミコ酢で
イタリアのレストランでよく見かける食べ方が、エクストラバージンオリーブオイルとバルサミコ酢のディップです。小皿にオリーブオイルとバルサミコ酢を入れ、ちぎったフォカッチャをつけながら食べます。米粉フォカッチャのもちもち食感と、オリーブオイルの香り、バルサミコ酢の甘酸っぱさが絶妙にマッチします。前菜やワインのお供として、おしゃれに楽しめる食べ方です。
サンドイッチとして
フォカッチャを横半分にスライスして、お好みの具材を挟めばボリューム満点のサンドイッチになります。生ハムとモッツァレラ、ルッコラの組み合わせはイタリアンテイストで相性抜群です。ツナやアボカド、トマトを挟んでも美味しいですし、照り焼きチキンなど和風の具材も意外とマッチします。米粉のもちもち食感が具材の美味しさを引き立ててくれます。
スープやシチューと一緒に
ミネストローネやトマトスープ、クラムチャウダーなどのスープと一緒に食べるのもおすすめです。米粉フォカッチャをスープに浸して食べると、もちもちの食感とスープの旨味が合わさって、至福のひとときを味わえます。グルテンフリーの方でも安心してスープパンを楽しめるのは嬉しいポイントです。
保存方法と温め直しのコツ
米粉フォカッチャは焼きたてが最も美味しいですが、正しく保存すれば翌日以降も十分に楽しめます。米粉パンは時間が経つと硬くなりやすい特性がありますが、適切な保存と温め直しの方法を知っておけば、いつでも美味しく食べることができます。
常温保存と冷蔵保存
当日中に食べきる場合は、粗熱を取った後にラップでぴったりと包んで常温保存が可能です。ただし、米粉パンは乾燥しやすいため、保存時間が長くなる場合は冷蔵庫での保存をおすすめします。冷蔵保存の場合は2〜3日を目安に食べきってください。いずれの場合も、ラップでしっかり密閉することで乾燥を防ぐことができます。
冷凍保存の方法
長期保存したい場合は冷凍がおすすめです。食べやすいサイズにカットしてから一つずつラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。この状態で約1ヶ月間美味しさを保てます。食べるときは自然解凍するか、凍ったままトースターで温めてください。
トースターで温め直す
冷蔵・冷凍保存したフォカッチャは、トースターで温め直すと美味しさが復活します。表面に軽く霧吹きで水をかけてから、トースターで2〜3分温めると、外はカリッと中はもちもちの食感がよみがえります。焦げやすいので様子を見ながら温めてください。電子レンジで温める場合は、水分が飛びすぎないようラップをかけて短時間で温めることをおすすめします。
米粉フォカッチャによくある質問
米粉フォカッチャ作りに関してよく寄せられる質問にお答えします。初めて作る方も、何度か作ったことがある方も、参考にしていただければ幸いです。
Q. サイリウムは入れなくても大丈夫ですか?
サイリウム(オオバコ)は米粉パンのレシピでよく使われる増粘剤ですが、フォカッチャの場合は入れなくても問題なく作れます。フォカッチャは平焼きパンで膨らみの高さを求めない分、サイリウムなしでも十分に美味しく仕上がります。もちろん入れる場合は、米粉100gに対して小さじ1程度を目安に加えると、よりもっちりとした食感になります。
Q. 豆腐を入れるレシピと入れないレシピがありますが、違いは何ですか?
豆腐を入れるレシピは、イースト不使用でベーキングパウダーを使う時短レシピに多いです。豆腐を加えることで生地にしっとり感が生まれ、冷めても硬くなりにくくなります。一方、イーストを使う本格レシピでは豆腐を入れないことが多いです。どちらも美味しく作れますので、時間や材料に応じて使い分けてください。
Q. 生地がベタベタして扱いにくいのですが
米粉の生地は小麦粉の生地に比べてベタつきやすい特性があります。これは正常な状態ですので心配いりません。生地を直接手でこねるのではなく、ゴムベラで混ぜてそのまま天板に流し入れる方法が最も扱いやすいです。表面を平らにしたい場合は、手に水をつけてから軽く押さえると、ベタつきを気にせず作業できます。
小麦フォカッチャと米粉フォカッチャの違い
小麦粉で作る一般的なフォカッチャと米粉フォカッチャには、見た目は似ていても食感や風味、栄養面でいくつかの違いがあります。両者の特徴を理解しておくと、目的に応じて使い分けができるようになりますし、米粉フォカッチャならではの魅力をより深く楽しめるようになるでしょう。
食感の違い
小麦粉で作るフォカッチャは、グルテンの働きによりふわふわとした軽い食感が特徴です。噛むとエアリーな口当たりで、パンらしい弾力があります。一方、米粉フォカッチャはグルテンを含まないため、ふわふわ感よりもちもち感が際立ちます。外側はカリッと焼き上がり、中はしっとりもちもちという独特の食感は、一度食べるとクセになる美味しさです。この食感の違いは好みが分かれるところですが、米粉ならではのもっちり感を楽しみたい方にはたまらない魅力といえるでしょう。
風味の違い
小麦粉のフォカッチャは小麦特有の香ばしい風味がありますが、米粉フォカッチャはお米本来の優しい甘みと淡白な風味が特徴です。この控えめな風味がオリーブオイルやハーブ、トッピングの味わいを引き立て、食材との相性の良さを発揮します。和食との組み合わせも違和感がなく、味噌汁や煮物など日本の食卓にも自然になじむのが米粉フォカッチャの良さです。
栄養面の違い
栄養面では、米粉はアミノ酸スコアが高く、タンパク質の質が優れています。また、GI値(血糖値の上昇率)も小麦粉より低めで、食後の血糖値スパイクを抑える効果が期待できます。さらに米粉は油の吸収率が小麦粉より低いため、オリーブオイルをたっぷり使うフォカッチャでもカロリーを抑えられます。グルテンフリーであることから、小麦に敏感な方やセリアック病の方でも安心して食べられるのも大きなメリットです。
米粉フォカッチャ作りに役立つ道具
米粉フォカッチャを美味しく作るために、あると便利な道具をご紹介します。特別な道具がなくても作ることはできますが、適切な道具を揃えることで作業がスムーズになり、仕上がりもより良くなります。これからパン作りを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
ゴムベラとボウル
米粉の生地はベタつきやすいため、手でこねるよりもゴムベラで混ぜる方法がおすすめです。大きめのゴムベラがあると効率よく混ぜることができ、作業がはかどります。ボウルはステンレス製やガラス製がおすすめで、生地離れが良くお手入れも簡単です。発酵時にラップをかけやすい、縁が広めのボウルを選ぶと使い勝手が良いでしょう。
デジタルスケール
米粉パンは分量の正確さが仕上がりを左右するため、デジタルスケールは必須アイテムといえます。1g単位で計量できるものを選び、粉類だけでなく水分量も正確に計ることで、安定した仕上がりを得られます。最近では500円程度で購入できるリーズナブルな商品もありますので、お持ちでない方はぜひ揃えておくことをおすすめします。
オーブン用温度計
オーブンの設定温度と実際の庫内温度には差があることが多いため、オーブン用温度計があると正確な温度管理ができます。特に古いオーブンや家庭用の小型オーブンでは温度のムラが生じやすいため、温度計で確認しながら焼くと失敗を減らせます。発酵時の温度管理にも使えるので、パン作りを続けていくなら一つ持っておくと便利です。
季節に合わせた米粉フォカッチャの楽しみ方
米粉フォカッチャは一年を通して楽しめるパンですが、季節に合わせたアレンジを取り入れることで、旬の食材を活かした美味しさを楽しむことができます。季節ごとのおすすめの楽しみ方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
春のフォカッチャ
春は菜の花やアスパラガスなどの旬野菜を使ったフォカッチャがおすすめです。茹でた菜の花を生地にのせて焼くと、ほろ苦さが大人の味わいを演出します。桜の塩漬けをトッピングすれば、見た目も春らしい華やかなフォカッチャに仕上がります。お花見のピクニックに持っていくのもすてきです。
夏のフォカッチャ
夏はズッキーニやパプリカ、バジルなど夏野菜をたっぷり使ったカラフルなフォカッチャが涼やかです。オーブンを使いたくない暑い日は、フライパンで手軽に焼くスタイルがおすすめです。冷製スープと合わせたり、冷やしたトマトソースにつけて食べたりと、夏らしい食べ方を楽しんでください。
秋のフォカッチャ
秋はきのこやかぼちゃ、さつまいもなど秋の味覚をトッピングしたフォカッチャが美味しい季節です。しめじやエリンギ、マイタケなどのきのこをオリーブオイルで軽く炒めてからトッピングすると、きのこの旨味がフォカッチャに染み込んで風味豊かに仕上がります。温かいスープやシチューとの組み合わせも秋にぴったりです。
冬のフォカッチャ
冬はとろけるチーズやベーコン、ほうれん草などボリュームのある具材を使った温かいフォカッチャが恋しくなります。焼きたてアツアツのフォカッチャに、クリームシチューやミネストローネを添えれば、体も心も温まる冬の食卓が完成します。クリスマスパーティーにはフラワーフォカッチャを作って、テーブルを華やかに演出するのもおすすめです。
米粉フォカッチャ作りのトラブルシューティング
米粉フォカッチャ作りで起こりがちなトラブルと、その解決策をまとめました。失敗してしまったときの参考にしていただき、次回の成功につなげてください。
表面が割れてしまう
焼いている途中でフォカッチャの表面が割れてしまうことがあります。これは発酵不足や生地の水分量が足りない場合に起こりやすい現象です。発酵時間を長めにとり、生地が1.5倍程度に膨らむまでしっかり発酵させてください。また、焼く前に表面にオリーブオイルをたっぷり塗ることで、乾燥を防ぎ割れにくくなります。
中心が生焼けになる
焼き上がりの見た目は良いのに、切ってみると中心部が生っぽいというトラブルもあります。原因としては、オーブンの温度が高すぎて表面だけ先に焼けてしまったか、生地の厚みが均一でなかったことが考えられます。温度を少し下げて焼き時間を延ばすか、生地を広げるときに中央を薄めにするなど工夫してみてください。竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がりの目安です。
パサパサになってしまう
焼き上がりがパサパサになってしまう場合は、水分量が足りないか、焼きすぎている可能性があります。米粉の種類によって吸水率が異なるため、生地の状態を見ながら水分量を調整してください。また、焼き時間を少し短くし、焼き上がり直後にオリーブオイルを塗ると、しっとり感が増します。保存時にラップでしっかり包むことも、乾燥を防ぐ重要なポイントです。
底面が焦げてしまう
フォカッチャの底面だけが焦げてしまう場合は、天板の位置が低すぎるか、オーブンの下火が強すぎることが原因です。天板をオーブンの中段〜上段に置くようにし、それでも焦げる場合は天板を2枚重ねて使うと、下からの熱を和らげることができます。クッキングシートを敷いていない場合は、必ず敷くようにしてください。またアルミホイルを天板の下に敷くことでも、底面の焦げ防止に効果があります。
まとめ
米粉フォカッチャは、グルテンフリーでありながら外はカリッと中はもちもちという理想的な食感を実現できる、作りやすいイタリアンブレッドです。小麦粉のフォカッチャとは異なるもっちりとした食感は、一度食べるとクセになる美味しさがあります。成功の鍵はパン用米粉を選ぶこと、特にミズホチカラを使うと失敗しにくく、初心者でも安心して挑戦できます。イーストを使った本格レシピなら1時間程度、ベーキングパウダーと豆腐を使った時短レシピなら発酵不要で30分程度で焼きたてのフォカッチャが楽しめます。フライパンでも作れるため、オーブンがないご家庭でも気軽に挑戦できるのが嬉しいポイントです。
基本のプレーンフォカッチャはもちろん、ミニトマトやオリーブ、チーズやハーブをトッピングしたアレンジも楽しめます。季節の野菜を使ったフラワーフォカッチャは見た目も華やかで、パーティーやおもてなしの場面でも活躍してくれます。オリーブオイルとバルサミコ酢でシンプルに味わったり、好みの具材を挟んでサンドイッチにしたり、温かいスープやシチューと一緒に食べたりと、朝食から夕食まで様々なシーンで活躍してくれる万能パンです。
冷凍保存も可能なので、多めに焼いてストックしておけば、忙しい日の朝でも手軽に美味しい米粉フォカッチャを楽しむことができます。トースターで温め直せば、焼きたてのようなカリッとした食感がよみがえります。小麦アレルギーの方やグルテンフリー生活を送っている方にとって、手作りパンの選択肢が広がるのは大きな喜びではないでしょうか。材料もシンプルで、特別な道具も必要なく、誰でも気軽に挑戦できるのが米粉フォカッチャの魅力です。お子様と一緒に生地をこねたり、トッピングを飾ったりすれば、食育の機会にもなります。ぜひこの記事を参考に、ご家庭でグルテンフリーの手作りフォカッチャに挑戦してみてください。一度作ればその美味しさと手軽さに、きっとリピートしたくなるはずです。米粉パン作りの第一歩として、まずはフォカッチャから始めてみてはいかがでしょうか。きっと新しいパン作りの楽しさと、米粉の魅力を発見できることでしょう。

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