「小麦アレルギーだから、外食は諦めている」「グルテンフリー生活で、名古屋名物を楽しめない」——そんな悩みを抱えている方に、ぜひ知っていただきたいお店があります。
2024年11月22日、名古屋駅西口に誕生した「みちのり亭」。ここは、小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦といった穀物を一切使わない、完全グルテンフリーのお食事処です。唐揚げ、とんかつ、手羽先、味噌カツ、エビフライ——普通なら小麦粉が必須のこれらの料理を、グルテンフリーで提供しています。
私がみちのり亭を運営している理由。それは、グルテンフリーを必要とする方々に、安心して外食を楽しんでいただける場所を提供したいという想いからです。この記事では、みちのり亭の誕生ストーリー、オーナーnacoさんの想い、こだわり、メニュー、そしてこれから目指す未来について、詳しくお伝えします。
グルテンフリーのみちのり亭 誕生のストーリー – 店主nacoさんの想い
8年前に小麦アレルギーを発症したnacoさん
みちのり亭の店主であるnacoさんは、8年前に小麦アレルギーを発症しました。それまで普通に食べていたパン、パスタ、ラーメン、天ぷら——当たり前に楽しんでいた食事が、ある日突然、食べられなくなったのです。
nacoさんは当初、信じられなかったそうです。「今まで大丈夫だったのに、なぜ?」と。でも、医師の診断は明確でした。小麦を含む食品を避けなければならない。それが、nacoさんの新しい現実になりました。
大人になってからの食物アレルギー発症
大人になってから食物アレルギーを発症するケースは、実は珍しくありません。ストレス、体質の変化、環境要因など、様々な理由で突然発症することがあります。特に小麦アレルギーは、子供の頃は大丈夫でも、成人後に発症するケースが報告されています。nacoさんも、何の前触れもなく、突然アレルギー症状が現れたそうです。
外食の選択肢がない現実
nacoさんがグルテンフリー生活を始めて、最も困ったのが「外食」でした。
友人とのランチ、仕事の打ち合わせ、家族での外食——どこに行っても、「これ、小麦使ってますか?」と聞かなければならない。そして、ほとんどの場合、食べられるものが限られる。サラダだけ。白米だけ。そんな選択肢しかないことも多かったそうです。
私が思うに、グルテンフリー生活で最も辛いのは、「食べられない」ことではなく、「一緒に楽しめない」ことなのです。友人が美味しそうに唐揚げを食べている横で、サラダだけをつつく。家族が名古屋名物の味噌カツを楽しんでいるのを、ただ見ているだけ。この疎外感は、経験した人にしか分からないかもしれません。
日常生活のあらゆる場面で直面する困難
グルテンフリー生活の困難は、外食だけではありません。日常生活のあらゆる場面で、小麦が潜んでいることに気づかされます。
スーパーでの買い物では、すべての商品の原材料表示を確認しなければなりません。醤油には小麦が含まれているものが多く、カレールーにも小麦粉が使われています。「これなら大丈夫だろう」と思った商品でも、原材料表示を見ると「小麦を含む」と書いてあることが頻繁にあります。
調味料選びも大変です。一般的な醤油は小麦を使用しているため、グルテンフリー醤油(小麦不使用の醤油)を探さなければなりません。味噌も、小麦が添加されているものがあります。ドレッシング、ソース、だしの素——どれも原材料表示を細かくチェックする必要があります。
社交の場面でも気を使います。友人の結婚式、会社の飲み会、ホームパーティー——事前に「小麦アレルギーがあります」と伝えても、対応してもらうのは簡単ではありません。「じゃあサラダだけでいいですか?」と言われることも多く、申し訳ない気持ちと寂しい気持ちが入り混じります。
「みちのり弁当」から始まった挑戦
「自分と同じように困っている人のために、何かできないだろうか」——そう思ったnacoさんが始めたのが、「みちのり弁当」でした。2023年1月、名古屋市西区浄心で、グルテンフリーのお弁当屋を開業したのです。
すべての穀物(小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦)を厳格に除外し、調味料も小麦不使用のものを厳選。唐揚げ、とんかつ、チキン南蛮——普通なら小麦粉を使う料理を、米粉やその他のグルテンフリー食材で再現しました。
お客様の反応は、予想以上でした。「こんなに美味しいグルテンフリー弁当は初めて」「小麦アレルギーの子供が、初めて唐揚げを食べられた」——そんな声をいただくたびに、nacoさんは、やっていることは間違っていないと確信したそうです。
みちのり弁当は、テイクアウト専門の小さなお店でしたが、徐々に口コミで広がり、多くのお客様に支えられるようになりました。グルテンフリー生活者だけでなく、「健康のために」「家族のために」と購入してくださる方も増えていきました。
そして「みちのり亭」へ – 本当の夢を実現する
みちのり弁当の評判が広がる中で、nacoさんが思ったことがありました。「お弁当も良いけれど、やっぱりその場で、温かい料理を、みんなと一緒に食べられる場所が欲しい」と。
実は、みちのり弁当を始めたときから、nacoさんには大きな夢がありました。それは、「すべての人が気兼ねなく集い、『美味しい』の感動を分かち合える交流の場」を作ることです。
グルテンフリーの人も、そうでない人も、同じテーブルを囲んで、同じように料理を楽しめる空間。小麦アレルギーであることを気にせず、堂々と「これください」と注文できるお店。そんな場所を作りたい——その想いが、「みちのり亭」の誕生につながりました。
2024年11月22日、名古屋駅西口から徒歩約3分という好立地に、みちのり亭はオープンしました。28席の小さなお店ですが、ここにはnacoさんのすべての想いが詰まっています。
みちのり亭のこだわり – 完全グルテンフリーへの挑戦
「小麦不使用」ではなく「完全グルテンフリー」
みちのり亭は、単に「小麦を使わない」だけの店ではありません。すべての穀物(小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦)を完全に除外しています。
なぜここまで厳格にするのか?それは、nacoさん自身がアレルギー患者だからこそ分かる「安心」の重要性があるからです。「たぶん大丈夫」ではなく、「絶対に安心」。その確信を持って食事を楽しんでいただきたいという想いがあります。
みちのり亭の完全グルテンフリー基準
- 小麦 – 原材料に一切使用しません
- 大麦 – 原材料に一切使用しません
- ライ麦 – 原材料に一切使用しません
- オーツ麦 – 原材料に一切使用しません
- 調味料 – 醤油、味噌など、すべての調味料を小麦不使用のものに厳選
- できる限りの対策 – 調理器具、調理スペースを徹底管理
小麦アレルギーとセリアック病の違い
グルテンフリーが必要な方には、大きく分けて2つのケースがあります。「小麦アレルギー」と「セリアック病」です。
小麦アレルギーは、nacoさんが持っているもので、小麦に含まれるタンパク質に対する免疫反応です。症状は、皮膚のかゆみ、蕁麻疹、呼吸困難、消化器症状など様々で、重症の場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
セリアック病は、グルテン(小麦、大麦、ライ麦に含まれるタンパク質)によって小腸の粘膜が損傷される自己免疫疾患です。日本では比較的稀ですが、欧米では100人に1人程度の割合で存在すると言われています。
どちらのケースでも、グルテンフリーの食事が必要です。みちのり亭は、両方のケースに対応できるよう、すべての麦類を原材料から徹底的に除外しています。
コンタミネーションについて – 正直にお伝えします
グルテンフリーのお店を運営する上で、最も難しい課題が「コンタミネーション(微量混入)」です。ここでは、みちのり亭の現状と考え方を、正直にお伝えします。
みちのり亭が徹底していること:
- 原材料 – すべての原材料に、小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦は一切含まれていません
- 調味料 – すべての調味料を厳選し、小麦不使用のものを使用
- 専用の調理器具 – グルテンフリー専用の調理器具を使用
- 調理スペースの管理 – 調理前に徹底的に清掃
- 油の管理 – 揚げ物用の油も、グルテンフリー専用のものを使用
- 保管の分離 – 食材の保管も、グルテンフリー食材を厳格に管理
- スタッフ教育 – すべてのスタッフに、グルテンフリーの重要性を教育
ただし、現実的な課題もあります:
私たちは、原材料レベルでは麦類を完全に排除していますが、完全に小麦がない環境とは言い切れないのが現状です。
- 食材を運んでくる業者さんのトラックには、他の食材(小麦を含む商品)も積まれている可能性があります
- ダンボールなどの梱包材に、微量の小麦が付着している可能性があります
- 業者さんやお客様の衣服に、小麦粉が付着している可能性も否定できません
- 空気中を浮遊する微量の小麦粉を完全に防ぐことは、現実的には困難です
私が思うに、完全にリスクゼロの環境を作ることは、飲食店という性質上、極めて難しいというのが正直なところです。
みちのり亭では、自分たちができる限りの対策は徹底的に行っています。しかし、微量のコンタミネーションリスクを完全にゼロにすることはできません。
そのため、最終的な判断は、お客様ご自身にしていただきたいと考えています。
重要なお願い
みちのり亭は、原材料レベルでは完全グルテンフリーです。できる限りの対策も行っています。しかし、環境的なコンタミネーションリスクを完全にゼロにすることはできません。ご自身のアレルギーの程度、リスク許容度を考慮した上で、ご来店をご判断ください。不明な点があれば、遠慮なくお問い合わせください。
調味料へのこだわり
グルテンフリーを実現する上で、最も見落とされがちなのが「調味料」です。一般的な醤油には小麦が含まれていますし、市販の味噌にも小麦が使われていることがあります。だし、めんつゆ、ソース——普段何気なく使っている調味料の多くに、実は小麦が潜んでいるのです。
みちのり亭では、すべての調味料を厳選しています。醤油はグルテンフリー醤油(小麦不使用の醤油)、味噌も小麦を含まないものを使用。一つひとつの調味料の原材料表示を確認し、安全性を確かめた上で使用しています。
私が思うに、この「調味料へのこだわり」こそが、みちのり亭の料理の美味しさの秘密です。グルテンフリーだからといって、味を妥協することはありません。むしろ、厳選した調味料を使うことで、素材本来の味が引き立ち、深みのある料理が生まれると感じています。
米粉の特性と調理の工夫
グルテンフリー料理の主役となるのが「米粉」です。小麦粉の代わりに米粉を使うことで、揚げ物や衣料理を再現できます。
ただし、米粉は小麦粉とは特性が大きく異なります。小麦粉に含まれるグルテンは、生地に粘りと弾力を与える役割を持っていますが、米粉にはグルテンが含まれません。そのため、単純に小麦粉を米粉に置き換えるだけでは、同じような食感は得られないのです。
私が思うに、米粉料理の成功の鍵は「米粉の特性を理解し、それに合わせた調理法を開発すること」です。みちのり亭では、2023年のみちのり弁当開業以来、試行錯誤を重ねてきました。米粉の配合比率、水分量、揚げ油の温度、揚げ時間——細かな調整を繰り返すことで、小麦粉に負けない「サクサク」「カリッと」した食感を実現しています。
名古屋名物をグルテンフリーで再現
みちのり亭の大きな特徴の一つが、名古屋名物のグルテンフリー化です。
名古屋といえば、手羽先、味噌カツ、エビフライ——どれも小麦粉を使う料理ばかり。グルテンフリー生活をしている人にとって、名古屋観光で「名古屋めし」を楽しむことは、ほぼ不可能でした。
でも、私は思いました。「名古屋に住んでいる人、名古屋を訪れる人が、グルテンフリーでも名古屋名物を楽しめたら、どんなに嬉しいだろう」と。
そこで、みちのり亭では、名古屋名物をグルテンフリーで再現することに挑戦しました。
| 名古屋名物 | みちのり亭でのグルテンフリー化 |
|---|---|
| 手羽先 | 通常は小麦粉をまぶして揚げますが、みちのり亭では米粉を使用。外はカリッと、中はジューシーな手羽先を実現しています。甘辛いタレもグルテンフリー醤油ベースで作っています。 |
| ロース味噌カツ | 衣には米粉を使用し、サクサクの食感を実現。名古屋独特の濃厚な味噌ダレも、小麦不使用の味噌で再現しています。グルテンフリーでも、名古屋の味を楽しんでいただけます。ロース味噌かつ御膳は1,850円で提供しています。 |
| 大海老フライ | パン粉の代わりにグルテンフリーのパン粉を使用。大きなエビを贅沢に使い、サクサクの衣とプリプリのエビの食感を楽しめます。大海老フライ御膳は2,400円で提供しています。 |
これらの料理を初めて試作したとき、私自身が驚きました。「グルテンフリーでも、ここまで美味しくできるんだ」と。そして、この驚きと感動を、一人でも多くの方に味わっていただきたいと思ったのです。
みちのり亭のメニュー – グルテンフリーで和食の魅力を存分に
定食(御膳)スタイルで楽しむグルテンフリー
みちのり亭のメニューは、定食(御膳)スタイルです。メインの料理に加えて、季節の副菜が数品ついてきます。
私が定食スタイルにこだわった理由は、「バランスの良い食事を楽しんでいただきたい」という想いがあるからです。グルテンフリー生活をしていると、どうしても栄養バランスが偏りがちになります。主食が限られる、外食で選択肢が少ないなど、制約が多いからです。
だからこそ、みちのり亭では、一つの御膳で多彩な料理を楽しめるようにしました。野菜、たんぱく質、発酵食品——体に必要な栄養をバランス良く摂取できる献立を心がけています。
充実のメニューラインナップ
みちのり亭では、様々な定食(御膳)メニューを提供しています。すべて、みちのり弁当で培ったノウハウを活かし、グルテンフリーで再現した自信作です。
みちのり亭の主要メニュー(2025年11月時点)
黒毛和牛すき焼き御膳:¥2,400
甘辛い割り下で煮込んだすき焼き。グルテンフリー醤油と砂糖、みりんで作った割り下は、伝統的なすき焼きの味わいそのままです。黒毛和牛の柔らかさと旨味を存分に楽しめます。
大海老フライ御膳:¥2,400
大きなエビを贅沢に使った海老フライ。グルテンフリーのパン粉を使用していますが、サクサクの衣とプリプリのエビの食感は、通常の海老フライと変わりありません。
ロースカツ御膳:¥1,850
サクサクの衣と、柔らかいお肉のコントラストが絶品。グルテンフリーのパン粉を使用していますが、通常のとんかつと変わらない食感を楽しめます。味噌カツバージョンも人気です。
おにぎり御膳:¥1,180
グルテンフリー生活者にとって「安心して食べられるおにぎり」は貴重です。具材から調味料まで、すべてグルテンフリー。シンプルだからこそ、安心して食べられます。
※ご飯・汁の変更は+¥300で可能です。
グルテンフリーの定食に華を添える副菜たち
みちのり亭の副菜は、不定期によって変わります。その時々のや野菜等を使い、その時期ならではの味わいを提供しています。
私が思うに、和食の素晴らしさは、この「季節感」にあります。春には春の野菜、夏には夏の野菜。旬の食材を使うことで、栄養価も高く、美味しさも格別です。グルテンフリーであることを忘れてしまうほど、豊かな食卓を演出できると感じています。
みちのり亭の副菜例(季節により変動)
- 季節の煮物
- おひたし・和え物
- 漬物
- 小鉢(豆腐料理や卵料理など)
- 味噌汁
すべての料理が、小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦不使用です。
おにぎりも人気
みちのり亭では、定食だけでなく、おにぎりも提供しています。グルテンフリー生活をしている方にとって、「安心して食べられるおにぎり」は貴重です。
コンビニのおにぎりは、具材に小麦が含まれていることが多いのです。ツナマヨの「マヨネーズ」、鮭おにぎりの「調味料」——原材料表示を見ると、意外なところに小麦が使われています。
みちのり亭のおにぎりは、具材から調味料まで、すべてグルテンフリー。シンプルだからこそ、安心して食べられる——そんなおにぎりを提供しています。
みちのり亭の店内 – 温かく、居心地の良い空間【名古屋駅すぐ】
名古屋駅西口から徒歩約3分の好立地
みちのり亭は、名古屋市中村区椿町8-7の2階にあります。JR名古屋駅の太閤通口(西口)から徒歩約3分、大変アクセスしやすい場所です。
私がこの場所を選んだ理由は、「より多くの人に来ていただきたい」という想いがあったからです。駅から近ければ、名古屋在住の方はもちろん、観光や出張で訪れた方も気軽に立ち寄れます。グルテンフリーの選択肢を、もっと身近なものにしたかったのです。
28席の温かい空間
みちのり亭の店内は、テーブル席とカウンター席を合わせて、合計28席です。大きなお店ではありませんが、その分、一人ひとりのお客様に丁寧に対応できると私は思っています。
店内は、温かみのある和の雰囲気を大切にしています。グルテンフリーという「制約」を感じさせない、リラックスできる空間——それが、私が目指した店内の雰囲気です。カフェのようなおしゃれな雰囲気も取り入れており、和モダンな落ち着いた空間になっています。
みちのり亭 店舗情報
- 住所:〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町8-7 2階
- アクセス:JR名古屋駅 太閤通口(西口)より徒歩約3分
- 営業時間:
- ランチ:11:00〜15:00(ラストオーダー 14:00)
- ディナー:18:00〜22:00(ラストオーダー 21:00)
- 定休日:不定休
- 席数:28席
- 電話:052-433-6070
- Instagram:@gf_michinori_tei
一人でも、家族でも、気軽に
カウンター席があるので、一人でのランチにも気軽に利用できます。また、テーブル席は家族連れやグループでの食事にも対応しています。
私が思うに、グルテンフリーのお店は「特別な場所」ではなく、「日常的に使える場所」であるべきです。ちょっとしたランチに、仕事帰りのディナーに、家族との食事に——そんな風に、気軽に立ち寄っていただける存在でありたいと思っています。
お客様の声 – みちのり亭に寄せられた想い
小麦アレルギーのお子様を持つ親御さんから
オープン以来、多くのお客様から温かいお言葉をいただいています。特に印象に残っているのは、小麦アレルギーのお子様を持つ親御さんからのメッセージです。
「子供が生まれて初めて、外で唐揚げを食べられました。涙が出るほど嬉しかったです」——そんな言葉をいただいたとき、私自身も涙が出そうになりました。
小麦アレルギーのお子様は、学校給食でも特別対応が必要で、友達と同じものを食べられないことが多いのです。外食でも選択肢が限られ、「これは食べちゃダメ」と言われ続ける日常。そんな中で、みちのり亭で「何でも食べていいよ」と言える安心感——親御さんにとっても、お子様にとっても、かけがえのない体験だったのだと思います。
グルテンフリー生活を送る方から
「名古屋で、こんなにちゃんとしたグルテンフリーのお店ができて嬉しい」「やっと安心して外食できる場所が見つかった」——グルテンフリー生活を送っている方からも、多くの声をいただいています。
私が思うに、「安心して食べられる」という当たり前のことが、どれほど貴重か。みちのり亭が、そんな方々の居場所になれていることが、何よりも嬉しいのです。
グルテンフリーではない方からも
嬉しいことに、小麦アレルギーではない方からも「美味しい」という評価をいただいています。
「グルテンフリーだと知らずに食べたけど、普通に美味しかった」「健康のために選んだけど、満足度が高い」——そんな声は、私にとって最高の褒め言葉です。
私が思うに、グルテンフリーは「制限食」ではなく、「選択肢の一つ」であるべきです。アレルギーの有無に関わらず、「美味しいから」「体に良さそうだから」という理由で選んでいただける——そんなお店を目指しています。
グルテンフリー生活のリアル – nacoさんの8年間の経験から
グルテンフリー生活は大変だけど、不可能ではない
ここまで、みちのり亭のことをお話ししてきましたが、少しオーナーnacoさんのグルテンフリー生活についてもお話しさせてください。
正直に言うと、グルテンフリー生活は大変です。外食の選択肢が限られる、食品の原材料表示を常にチェックしなければならない、「小麦不使用」と書いてあっても醤油に小麦が入っている——日常生活のあらゆる場面で、気を配る必要があります。
でも、不可能ではありません。工夫次第で、美味しい食事は楽しめます。そして、何より大切なのは、「グルテンフリー生活を頑張っている自分を認めてあげる」ことだとnacoさんは語ります。
日本のグルテンフリー事情
日本は、欧米諸国に比べると、グルテンフリーの選択肢がまだまだ少ないのが現状です。
アメリカやヨーロッパでは、スーパーに行けば「Gluten-Free」のコーナーが設けられており、パン、パスタ、お菓子など、様々なグルテンフリー商品が手に入ります。レストランでも、グルテンフリーメニューを提供しているところが多く、外食の選択肢が豊富です。
一方、日本では、グルテンフリー商品を扱っているスーパーは限られており、価格も高めです。外食でグルテンフリー対応のお店を探すのも、特に地方都市では困難です。
ただ、少しずつ状況は変わってきています。健康志向の高まりとともに、グルテンフリー商品を扱うお店が増えてきました。オンラインショップでも、様々なグルテンフリー商品を購入できるようになりました。
私が思うに、みちのり亭のような専門店が増えることで、日本のグルテンフリー環境は少しずつ改善していくと信じています。
名古屋のグルテンフリー環境について
名古屋には、グルテンフリー対応のお店がまだまだ少ないのが現状です。東京や大阪に比べると、選択肢は限られています。
ただ、名古屋には「名古屋めし」という素晴らしい食文化があります。手羽先、味噌カツ、ひつまぶし、きしめん——これらをグルテンフリーで楽しめたら、名古屋の魅力がもっと多くの人に伝わるはずです。
みちのり亭は、名古屋のグルテンフリー環境を改善する第一歩だと私は考えています。まずは私たちが、グルテンフリーで名古屋名物を提供することで、「グルテンフリーでも美味しい名古屋めしは作れる」ということを証明したいのです。
グルテンフリーコミュニティの大切さ
グルテンフリー生活を送る上で、nacoさんが救われたのは「同じ悩みを持つ人たちとのつながり」でした。
SNSで情報交換したり、グルテンフリー対応のお店を教え合ったり、新しいレシピをシェアしたり——そんなコミュニティの存在が、孤独感を和らげてくれました。
みちのり亭も、そんなコミュニティの一部になれたらと思っています。お店に来ていただくお客様同士が、情報交換したり、励まし合ったりできる場所。グルテンフリー生活者の「居場所」のような存在になれたら、これ以上嬉しいことはありません。
みちのり弁当との連携 – お弁当でもグルテンフリーを
浄心で続く「みちのり弁当」
みちのり亭の原点とも言える「みちのり弁当」は、名古屋市西区浄心で営業を続けています。2023年1月に開業し、グルテンフリーのお弁当専門店として、多くのお客様に支えられてきました。
こちらでは、グルテンフリーのお弁当を提供しており、ランチや夕食のお持ち帰りに対応しています。みちのり亭で提供しているメニューの多くは、みちのり弁当で培ったレシピをベースにしています。
私が思うに、「お弁当」と「お食事処」は、それぞれ異なる役割を持っています。お弁当は、自宅やオフィスで手軽にグルテンフリーの食事を楽しめる便利さがあります。一方、お食事処は、その場で温かい料理を、人と一緒に楽しめる体験があります。
みちのり弁当とみちのり亭、両方を運営することで、より多くの方に、より多様な形でグルテンフリーの食事を提供できると考えています。
みちのり弁当の2年間の歩み
みちのり弁当を2023年1月に開業してから、約2年が経ちました。最初は小さなテイクアウト専門店でしたが、徐々に口コミで広がり、多くのお客様に来ていただけるようになりました。
この2年間で学んだことは、「グルテンフリーを必要としている人は、思った以上に多い」ということです。小麦アレルギー、セリアック病、グルテン過敏症——様々な理由でグルテンフリーを必要としている方がいます。そして、その多くが「安心して食べられる場所」を探しています。
みちのり弁当での経験が、みちのり亭の開業につながりました。お客様の声を聞き、ニーズを理解し、それに応える形で、お食事処という新しい形態にチャレンジしたのです。
オンラインでも購入可能
みちのり弁当は、公式ウェブサイト(https://gf-michinori.jp/)からもご注文いただけます。名古屋にお住まいの方はもちろん、遠方の方にも配送対応しています。
「みちのり亭に行きたいけど、名古屋は遠い」「定期的にグルテンフリーのお弁当を取り寄せたい」——そんな方々にも、みちのり弁当をご利用いただければ嬉しいです。
グルテンフリー食材の選び方ガイド
原材料表示の読み方
グルテンフリー生活で最も重要なスキルは、「原材料表示を正しく読む」ことです。
日本では、食品表示法により、特定原材料7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)を含む食品には、必ずその旨を表示しなければなりません。つまり、小麦が含まれている場合は、必ず「小麦を含む」と表示されています。
ただし、注意すべき点があります。「大麦」「ライ麦」「オーツ麦」は、特定原材料に含まれていないため、表示義務がありません。セリアック病の方や、すべての麦類にアレルギーがある方は、「小麦不使用」だけでなく、原材料全体を確認する必要があります。
意外なところに潜む小麦
グルテンフリー生活を送る中で、意外なところに小麦が潜んでいることがあります:
- 醤油 – ほとんどの醤油には小麦が含まれています。「たまり醤油」や「グルテンフリー醤油」を選びましょう
- カレールー – 市販のカレールーには小麦粉が使われています
- ドレッシング – 醤油ベースのドレッシングには小麦が含まれることがあります
- お菓子 – クッキーやケーキだけでなく、チョコレートにも小麦が含まれることがあります
- 加工肉 – ハムやソーセージに、つなぎとして小麦が使われることがあります
- 麦茶 – 大麦から作られているため、厳格なグルテンフリーが必要な方は避けるべきです
おすすめのグルテンフリー食材
日常的に使えるグルテンフリー食材をご紹介します:
グルテンフリー食材リスト
- 米粉 – 小麦粉の代わりに使える万能食材
- 片栗粉 – とろみづけや揚げ物の衣に
- 米麺(フォー、ビーフンなど) – パスタや麺の代わりに
- そば粉100%の十割そば – つなぎに小麦を使っていないもの
- グルテンフリー醤油 – 小麦不使用の醤油
- 米味噌 – 小麦が添加されていない味噌
- グルテンフリーパスタ – 米粉やとうもろこし粉から作られたパスタ
よくある質問 – みちのり亭について
Q1: 予約は必要ですか?
A: みちのり亭では予約を受け付けておりません。そのため、ご来店いただいたから順次お席にご案内しております。11時オープンですが、店内が準備出来次第11時前でもお席にご案内させていただきます。2名以上でご来店の時は、人数がおそろいになってからのお席へのご案内になります。ランチタイムは特に混雑することが多いですので、お待ちいただくこともあるかと思いますがよろしくお願いします。
Q2: すべてのメニューがグルテンフリーですか?
A: はい、みちのり亭のすべてのメニューが完全グルテンフリーです。小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦を原材料に一切使用していません。調味料もすべてグルテンフリーのものを使用しています。
Q3: テイクアウトはできますか?
A: テイクアウトについては、みちのり弁当(名古屋市西区浄心)をご利用ください。みちのり亭は基本的にお食事処としての営業となっています。
Q4: 駐車場はありますか?
A: 専用駐車場はございませんが、名古屋駅周辺には多数のコインパーキングがあります。公共交通機関でのご来店をおすすめします。
Q5: 子供連れでも大丈夫ですか?
A: もちろん大丈夫です。小麦アレルギーのお子様をお持ちの親御さんには、安心してお食事を楽しんでいただけると思います。
名古屋をグルテンフリーの街へ – みちのり亭のビジョン
名古屋を「 グルテンフリー」で楽しめる街に
私には、大きな夢があります。それは、「名古屋をグルテンフリーの街にする」ことです。
名古屋にグルテンフリーのお店が増えれば、日本全国から「グルテンフリー」を求めて、名古屋へ足を運んでくださるお客様がきっと増えるはずです。
もし、名古屋の飲食店が、少しずつグルテンフリー対応を進めてくれたら。もし、名古屋が「グルテンフリーでも安心して観光できる街」として知られるようになったら——そんな未来を、私は描いています。
みちのり亭は、その第一歩です。まずは私たちが、グルテンフリーで名古屋名物を提供することで、「グルテンフリーでも美味しい名古屋めしは作れる」ということを証明したいのです。
グルテンフリーの選択肢を増やしたい
私が思うに、グルテンフリー対応が広がらない理由は、「需要がない」からではなく、「知られていない」「難しいと思われている」からだと感じています。実際、グルテンフリー対応は決して簡単ではありません。調味料の選定、コンタミネーション対策、メニュー開発——多くの工夫と努力が必要です。
でも、不可能ではありません。みちのり亭が、その実例を示せたらと思っています。「グルテンフリー対応は、こうすればできる」というモデルケースとして、他の飲食店の方々の参考になれば嬉しいです。
アレルギーの有無に関わらず、一緒に食事を楽しめる社会へ
私の最終的な夢は、「アレルギーの有無に関わらず、みんなが一緒に食事を楽しめる社会」を作ることです。
小麦アレルギーの人が、友人と同じレストランに行っても、食べられるものがない。家族で外食しても、一人だけ別メニュー。そんな「分断」を、私は無くしたいのです。
みちのり亭では、グルテンフリーの人も、そうでない人も、同じメニューを楽しめます。「私はこれしか食べられない」ではなく、「私もこれが食べたい」——そんな選択ができる場所です。
この小さな一歩が、いつか大きな変化につながると、私は信じています。
これからのみちのり亭 – 私の想いと展望
もっと多くの人に知ってもらいたい
みちのり亭は、2024年11月22日にオープンしたばかりの、新しいお店です。まだまだ知らない方も多いと思います。
私の今の目標は、「グルテンフリーで困っている人に、みちのり亭の存在を知ってもらうこと」です。名古屋在住の方はもちろん、名古屋を訪れる観光客の方、出張で来られる方——そんな方々に、「名古屋にはグルテンフリーの和食店がある」ということを知っていただきたいのです。
SNS(Instagram: @gf_michinori_tei)でも情報発信をしていますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。日々のメニュー、お客様の声、グルテンフリー生活のヒントなど、様々な情報をシェアしています。
メニューをもっと充実させたい
今後は、メニューをさらに充実させていきたいと考えています。
名古屋名物のさらなるグルテンフリー化(ひつまぶし、きしめんなど)、季節限定メニューの開発、デザートメニューの追加——やりたいことは山ほどあります。
私が思うに、グルテンフリーだからといって、選択肢が少なくていい理由はありません。むしろ、「グルテンフリーでも、こんなに豊富な選択肢がある」と驚いていただけるようなお店にしたいのです。
グルテンフリーの輪を広げたい
最終的には、みちのり亭を通じて、名古屋全体、そして日本全体にグルテンフリーの輪を広げたいと思っています。
飲食店向けのグルテンフリー研修を開催したり、グルテンフリー食材の仕入先情報をシェアしたり、レシピを公開したり——私たちの知識と経験を、惜しみなく共有したいと考えています。
「みちのり亭が成功したから、うちもグルテンフリー対応を始めてみよう」——そんな飲食店が一つでも増えたら、それは私にとって最高の喜びです。
まとめ – みちのり亭で、あなたをお待ちしています
ここまで、みちのり亭について、たくさんお話しさせていただきました。オーナーnacoさんの想い、こだわり、夢——すべてを詰め込んだお店、それがみちのり亭です。
みちのり亭が大切にしていること
- 完全グルテンフリー – 原材料に小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦を一切使用しない
- 安心・安全 – すべての調味料を厳選し、できる限りの対策を徹底
- 正直な情報提供 – コンタミネーションリスクについても正直にお伝えし、判断はお客様に委ねる
- 美味しさ – グルテンフリーだからといって、味を妥協しない
- 名古屋名物 – 手羽先、味噌カツなど、名古屋めしをグルテンフリーで再現
- バランスの良い食事 – 定食スタイルで、栄養バランスを考えた献立
- 温かい雰囲気 – アレルギーの有無に関わらず、誰もが居心地良く過ごせる空間
こんな方に来ていただきたい
みちのり亭は、こんな方々に特におすすめです:
- 小麦アレルギーの方 – 原材料レベルで安心して外食を楽しんでいただけます
- グルテンフリー生活を送っている方 – 制限を感じさせない豊富なメニュー
- 小麦アレルギーのお子様をお持ちの親御さん – お子様も安心して食事できます(ただし、重度の場合は事前にご相談ください)
- 健康志向の方 – グルテンフリーに興味がある方も大歓迎
- 名古屋観光の方 – グルテンフリーで名古屋めしを楽しめます
- 名古屋出張の方 – 駅近で、ランチ・ディナーともに利用可能
あなたのご来店を、心よりお待ちしています
私がみちのり亭を運営している理由は、店主nacoさんが8年前に小麦アレルギーを発症し、「安心して外食できる場所がない」という辛い経験をしたことがきっかけでした。
でも今、その経験は、同じ悩みを持つ方々に喜んでいただける場所を作る原動力になっています。みちのり亭に来てくださったお客様の笑顔を見るたびに、「このお店を作って良かった」と心から思います。
グルテンフリー生活は、決して楽ではありません。でも、一人じゃない。同じ悩みを持つ仲間がいて、理解してくれる人がいて、安心して食事できる場所がある。そう感じていただけたら、私はとても嬉しいです。
名古屋駅西口から徒歩約3分、みちのり亭でお待ちしています。初めての方も、グルテンフリーではない方も、どうぞお気軽にお越しください。温かい和食と、心からの「いらっしゃいませ」で、あなたをお迎えします。
みちのり亭で、あなたにお会いできる日を楽しみにしています。
📍 みちのり亭 アクセス・お問い合わせ
住所
〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町8-7 2階
アクセス
JR名古屋駅 太閤通口(西口)より徒歩約3分
営業時間
ランチ:11:00〜15:00(L.O. 14:00)
ディナー:18:00〜22:00(L.O. 21:00)
定休日
不定休(Instagram等でご確認ください)
お問い合わせ
TEL: 052-433-6070
Instagram
@gf_michinori_tei
公式サイト
https://gf-michinori.jp/pages/michinori-tei
みちのり弁当(通販)
https://gf-michinori.jp/

コメント