「小麦アレルギーがあっても、おしゃれなカフェでランチやスイーツを楽しみたい」
そんな願いを叶えてくれるのが、兵庫県芦屋市です。高級住宅地として知られる芦屋は、食への意識が高い住民が多く、グルテンフリー専門店が続々とオープンしています。米粉の焼菓子専門店、生米から作るパン屋さん、小麦を一切持ち込まないカフェなど、グルテンフリー生活を送る方にとって「聖地」とも呼べるエリアです。
この記事では、芦屋でグルテンフリーメニューを楽しめるお店を徹底紹介。各店舗の住所・営業時間・定休日・アクセス情報はもちろん、人気メニューやお店のこだわりまで詳しくお伝えします。小麦アレルギーのお子さまがいるママや、グルテンフリー生活を始めたばかりの方にも役立つ情報が満載です。
お土産選びのポイントや、グルテンフリーランチを楽しむコツもご紹介していますので、芦屋へのお出かけ前にぜひチェックしてくださいね。
芦屋がグルテンフリーの聖地と呼ばれる理由
兵庫県芦屋市は、関西を代表する高級住宅地として知られています。阪神間に位置し、六甲山の麓から海辺まで美しい街並みが広がるこのエリアには、食にこだわりを持つ住民が多く暮らしています。
そんな芦屋で、近年グルテンフリー専門店が次々とオープンし、「グルテンフリーの聖地」として注目を集めています。その理由を詳しく見ていきましょう。
高級住宅地ならではの食への意識の高さ
芦屋は古くから「西の芦屋、東の田園調布」と並び称されるほど、日本を代表する高級住宅地です。住民の食への意識は非常に高く、素材にこだわったお店や、健康を意識した飲食店が多いことで知られています。
無添加、オーガニック、自然派といったコンセプトのお店が支持される土壌があり、グルテンフリー専門店もその延長線上で発展してきました。「体に優しいものを選びたい」「家族の健康を考えた食事をしたい」という住民のニーズに応える形で、質の高いグルテンフリー店舗が生まれているのです。
グルテンフリー専門店が続々オープン
芦屋では2019年頃から、グルテンフリーに特化した専門店のオープンが相次いでいます。
米粉の焼菓子を専門に扱う「パヴェアルチザン芦屋本店」、小麦を一切持ち込まないカフェ「ユルスナール」、生のお米からパンを作る「KOME PANTRY」、グルテンフリー対応のフレンチビストロ「78 Fuzuki Yaoka」など、それぞれ異なるコンセプトを持つ専門店が集まっています。
これらのお店は単に「小麦を使わない」というだけでなく、味や食感にもこだわり、グルテンフリーでも満足できる美味しさを追求しています。そのクオリティの高さが評判を呼び、芦屋市外からも多くのお客さんが訪れるようになりました。
小麦アレルギーの家族と一緒に楽しめる街
芦屋のグルテンフリー店舗の多くは、店主自身や家族に小麦アレルギーがあったことがきっかけで開業しています。
パヴェアルチザン芦屋本店は「小麦アレルギーの家族の喜ぶ顔を見たい」という思いから始まりました。ユルスナールは「小麦アレルギーの人も、アレルギーのない人も一緒に食事やお茶を楽しめる場所を作りたい」というコンセプトで運営されています。
このような背景があるからこそ、コンタミネーション（交差汚染）への配慮も徹底されています。小麦アレルギーのお子さまがいるご家庭にとって、安心して外食できる街として芦屋は貴重な存在なのです。
【パヴェアルチザン芦屋本店】米粉焼菓子の専門店
芦屋のグルテンフリースイーツといえば、まず名前が挙がるのが「パヴェアルチザン芦屋本店」です。芦屋初のお米のグルテンフリービスキトリー（焼菓子専門店）として、地元はもちろん遠方からも多くのファンが訪れる人気店です。
小麦アレルギーの家族のために始めたお菓子作り
パヴェアルチザンは、「小麦アレルギーの家族の喜ぶ顔を見たい」という思いから生まれたお店です。小麦粉を使った焼菓子に負けない美味しさを、体に優しいお米で実現することを目指しています。
お店のコンセプトは「グルテンフリーだから仕方なく食べる」ではなく、「美味しいから食べたい」と思ってもらえるお菓子を作ること。米粉の特性を活かしながら、フランス菓子の技法を取り入れた本格的な焼菓子が並びます。
店内は甘い香りに包まれ、窯から出したばかりの焼きたてのお菓子が常時40アイテムほど並んでいます。ショーケースを眺めているだけでも幸せな気持ちになれる、そんな素敵なお店です。
人気メニュー：スコーン・フィナンシェ・カヌレ
パヴェアルチザンで特に人気が高いのは、焼きたてのスコーンです。外はサクッと、中はふんわりとした食感で、米粉ならではの優しい甘みが感じられます。プレーンをはじめ、季節のフルーツを使ったものなど、さまざまなフレーバーが楽しめます。
フィナンシェやマドレーヌといった定番の焼菓子も人気です。しっとりとした食感と、バターの豊かな香りが特徴で、グルテンフリーとは思えない本格的な味わいです。
カヌレも見逃せません。外側はカリッと香ばしく、中はもっちりとした食感。ラム酒の風味がふわっと広がる大人の味わいで、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。
また、米粉の生クリームクレープや、ヴィーガン対応のクッキーなども販売されており、さまざまなニーズに対応しています。
店舗情報・アクセス・営業時間
パヴェアルチザン芦屋本店（Pave artisaN）
- 住所：兵庫県芦屋市茶屋之町4-13-101
- 電話番号：0797-62-9410
- 営業時間：10:00〜18:00
- 定休日：火曜日・水曜日（不定休あり）
- アクセス：JR芦屋駅南口から徒歩約4分
- 公式サイト：https://paveartisan.com/
※営業時間・定休日は変更される場合があります。来店前に公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。
オンラインショップも運営されており、遠方の方でもお取り寄せが可能です。ギフト用の詰め合わせセットもあるので、グルテンフリー生活を送る方への贈り物にもおすすめです。
【KOME PANTRY】生米パン専門店の魅力
2023年5月にオープンした「KOME PANTRY（コメパントリー）」は、芦屋で話題の生米パン専門店です。「米粉パン」ではなく「生米パン」という、ちょっと珍しいコンセプトのお店です。
米粉ではなく「生米」から作るパンとは
生米パンとは、米粉ではなく生のお米から直接作るパンのことです。お米を水に浸してからミキサーで撹拌し、そのまま生地にして焼き上げます。
この製法の最大の特徴は、お米の甘みと風味をダイレクトに感じられること。米粉に加工する過程で失われてしまうお米本来の美味しさを、そのままパンで味わえるのです。
食感も独特で、ふわっふわでもちもち。焼きたては外側が香ばしく、翌日以降もしっとりが続くのは、生のお米を使うパンならではの特徴です。
KOME PANTRYで使用されているのは、兵庫県産の有機米「山田錦」。日本酒で有名な酒米を使うことで、より上質な味わいを実現しています。
グルテンフリー×ヴィーガン対応の安心感
KOME PANTRYの大きな特徴は、すべての商品がグルテンフリーであるだけでなく、プラントベース（植物性食品のみ）で作られていることです。
小麦アレルギーの方はもちろん、卵や乳製品にアレルギーがある方、ヴィーガンの方も安心して食べられます。アレルギーを持つお子さまがいるご家庭にとって、選択肢が限られがちなパンの世界で、心強い存在です。
商品ラインナップは、定番の食パンをはじめ、いちじくと塩漬け生胡椒のパン、ラムマロンなど、こだわりの素材を使った惣菜パンや菓子パンが揃っています。どれも丁寧に作られた、ここでしか味わえないパンばかりです。
生米パンの開発や監修は、生米パンの第一人者として知られるリト史織さんが担当しています。レシピ本の出版も手がける専門家の技術が詰まったパンを、芦屋で味わえるのは贅沢なことです。
店舗情報・アクセス・営業時間
KOME PANTRY（コメパントリー）
- 住所：兵庫県芦屋市東山町5-10
- 電話番号：0797-35-0081
- 営業時間：11:00〜16:00
- 定休日：日曜日・月曜日・祝日
- アクセス：JR芦屋駅から北東へ徒歩約10分（宮川けやき通り沿い）
- 公式サイト：https://komepantry.com/
※台風などの災害時は予告なく臨時休業する場合があります。在庫・販売状況についてのお電話でのお問い合わせには対応していないとのことなので、確実に購入したい場合は早めの来店がおすすめです。
人気商品は早い時間に売り切れてしまうこともあるので、お目当てのパンがある方は開店時間に合わせて訪れるとよいでしょう。
【ユルスナール】グルテンフリーカフェの最新情報
「Yourcenar（ユルスナール）」は、芦屋のグルテンフリーシーンを牽引してきたカフェです。2019年の開店以来、小麦アレルギーの方も安心して食事ができる場所として、多くの方に愛されてきました。
2019年開店以来、店内に小麦を持ち込まないこだわり
ユルスナールの最大の特徴は、開店以来、店内に小麦を一切持ち込んでいないことです。これは単に「グルテンフリーメニューがある」というレベルではありません。
多くの飲食店では、グルテンフリーメニューがあっても、同じキッチンで小麦を使った料理も作られています。その場合、調理器具や作業台を通じて微量の小麦が混入する「コンタミネーション」のリスクがあります。
しかしユルスナールでは、そもそも小麦を店内に入れないことで、コンタミネーションのリスクを根本から排除しています。重度の小麦アレルギーの方でも、安心して食事を楽しめる貴重なお店です。
メニューは、グルテンフリーの麺を使ったパスタ、小麦粉不使用のカレー、米粉パンのサンドイッチなど、食事系のメニューが充実しています。また、米粉を使ったマフィンやパイ、タルト、チーズケーキなど、スイーツも豊富に揃っています。
旬の素材を活かした季節限定メニューも人気で、訪れるたびに新しい美味しさに出会えるのも魅力です。
移転準備中・テイクアウト販売の最新情報
ユルスナールは、移転準備のため2024年末をもって芦屋川の店舗を閉店しました。新店舗の場所やオープン時期については、現時点では発表されていません。
ただし、移転準備中も完全に休業しているわけではありません。阪神芦屋駅近くの工房で、米粉パンやグルテンフリー焼き菓子のテイクアウト販売が行われています。
テイクアウトでは、香ばしいクラストとふわもち食感が特徴の食パン「パン・ドゥ・リ」をはじめ、惣菜パン、ミニマフィン、バスクスタイルの半熟チーズケーキなどが購入できます。また、グルテンフリーの調味料や麺、プロテインバー、お菓子なども販売されています。
新店舗のオープンを楽しみに待ちながら、テイクアウトでユルスナールの味を楽しむことができます。
店舗情報・アクセス・営業時間
ユルスナール テイクアウト販売（工房）
- 住所：兵庫県芦屋市公光町9-1
- 電話番号：0797-61-8585
- 営業時間：11:00〜15:00（売り切れ次第閉店の場合あり）
- 定休日：月曜日・火曜日
- アクセス：阪神芦屋駅東出口から徒歩約2分（セブン-イレブン芦屋公光町店の向かい）
- 公式サイト：https://gf-yourcenar.com/
※新店舗の情報は公式サイトやInstagram（@gf_yourcenar）で発表される予定です。最新情報をチェックしてください。
【78 Fuzuki Yaoka】グルテンフリー対応のフレンチビストロ
「78 Fuzuki Yaoka（フヅキヤオカ）」は、2020年にオープンしたカフェレストランです。料理サロン「ターブルドール」が経営しており、食材へのこだわりと丁寧なサービスで人気を集めています。
完全予約制で一人ひとりに合わせた対応
78 Fuzuki Yaokaは完全予約制で営業しています。これは、お客様一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサービスを提供するためです。
予約時にグルテンフリー対応を希望すると、コース全体をグルテンフリーに変更してもらえます。事前に相談することで、アレルギーや食の好みに合わせた調整も可能です。グルテンフリー対応には別途料金がかかる場合がありますので、予約時にご確認ください。
お店のコンセプトは「日本人の腸にはお米が落ち着く」というもの。通常のコースでも、パンの代わりに米粉パンが提供されることがあります。また、おこげやお粥、炊き込みご飯など、お米を使った料理がコースに組み込まれることもあります。
席数は12席と少人数制。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと食事を楽しめます。記念日のディナーや、大切な人との特別な食事にもおすすめです。
米粉パンやグルテンフリーコースの魅力
78 Fuzuki Yaokaのグルテンフリー対応で特筆すべきは、その美味しさへのこだわりです。
「LAVA」というトルコ製のホーロー容器で焼き上げる米粉パンは、もちもちしているのにふんわりとした食感で、多くのお客様から好評を得ています。小麦のパンに慣れた方でも、違和感なく楽しめる美味しさです。
揚げ物の衣には米粉と片栗粉をミックスすることで、小麦粉のようなサクサク感を再現。米粉を使用したケーキは時間が経つと固くなりやすいという課題に対しては、チョコレートやチーズを使うことでしっとり感を維持するなど、グルテンフリーでも美味しくなる工夫が随所に施されています。
メニューは2か月ごとに変更されるので、季節ごとに訪れる楽しみがあります。旬の食材を使った創作料理とともに、グルテンフリーの可能性を感じられるお店です。
店舗情報・アクセス・営業時間
78 Fuzuki Yaoka（フヅキヤオカ）
- 住所：兵庫県芦屋市茶屋之町3-7 Decola Ashiya 101
- 電話番号：080-3844-0778
- 営業時間：【ランチ】11:00または12:00来店 【ディナー】18:00〜21:30（L.O. 21:00）
- 定休日：日曜日・月曜日
- 席数：12席
- 予算目安：ランチ4,000円〜、ディナー8,000円〜
- アクセス：JR芦屋駅から徒歩約3分
- 公式サイト：https://78fuzuki.com/
- Instagram：@makikotabledor
※完全予約制です。グルテンフリー対応を希望する場合は、予約時に必ずお伝えください。対応可否や追加料金についてもあわせてご確認ください。
芦屋でグルテンフリーのお土産を買うならここ
芦屋には、グルテンフリーのお土産にぴったりな商品を扱うお店がいくつかあります。小麦アレルギーの方への手土産や、グルテンフリー生活を送る友人へのプレゼントを探している方に、おすすめのお店とポイントをご紹介します。
手土産に喜ばれる米粉焼菓子の選び方
グルテンフリーのお土産を選ぶ際に大切なのは、「美味しさ」と「安心感」の両立です。
パヴェアルチザン芦屋本店では、ギフト用の詰め合わせセットが用意されています。フィナンシェやマドレーヌ、カヌレなど、見た目も華やかな焼菓子がきれいに箱詰めされており、贈り物にぴったりです。
選ぶ際のポイントとしては、相手のアレルギー状況を確認することが大切です。小麦だけでなく、卵や乳製品にもアレルギーがある場合は、ヴィーガン対応の商品を選びましょう。パヴェアルチザンではヴィーガンクッキーも販売されています。
また、賞味期限も確認しておきましょう。グルテンフリーの焼菓子は、保存料を使っていないものが多く、賞味期限が短めの場合があります。
日持ちするグルテンフリースイーツ
遠方へのお土産や、すぐに渡せない場合は、日持ちする商品を選ぶと安心です。
焼き菓子の中でも、フィナンシェやマドレーヌは比較的日持ちがよい傾向にあります。カヌレも外側がしっかりと焼き固められているため、数日間は美味しく食べられます。
パヴェアルチザン芦屋本店では、国産ドライフルーツも販売されています。お菓子以外のものを贈りたい場合は、こうした商品もおすすめです。
また、パヴェアルチザンでは世界各国から厳選された紅茶も取り扱っています。グルテンフリーの焼菓子と紅茶をセットにして贈れば、おうちでのティータイムがより豊かになるでしょう。
オンラインショップでお取り寄せも可能
芦屋まで行く時間がない方や、遠方にお住まいの方には、オンラインショップの利用がおすすめです。
パヴェアルチザン芦屋本店は、公式オンラインショップ（https://paveartisan.shop/）を運営しています。人気の焼菓子をはじめ、ギフトセット、紅茶、ドライフルーツなど、店舗で販売されている商品の多くがオンラインで購入可能です。
全国どこからでも注文でき、自宅用はもちろん、直接相手先に届けることもできます。季節限定の商品も登場するので、定期的にチェックしてみてください。
なお、KOME PANTRYの生米パンは、その特性上、焼きたてを店舗で購入するのがおすすめです。日持ちの観点から、お土産には向かない場合もあるので、自分用のご褒美として楽しむのがよいでしょう。
芦屋周辺でグルテンフリーランチを楽しむコツ
芦屋でグルテンフリーのランチを楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくとスムーズです。ここでは、お店選びから予約時の伝え方まで、実践的なアドバイスをお伝えします。
予約時に伝えるべきポイント
グルテンフリー対応のお店に予約する際は、以下の点を明確に伝えましょう。
まず、「グルテンフリー対応をお願いしたい」ということを最初にはっきり伝えます。78 Fuzuki Yaokaのように、グルテンフリー対応が別料金になる場合もあるので、料金についても確認しておくと安心です。
次に、アレルギーの程度を伝えます。「小麦アレルギーがあり、微量でも反応が出る」のか、「グルテン過敏症で、できるだけ避けたい」のかで、お店の対応も変わってきます。重度のアレルギーの場合は、コンタミネーションについても相談しましょう。
また、小麦以外のアレルギーがある場合も、合わせて伝えておきます。卵、乳製品、ナッツなど、他のアレルゲンについても確認が必要です。
最後に、同行者の中にグルテンフリーでない方がいる場合は、その旨も伝えておくとよいでしょう。
グルテンフリー対応店舗の探し方
芦屋でグルテンフリー対応のお店を探す方法をいくつかご紹介します。
まず、「Vegewel」などのグルテンフリー・ヴィーガン対応店舗の検索サイトを活用する方法があります。エリアと条件を指定して検索でき、口コミも参考になります。
次に、各店舗の公式サイトやSNSをチェックする方法です。グルテンフリー対応の有無だけでなく、最新のメニュー情報や営業時間の変更なども確認できます。
また、グルテンフリー生活を送る方のブログやSNSも参考になります。実際に訪れた方の感想や、お店の雰囲気を知ることができます。
この記事でご紹介したお店以外にも、芦屋周辺にはグルテンフリー対応のお店があります。「YOLO CAFE芦屋本店」は化学肥料や農薬を使わない野菜を使ったオーガニックカフェで、健康志向の方に人気です。
コンタミネーションへの配慮を確認しよう
グルテンフリーメニューがあっても、すべてのお店がコンタミネーションに配慮しているわけではありません。重度の小麦アレルギーの方は、この点を必ず確認しましょう。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- キッチンで小麦を使った料理も作っているか
- 調理器具（鍋、フライパン、まな板など）は小麦料理と共用か
- 揚げ物の油は小麦を使った料理と共用か
- 専用の調理スペースがあるか
ユルスナールのように「店内に小麦を一切持ち込まない」というお店は、コンタミネーションの心配がほぼありません。一方、通常メニューも提供しているお店では、程度の差はあれ、コンタミネーションのリスクが存在します。
お店に質問することは失礼ではありません。むしろ、きちんと確認することで、お店側も適切な対応ができます。遠慮せずに相談してみてください。
芦屋グルテンフリー店舗マップ・アクセス情報まとめ
最後に、芦屋のグルテンフリー店舗のアクセス情報を、エリア別にまとめます。芦屋には3つの主要駅があり、それぞれの駅周辺にグルテンフリー店舗が点在しています。お出かけの参考にしてください。
JR芦屋駅周辺のグルテンフリー店舗
JR芦屋駅は、芦屋の中心に位置する主要駅です。新快速も停車するため、大阪や神戸からのアクセスも良好です。
パヴェアルチザン芦屋本店
- JR芦屋駅南口から徒歩約4分
- 住所：芦屋市茶屋之町4-13-101
78 Fuzuki Yaoka
- JR芦屋駅から徒歩約3分
- 住所：芦屋市茶屋之町3-7 Decola Ashiya 101
KOME PANTRY
- JR芦屋駅から北東へ徒歩約10分（宮川けやき通り沿い）
- 住所：芦屋市東山町5-10
JR芦屋駅周辺は、パヴェアルチザンと78 Fuzuki Yaokaが比較的近い距離にあります。両方のお店を回ることも可能です。KOME PANTRYは少し離れていますが、閑静な住宅街の中を散歩しながら向かうのも楽しいでしょう。
阪急芦屋川駅周辺のグルテンフリー店舗
阪急芦屋川駅は、六甲山に近い北側に位置しています。落ち着いた雰囲気の住宅街が広がるエリアです。
ユルスナール（旧店舗）
- 旧住所：芦屋市西山町2-4 西棟1階
- ※現在は移転準備中のため閉店
ユルスナールは2024年末に移転のため閉店しました。新店舗の情報が発表され次第、公式サイトやSNSで確認してください。
阪神芦屋駅周辺のグルテンフリー店舗
阪神芦屋駅は、海に近い南側に位置しています。芦屋の中心部へのアクセスも良好です。
ユルスナール テイクアウト販売（工房）
- 阪神芦屋駅東出口から徒歩約2分
- 住所：芦屋市公光町9-1
- 目印：セブン-イレブン芦屋公光町店の向かい
現在、ユルスナールの商品を購入できるのはこの工房のみです。営業時間が11:00〜15:00と短めなので、時間に余裕を持って訪れましょう。人気商品は早い時間に売り切れることもあります。
各店舗の最新の営業情報は、公式サイトやSNSで必ず確認してからお出かけください。特に祝日や年末年始は通常と異なる営業体制になることがあります。
まとめ
この記事では、芦屋でグルテンフリーメニューを楽しめるお店を詳しくご紹介しました。最後に、ポイントをおさらいしましょう。
芦屋のグルテンフリー専門店
- パヴェアルチザン芦屋本店：米粉焼菓子専門店。スコーン・フィナンシェ・カヌレが人気。JR芦屋駅から徒歩4分
- KOME PANTRY：生米パン専門店。グルテンフリー×ヴィーガン対応。JR芦屋駅から徒歩10分
- ユルスナール：店内に小麦を持ち込まないカフェ。現在は移転準備中、テイクアウト販売のみ
- 78 Fuzuki Yaoka：グルテンフリー対応のフレンチビストロ。完全予約制
訪問時のポイント
- 営業時間・定休日は変更の可能性あり。必ず公式サイトで最新情報を確認
- 予約時にグルテンフリー対応を希望する旨を伝える
- 重度のアレルギーの場合はコンタミネーションについても確認
- 人気商品は早めに売り切れることがあるので、開店時間に合わせて訪問がおすすめ
お土産・手土産におすすめ
- パヴェアルチザンのギフトセット（オンライン購入も可能）
- ユルスナールのグルテンフリー焼菓子（テイクアウト販売で購入可能）
芦屋は、グルテンフリー生活を送る方にとって、安心して外食やお買い物を楽しめる貴重なエリアです。各店舗のオーナーさんたちの「小麦アレルギーの方にも美味しいものを届けたい」という思いが詰まったお店ばかり。ぜひ芦屋を訪れて、グルテンフリーの美味しさを体験してみてくださいね。
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