「米粉と上新粉って何が違うの?」「代用できるのかな?」和菓子やお菓子作りをしようと思ったとき、こんな疑問を持ったことはありませんか?
結論から言うと、米粉も上新粉も「うるち米」から作られた粉ですが、粒子の細かさと製法が異なります。この違いにより、仕上がりの食感や適した用途が変わってきます。
この記事では、米粉と上新粉の違いを原料・製法・食感・用途の観点から徹底解説。さらに白玉粉やもち粉、だんご粉との違いや、それぞれの使い分け方もお伝えします。米粉・上新粉選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 米粉と上新粉の原料・製法の違い
- 粒子の細かさによる食感の違い
- それぞれに適した料理・お菓子
- 白玉粉・もち粉・だんご粉との違い
- 代用する際の注意点
米粉と上新粉の基本的な違いとは?
まずは米粉と上新粉の基本的な違いを押さえましょう。どちらも同じ「うるち米」から作られていますが、製法や粒子の細かさに大きな違いがあります。
原料はどちらも「うるち米」
米粉も上新粉も、原料は同じ「うるち米」です。うるち米とは、普段私たちがご飯として食べている一般的なお米のことです。
ただし、広い意味での「米粉」は、うるち米だけでなくもち米から作られた粉も含みます。つまり、上新粉は米粉の一種という関係になります。
・うるち米から作られる粉:上新粉、製菓用米粉、パン用米粉など
・もち米から作られる粉:白玉粉、もち粉、道明寺粉など
最大の違いは「粒子の細かさ」
米粉と上新粉の最も大きな違いは、粒子の細かさです。
製菓用米粉・パン用米粉は、小麦粉と同程度かそれ以上に細かく粉砕されており、200〜400メッシュ程度の細かさがあります。
一方、上新粉は約90メッシュ程度と、米粉よりも粒子が粗めです。この粒子の違いが、食感や仕上がりに大きく影響します。
| 粉の種類 | 粒子の細かさ | 特徴 |
|---|---|---|
| 製菓用米粉 | 200〜400メッシュ | 非常に細かく、なめらか |
| パン用米粉 | 200〜400メッシュ | 膨らみやすく改良 |
| 上新粉 | 約90メッシュ | やや粗め、歯応えあり |
製法の違い
製粉方法にも違いがあります。
上新粉の製法
うるち米を精白→水洗い→乾燥→製粉→ふるいにかける、という工程で作られます。粘り気が出やすい「ロール製粉法」で製粉されているのが特徴です。
製菓用・パン用米粉の製法
時間をかけてきめ細かく粉砕する「胴搗き(どうつき)製粉法」や、「気流粉砕」など、用途によって様々な製粉方法が採用されています。これにより、でんぷんの損傷が少なく、よりサラサラとした粉に仕上がります。
近年の製菓用・パン用米粉は「新用途米粉」とも呼ばれます。従来の上新粉とは異なる特殊な製法で、小麦粉のように幅広い料理に使えるよう改良されています。
米粉と上新粉の食感・仕上がりの違い
粒子の細かさと製法の違いは、食感や仕上がりに大きく影響します。ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
上新粉の食感:歯応えともちもち感
上新粉で作ったお菓子は、歯応えがあり、しっかりとしたもちもち感が特徴です。米の風味がしっかり感じられ、噛むほどに味わいが広がります。
この特性は、柏餅や草餅、ういろうなど、歯切れの良さが求められる和菓子にぴったりです。
製菓用米粉の食感:なめらかで軽い
製菓用米粉で作ったお菓子は、なめらかで口当たりが良く、軽い食感に仕上がります。粒子が細かいため、生地がきめ細かくなり、ふんわりとした仕上がりになります。
シフォンケーキやスポンジケーキ、クッキーなど、洋菓子に適しています。
パン用米粉の食感:ふわもち
パン用米粉で作ったパンは、ふんわりとしながらも、もちもちとした独特の食感が楽しめます。グルテンフリーでありながら、しっかりと膨らむように改良されています。
| 粉の種類 | 食感 | 向いているお菓子 |
|---|---|---|
| 上新粉 | 歯応えあり、もちもち | 柏餅、草餅、ういろう |
| 製菓用米粉 | なめらか、軽い | ケーキ、クッキー |
| パン用米粉 | ふわふわ、もちもち | 食パン、パンケーキ |
上新粉・白玉粉・もち粉・だんご粉の違い
米粉の仲間には、上新粉以外にも白玉粉、もち粉、だんご粉があります。それぞれの違いを理解して、料理に合わせて使い分けましょう。
白玉粉の特徴
原料:もち米
製法:もち米を水に浸し、石臼で水挽きして沈殿したものを乾燥させます。昔は寒い時期に作られていたため、「寒ざらし粉」とも呼ばれます。
食感:つるりとした食感で、やわらかく伸びがあります。冷やしても硬くなりにくいのが特徴です。
用途:白玉団子、大福、あんみつなど
もち粉の特徴
原料:もち米
製法:もち米を水洗い→乾燥→製粉して作ります。白玉粉よりもきめ細かいのが特徴です。
食感:粘り気があり、よく伸びます。お餅のような食感に仕上がります。
用途:大福、求肥(ぎゅうひ)、最中の皮など
だんご粉の特徴
原料:うるち米ともち米のブレンド
製法:うるち米ともち米を混ぜて製粉します。メーカーによってブレンド比率は異なります。
食感:上新粉のコシと、もち粉の粘りを併せ持ちます。加熱後にこねなくても程よい粘りが出ます。
用途:団子、みたらし団子など
| 粉の種類 | 原料 | 食感 | 代表的な和菓子 |
|---|---|---|---|
| 上新粉 | うるち米 | 歯切れ良い | 柏餅、ういろう |
| 白玉粉 | もち米 | つるんと滑らか | 白玉団子、大福 |
| もち粉 | もち米 | 粘りがあり伸びる | 求肥、大福 |
| だんご粉 | うるち米+もち米 | コシと粘りのバランス | 団子全般 |
- うるち米から作られるのは上新粉
- もち米から作られるのは白玉粉・もち粉
- 両方をブレンドしたのがだんご粉
米粉と上新粉の用途別使い分け
米粉と上新粉は、それぞれ得意な料理・お菓子が異なります。用途に合わせて適切な粉を選ぶことで、より美味しく仕上がります。
上新粉が向いている料理・お菓子
上新粉の歯応えのある食感を活かせる和菓子がおすすめです。
- 柏餅:しっかりした歯応えが美味しさの決め手
- 草餅:よもぎとの相性抜群
- ういろう:もっちりとした食感に
- ちまき:歯切れの良い仕上がりに
- かるかん:ふんわりもっちりした食感
- とろみ付け:揚げ物の衣、あんかけなど
製菓用米粉が向いている料理・お菓子
なめらかな食感を活かした洋菓子や、小麦粉の代用として幅広く使えます。
- シフォンケーキ:ふんわり軽い仕上がり
- スポンジケーキ:きめ細かく、しっとり
- パウンドケーキ:しっとりもっちり
- クッキー:サクサク、ホロホロ食感
- マフィン:軽くてふんわり
- 天ぷらの衣:サクサクに揚がる
パン用米粉が向いている料理
膨らみやすく改良されているため、パン作りに最適です。
- 食パン:ふんわりもちもち
- パンケーキ:もっちり食感
- ピザ生地:カリもち食感
- 蒸しパン:ふわふわに仕上がる
- 和菓子を作りたい→上新粉
- ケーキやクッキーを作りたい→製菓用米粉
- パンを作りたい→パン用米粉
- 団子を手軽に作りたい→だんご粉
米粉と上新粉は代用できる?注意点を解説
「上新粉がないから米粉で代用したい」「米粉の代わりに上新粉を使いたい」という場面もあるでしょう。代用は可能ですが、いくつかの注意点があります。
米粉と上新粉は互いに代用可能
米粉と上新粉は、どちらも同じうるち米から作られているため、基本的には代用可能です。味や風味に大きな違いはありません。
ただし、粒子の細かさや製法が異なるため、仕上がりや食感に差が出ることは覚えておきましょう。
米粉で団子を作ると?
製菓用米粉で団子を作ると、上新粉で作るより粘り気が少なく、軽い食感になります。歯応えのあるしっかりした団子が好みなら、上新粉やだんご粉を使う方が良いでしょう。
上新粉でケーキを作ると?
上新粉でケーキを作ると、弾力のある生地に仕上がります。製菓用米粉のようなふんわり軽い食感にはなりにくいため、しっとりもっちりした食感になります。
上新粉でパンを作ると?
上新粉で米粉パンを作ると、粒子の粗さからぼそぼそとした仕上がりになりがちです。膨らみにくく、米粉パン特有のふわもち食感は出にくくなります。
米粉パンを作るなら、必ず「パン用米粉」を使いましょう。
- 和菓子には上新粉がベスト(米粉代用可だが食感が変わる)
- 洋菓子には製菓用米粉がベスト(上新粉代用は食感が異なる)
- パン作りはパン用米粉が必須(上新粉での代用は非推奨)
米粉の種類と選び方ガイド
スーパーや製菓材料店に行くと、様々な米粉が並んでいて迷ってしまいますよね。ここでは、目的別の選び方をご紹介します。
製菓用米粉の選び方
ケーキやクッキーを作るなら、パッケージに「製菓用」「お菓子用」と書かれた米粉を選びましょう。代表的な製品には以下のものがあります。
- 共立食品「米の粉」:スーパーで手に入りやすい
- 富澤商店の製菓用米粉:きめ細かく使いやすい
- ホームメイドケーキ用米粉:初心者にもおすすめ
パン用米粉の選び方
米粉パンを作るなら、必ず「パン用」と明記された米粉を選んでください。特に「ミズホチカラ」という品種から作られた米粉は、膨らみやすくおすすめです。
- 熊本製粉「ミズホチカラ」:パン用に開発された品種
- 波里「お米の粉(パン用)」:新潟県産うるち米使用
- グリコ「こめの香」:ホームベーカリー対応
上新粉の選び方
和菓子作りには上新粉を選びましょう。スーパーの製菓コーナーで手軽に購入できます。
- 日清製粉「上新粉」:定番商品
- 玉三「上新粉」:昔ながらの製法
□ 作りたいものに合った種類か(製菓用・パン用・上新粉)
□ グルテンフリーが必要なら「グルテンフリー」表記を確認
□ 国産米100%かどうか
□ 賞味期限・保存方法を確認
米粉・上新粉を使った簡単レシピ
ここでは、米粉・上新粉それぞれの特性を活かした簡単レシピをご紹介します。
上新粉で作る基本の柏餅
- 上新粉:200g
- 砂糖:30g
- 熱湯:170〜180ml
- あんこ:200g
- 柏の葉:10枚
作り方
- ボウルに上新粉と砂糖を入れ、熱湯を少しずつ加えながら箸で混ぜる
- 手で触れる温度になったら、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねる
- 生地を10等分し、濡れ布巾をかけて蒸し器で15分蒸す
- 蒸しあがった生地をすりこ木でつき、再度こねてなめらかにする
- 平たく伸ばしてあんこを包み、柏の葉で包んで完成
製菓用米粉で作る簡単パウンドケーキ
- 製菓用米粉:100g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- 卵:2個
- 砂糖:80g
- バター(または米油):80g
作り方
- バターを溶かし、卵と砂糖をよく混ぜる
- 米粉とベーキングパウダーを加えてさっくり混ぜる
- 型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで40分焼く
- 竹串を刺して生地がつかなければ完成
だんご粉で作る簡単みたらし団子
- だんご粉:100g
- 水:80ml
- 【タレ】醤油:大さじ2、砂糖:大さじ3、片栗粉:大さじ1、水:100ml
作り方
- だんご粉に水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの柔らかさにこねる
- 12等分して丸め、沸騰したお湯で茹でる
- 浮いてきてから2分ほど茹で、冷水にとる
- タレの材料を小鍋に入れ、とろみがつくまで加熱
- 団子を串に刺し、タレをかけて完成
よくある質問(Q&A)
米粉と上新粉について、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 米粉と上新粉、どちらがグルテンフリー?
どちらもうるち米100%で作られているため、両方ともグルテンフリーです。小麦アレルギーの方でも安心して使えます。ただし、製品によってはグルテンが添加されているものもあるため、購入時は原材料表示を確認してください。
Q2. 上新粉は小麦粉の代わりに使えますか?
上新粉も小麦粉の代用として使えますが、製菓用米粉の方が適しています。上新粉は粒子が粗いため、ケーキなどでは仕上がりが重くなることがあります。
Q3. 白玉粉と上新粉の違いは何ですか?
最大の違いは原料です。白玉粉は「もち米」、上新粉は「うるち米」から作られます。白玉粉はつるんとやわらかい食感、上新粉は歯切れの良いしっかりした食感になります。
Q4. 上新粉の保存方法は?
開封前は常温で保存できます。開封後は密閉容器に入れて冷暗所で保存し、なるべく早く使い切りましょう。湿気を吸うとダマになりやすいため、乾燥剤を入れておくと安心です。
Q5. 上新粉がスーパーで見つかりません
上新粉は製菓コーナーや粉もの売り場にあることが多いです。見つからない場合は、製菓材料専門店(富澤商店、cottaなど)やオンラインショップで購入できます。
Q6. 米粉と上新粉の値段の違いは?
一般的に、製菓用・パン用米粉は上新粉よりもやや高価な傾向があります。製粉に手間がかかるためです。上新粉は比較的安価で、スーパーで200〜300円程度で購入できます。
Q7. 離乳食にはどちらを使えばいい?
離乳食には製菓用米粉がおすすめです。粒子が細かくなめらかなので、赤ちゃんにも食べやすい食感に仕上がります。おかゆに混ぜたり、蒸しパンにしたりと幅広く使えます。
Q8. 片栗粉の代わりに上新粉は使えますか?
とろみ付けには使えますが、片栗粉ほどの粘度は出ません。揚げ物の衣としては使えます。上新粉で衣を作ると、サクサクとした軽い食感になります。
Q9. 米粉のカロリーは小麦粉より低い?
米粉と小麦粉のカロリーはほぼ同じ(100gあたり約360kcal)です。カロリー面での大きな差はないため、アレルギー対応や食感の好みで選ぶのが良いでしょう。
Q10. 古い上新粉は使えますか?
賞味期限が切れた上新粉は、虫が発生したり、湿気で風味が落ちていることがあります。開封後1〜2ヶ月以内、未開封でも賞味期限内に使い切ることをおすすめします。
Q11. 上新粉で作った団子が硬くなってしまいます
上新粉で作った団子は冷めると硬くなりやすい特徴があります。対策として、砂糖を少し多めに加えるか、白玉粉やもち粉を少量混ぜると柔らかさが持続します。また、茹でた後すぐに冷水にとると硬くなりにくいです。
Q12. 上新粉と並新粉の違いは?
上新粉と並新粉は、ふるいにかけたときの粒度の違いです。粒度が細かいものが「上新粉」、少し粗いものが「並新粉」となります。一般的に販売されているのは上新粉で、並新粉はあまり見かけません。
Q13. 米粉で作ったお菓子が膨らみません
米粉にはグルテンが含まれていないため、小麦粉のようには膨らみません。米粉のお菓子を膨らませるコツは、ベーキングパウダーを少し多めに入れることと、卵をしっかり泡立てることです。メレンゲを活用すると、ふんわりとした仕上がりになります。
Q14. 上新粉で天ぷらを作るとどうなる?
上新粉で天ぷらの衣を作ると、サクサクとした軽い食感に仕上がります。小麦粉よりも油を吸いにくいため、カロリーを抑えたい方にもおすすめです。冷めてもべたつきにくいのが特徴です。
Q15. 米粉と上新粉の栄養価に違いはある?
栄養価に大きな違いはありません。どちらもうるち米から作られているため、炭水化物、タンパク質、ビタミンB群などの栄養素は同等です。100gあたり約360kcal、タンパク質は約6g含まれています。
Q16. 上新粉を使った料理で失敗しないコツは?
上新粉を使った和菓子作りで失敗しないコツは、熱湯を使うことと、蒸した後にしっかりこねることです。特に柏餅や草餅は、蒸し上がった後にすりこ木でついてから再度こねることで、なめらかな食感になります。
上新粉・米粉を使った応用レシピ
基本のレシピに慣れたら、ぜひ応用レシピにも挑戦してみてください。
上新粉で作るかるかん
かるかんは鹿児島の郷土菓子で、上新粉と山芋を使ったふんわりとした蒸し菓子です。
- 上新粉:100g
- 砂糖:80g
- 長芋(すりおろし):80g
- 水:50ml
- 卵白:1個分
作り方
- 長芋をすりおろし、砂糖を加えてよく混ぜる
- 卵白を角が立つまで泡立てる
- 上新粉と水を加えてさっくり混ぜ、メレンゲを加える
- 型に流し入れ、蒸し器で20分蒸す
製菓用米粉で作るシフォンケーキ
米粉シフォンケーキは、小麦粉で作るものよりもしっとりもちもちした食感が楽しめます。
- 製菓用米粉:70g
- 卵黄:3個分
- 卵白:4個分
- 砂糖:70g(卵黄用30g+メレンゲ用40g)
- 米油:30ml
- 牛乳または豆乳:50ml
作り方
- 卵黄に砂糖30gを加えて白っぽくなるまで混ぜる
- 米油、牛乳を順に加えて混ぜ、米粉を加えてさっくり混ぜる
- 卵白に砂糖40gを加えて角が立つまでメレンゲを作る
- メレンゲを3回に分けて生地に加え、さっくり混ぜる
- 型に流し入れ、170℃で35分焼く
- 焼き上がったら逆さにして完全に冷ます
米粉で作るもちもちクレープ
米粉で作るクレープは、もちもちとした食感が特徴。お好みの具材を包んで楽しめます。
- 製菓用米粉:50g
- 卵:1個
- 牛乳または豆乳:150ml
- 砂糖:大さじ1
- バター(溶かし):10g
作り方
- すべての材料をボウルに入れ、ダマがなくなるまで混ぜる
- フライパンを中火で熱し、薄く油をひく
- 生地をお玉1杯分流し入れ、薄く広げる
- 端が浮いてきたら裏返し、さっと焼いて完成
米粉と上新粉の購入場所・価格比較
米粉と上新粉は、様々な場所で購入できます。それぞれの購入場所と価格の目安をご紹介します。
スーパーで購入する場合
一般的なスーパーでは、製菓コーナーや粉もの売り場で購入できます。
| 商品 | 容量 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 上新粉(日清・玉三など) | 200g | 200〜300円 |
| 製菓用米粉(共立食品など) | 200g | 300〜400円 |
| 白玉粉 | 200g | 250〜350円 |
| だんご粉 | 200g | 200〜300円 |
製菓材料専門店で購入する場合
富澤商店、cotta(コッタ)、クオカなどの製菓材料専門店では、より専門的な米粉が手に入ります。パン用米粉や、特定の品種から作られた米粉など、種類が豊富です。
オンラインショップで購入する場合
Amazonや楽天市場などのオンラインショップでは、業務用サイズや、地方の製粉会社が作る米粉なども購入できます。大容量で購入すると、1gあたりの単価が安くなることが多いです。
初めて米粉を使う場合は、まず小容量(200g程度)を購入して試してみましょう。気に入ったら大容量を購入するのがおすすめです。また、開封後は湿気を吸いやすいため、密閉容器に移して冷暗所で保存してください。
米粉と小麦粉の違いも知っておこう
米粉と上新粉の違いを理解したところで、小麦粉との違いも押さえておきましょう。料理によって使い分けることで、より美味しく仕上げることができます。
米粉と小麦粉の基本的な違い
米粉と小麦粉の最大の違いはグルテンの有無です。小麦粉にはグルテンが含まれていますが、米粉には含まれていません。このグルテンがパンやケーキを膨らませる役割を果たしています。
| 比較項目 | 米粉 | 小麦粉 |
|---|---|---|
| グルテン | 含まない | 含む |
| 原料 | うるち米・もち米 | 小麦 |
| 食感 | もちもち | ふんわり |
| 油の吸収 | 吸いにくい | 吸いやすい |
| アレルギー | 小麦アレルギーOK | 小麦アレルギーNG |
小麦粉から米粉への置き換えについて
小麦粉を使うレシピで米粉に置き換える場合、いくつかのポイントがあります。
そのまま置き換えられるもの
- 天ぷらの衣:サクサクに仕上がる
- 唐揚げの衣:軽い食感になる
- とろみ付け:小麦粉と同様に使える
- ホワイトソース:ダマになりにくい
調整が必要なもの
- パン:パン用米粉を使い、レシピ調整が必要
- クッキー:水分量の調整が必要な場合がある
- ケーキ:メレンゲを活用すると膨らみやすい
米粉を使うメリット
米粉を使うことには、いくつかのメリットがあります。
1. グルテンフリーで体に優しい
小麦アレルギーの方や、グルテンフリー生活を実践している方でも安心して使えます。
2. 油を吸いにくい
天ぷらや唐揚げの衣に使うと、小麦粉より油を吸いにくいため、軽い仕上がりになります。カロリーを抑えたい方にもおすすめです。
3. ダマになりにくい
ホワイトソースやカスタードクリームを作る際、米粉はダマになりにくいため、初心者でも失敗しにくいです。
4. 国産原料で安心
米粉は国産のお米から作られていることが多く、原材料の産地がわかりやすいのも魅力です。
米粉の歴史と日本の食文化
米粉は日本の食文化と深く結びついています。その歴史を簡単にご紹介します。
米粉の始まりは奈良時代
日本の稲作は縄文時代(約2,200〜2,300年前)に伝わり、弥生時代に大きく広がりました。米から作った米粉の利用は、奈良時代から始まったと言われています。
江戸時代に和菓子が発展
江戸時代になると、茶道の発展とともに日本独自の和菓子が完成しました。上新粉や白玉粉を使った和菓子は、この頃から日本人に親しまれてきました。
現代の「新用途米粉」
近年は製粉技術の進歩により、小麦粉のように使える「新用途米粉」が開発されました。グルテンフリー需要の高まりとともに、米粉を使ったパンやお菓子が注目されています。
2000年代以降、食料自給率向上や米の消費拡大を目的として、政府も米粉の普及を推進しています。学校給食への米粉パン導入や、米粉商品の開発支援など、様々な取り組みが行われています。
地域ごとの米粉文化
日本各地には、米粉を使った郷土料理や和菓子があります。
- 鹿児島県:かるかん(上新粉と山芋を使った蒸し菓子)
- 新潟県:笹団子(上新粉で作った団子にあんこを包み、笹の葉で巻いたもの)
- 愛知県:ういろう(上新粉と砂糖で作る蒸し菓子)
- 京都府:八ツ橋(米粉で作る三角形の和菓子)
- 秋田県:きりたんぽ(うるち米を潰して焼いたもの)
米粉は日本人が長く親しんできた食材です。
和菓子から洋菓子、パンまで、幅広い料理に活用できる魅力的な素材です。
ぜひ地域の米粉料理にも注目してみてください。
米粉と上新粉を使う際のトラブルシューティング
米粉や上新粉を使った料理で困ったときの対処法をご紹介します。
生地がまとまらない場合
米粉や上新粉の生地がまとまらない場合は、水分が足りていない可能性があります。少しずつ水を足しながら、耳たぶくらいの柔らかさになるまで調整しましょう。逆に水分が多すぎるとベタベタになるため、粉を足して調整してください。
仕上がりが硬い場合
上新粉で作った和菓子が硬くなってしまった場合は、蒸し時間が足りないか、冷めてしまったことが原因として考えられます。温め直すか、砂糖の量を増やすと柔らかさが持続しやすくなります。また、白玉粉やもち粉を少量混ぜると、柔らかい仕上がりになります。
膨らみが足りない場合
米粉のケーキやパンが膨らまない場合は、以下の点を確認してください。
- ベーキングパウダーの量は適切か
- 卵はしっかり泡立てているか
- 生地を混ぜすぎていないか
- オーブンの温度は正確か
- パン用米粉を使っているか(パンの場合)
ダマができてしまう場合
米粉は小麦粉に比べてダマになりにくいですが、それでもダマができる場合は、液体を少しずつ加えながら混ぜるのがコツです。ふるいにかけてから使うと、さらにダマになりにくくなります。
まとめ|米粉と上新粉を使い分けて料理を楽しもう
この記事では、米粉と上新粉の違いから、白玉粉・もち粉・だんご粉との違い、それぞれの使い分け方まで詳しく解説してきました。最後に、ポイントをおさらいしましょう。
- 米粉も上新粉も「うるち米」から作られる
- 最大の違いは粒子の細かさ(米粉は細かく、上新粉は粗め)
- 上新粉は歯応えがあり、和菓子向き
- 製菓用米粉はなめらかで、洋菓子向き
- パン用米粉は膨らみやすく、パン向き
- 代用は可能だが食感に差が出る
- どちらもグルテンフリーで安心
・柏餅・草餅・ういろう→上新粉
・白玉団子・大福→白玉粉
・みたらし団子→だんご粉
・ケーキ・クッキー→製菓用米粉
・食パン・パンケーキ→パン用米粉
米粉と上新粉、それぞれの特性を理解すれば、料理やお菓子作りの幅がぐっと広がります。和菓子には上新粉、洋菓子には製菓用米粉、パンにはパン用米粉と、用途に合わせて使い分けてみてください。
初めて米粉や上新粉を使う方は、まず簡単なレシピから挑戦してみるのがおすすめです。上新粉なら団子やういろう、製菓用米粉ならクッキーやパウンドケーキから始めてみましょう。慣れてきたら、シフォンケーキや柏餅など、少し難易度の高いレシピにも挑戦してみてください。
どちらもグルテンフリーなので、小麦アレルギーの方や、グルテンフリー生活を実践している方にもおすすめです。国産の米から作られた米粉や上新粉を使えば、安心して美味しい料理を楽しめます。ぜひこの記事を参考に、米粉・上新粉を使った美味しいお料理を楽しんでくださいね。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。
※原材料や製造ラインの状況は商品ごとに異なり、変更される場合もあります。
※アレルギーの程度には個人差がありますので、必ずご自身で最新の成分表示を確認するか、主治医にご相談ください。

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